経営者インタビュー 平野敦士カール氏(株式会社ネットストラテジー 代表取締役社長)Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 平野敦士カール氏(株式会社ネットストラテジー  代表取締役社長)Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、ネットストラテジーの代表取締役社長、平野敦士カール氏です。ベストセラー「プラットフォーム戦略」の著書であり、「ビジネス集中講義シリーズ」など、経営者必読の本を多く執筆されています。そんな平野敦士カール氏の生の声が聴けるインタビューは、経営者の皆様にとって多くのヒントを得ていただけることでしょう。(2017年1月配信)


前回に続き、平野敦士カール氏(ネットストラテジー代表取締役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:話は変わるのですが、平野さんはコーヒー牛乳を毎回毎回飲んでいる人なのです。教授にしてはお茶目な一面だと思うのですが(笑)。他に何か好きなこととか、好きなものとかはございますか?

平野敦士カール:食べ物とかですか?

新谷哲:何でも構いません。

平野敦士カール:コーヒー牛乳はもう必須のものです。あとは悪い習慣で、たばこがずっとやめられなくて。やめる気もないのですけれども…。たばことコーヒー牛乳を飲んで、本を読むと、あるいは書くというのが非常に自分にとっては幸せな時間だという感じですね。あとは肉類とか、何でも食べますけど、結構自分で作るのも好きです。

新谷哲:料理をされるのですね。

平野敦士カール:料理はものすごい、自分でいうのもあれですけど得意なので、最後は料理本でいこうかなと思っています(笑)

新谷哲:じゃあ、料理本のプラットフォーム戦略の本ですか(笑)

平野敦士カール:それは冗談ですが。でも料理は、結構効率的な仕事の仕方を考える上で非常に役立つのです。例えば、同時進行で何かをやるということを多分主婦の方はやられていて。洗い物をしながら、煮物をやったりとか、焼き物をやったりとか。その時間配分とか。そういったものをものすごく効率的にやるのは、実は主婦の方というのは長けているのではないかなと実感できます。あとスーパーも行きますので、物価。例えば野菜がどのぐらい上がっているのかを肌で感じるようにしていて。今レタスとか急激に上がったりとか。経済というのを現場で見るという言い方はあれですが、実態で見るようにはしていますね。あとは寝ることですかね。

新谷哲:料理でもビジネスというか、経済を見ていらっしゃるというお話しで、さすが平野敦士カール氏はちょっと違うのだなと感じます。

平野敦士カール:でも面白いですよ。

新谷哲:ちょっとまた少し違う質問ですが、今後未来に向かって、経営者はどのようなビジネスモデルを作っていくべきかというのは、どうお考えでいらっしゃいますか?

平野敦士カール:最近思うのは、一部上場会社さんを始め色々な会社へコンサルティングをしているのですが、新規事業をいくつか立ち上げる中で、なかなか実行に移せないのですよね。検討に次ぐ検討をして、「やっちゃえばいいのにな」と思うようなことでも、意外とリスクを潰していく。それが日本の企業の特徴なのです。

ただ社長がすごく思い入れがあったりすると、一気に進んでしまったりとか、結構そういう心理的な部分があります。そういう中で逆に今、日本企業は元気がない訳です。世界的にも日本の企業は落ちていますし、GDPなんかもそうです。1人当たりGDPは26位ですから、アジアでも先進国の最低のレベルに落ちてしまっている訳です。これも国の政策が悪いということももちろんあるのですけど、誰かのせいにするよりは、まさに自らを変えなければいけないというのが今の企業のトップが考えなければいけないことだと思います。いつまでも計画していないで、なるべく実行をスムーズにして。

ビジネスモデルを作るのは重要で、非常に大切なのですが、それをいかに実行するか、その実行フレーズというのはもっと重要です。特にインターネットが今普及しましたので、「駄目だったらやめる」「10個ぐらい立ち上げて、1個ぐらい成功する」くらいでもかなり確率は高いと思うのです。ベンチャーなんて千三つと言われている世界な訳ですから。最近はそうでもないです。ですのでもっと実行をやらせてみるということが、僕は必要なのではないかなという気はしますよね。

新谷哲:じゃあ、経営者様達にも是非どんどん実行していただくというのが良いということですね。

平野敦士カール:本当そうだと思います。今ベンチャーキャピタルを含めて、投資をしたい人は山ほどいるのですが、やりたいという人が非常に少ない。これが最大の問題だと思うのです。

なぜかというと、何か失敗した時にもう二度と立ち上がれないような社会というか、そういうものになってしまっているのです。もっと失敗しても立ち上がれるような社会にしないといけない。何かやらないで、なるべく何もやらないほうが出世するような、そういうカルチャーというのがやっぱりまだまだ強いと思うので。そこを経営者の皆さんには、「やって失敗したほうが、やらないで何もしない人よりも高く評価する」、そういうカルチャーに変えていっていただきたいなと思うのです。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]平野敦士カール氏(ネットストラテジー 代表取締役社長)
経営コンサルタント 株式会社ネットストラテジー代表取締役社長、社団法人プラットフォーム戦略協会代表理事。

麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。日本興業銀行、NTTドコモiモード企画部担当部長を経て2007年ハーバードビジネススクールHagiu准教授とコンサルティング&研修会社㈱ネットストラテジーを創業し社長に就任。米国イリノイ州生まれ。ハーバードビジネススクール招待講師、早稲田MBA非常勤講師、BBT大学教授、楽天オークション取締役、タワーレコード取締役 ドコモ・ドットコム取締役を歴任。米国・中国・韓国・シンガポール他海外での講演多数。

平野敦士カール氏著書に『プラットフォーム戦略』(東洋経済新報社)、「ビジネスモデル超入門」(ディスカヴァー21)『新・プラットフォーム思考』『シリーズ 経営戦略・ビジネスモデル・マーケティング・金融・ファイナンス』(朝日新聞出版)など多数。韓国台湾中国タイなど海外でも翻訳出版されている。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、ネットストラテジーの代表取締役社長、平野敦士カール氏の経営者インタビューを取り上げました。

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