経営者インタビュー 前田出氏(一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事) Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 前田出氏(一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事) Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、前田出氏(一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事)です。協会ビジネスの第一人者である、前田出氏にお越しいただきました。ホビークラフトで作り上げた認定講師が活躍する仕組みをビジネスモデルとして、2007年より他の業態に「新・家元制度」を提唱されています。ミュージカル劇団、街づくり、インテリアコーディネーター、選挙のプロデュースなど、様々な経験が現在のビジネスの成功につながっていくストーリーは、大変興味深い内容となっております。前田出氏の語る、事業を大きく発展させるための「仕組みづくり」とは? 企業成長を目指す経営者の皆様は必聴です!

(2017年6月配信)



前回に続き、前田出氏(一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:では、コロネットを設立する前に、押し花の協会を作ったのですか?

前田出:押し花の場合は、すでに新・家元制度、協会ビジネスの原型があったのです。押し花の先生を育成し、押し花の先生に教材を販売するというモデル。日本ヴォーグ社というのは、それにプラスして、本を作るなど色々していたのですが、教えるビジネスだけでは限界がありました。そこで、「教える人の中から商品を作ることをやろう」ということになり、教える先生を選抜。その中で結婚式のブーケを、押し花で残す記念日額を作る会社を作りました。これがコロネットです。「先生という教える人から、押し花額という商品を作るデザイナーにするビジネスをやろう」ということになり、ゼクシーとかに広告を出して、3億円ぐらいのビジネスになりました。

新谷哲:素晴らしいですね。コロネット成功させたのでそこから家元制度という発想になったのですか?

前田出:押し花でいうと、「押し花を教える先生を作る」というモデルがあり、教えるだけでは収入の限界があるので「商品を作る」というモデルを作る。そこから今度は、女優さんの持っていた花を押し花額にするなどアート部門を作り、世界で押し花をやっている人たちを纏めて、世界押し花芸術協会というものを作りました。押し花を芸術までに持っていくことで、ホビークラフトをやっている人を、アーティストやデザイナーとして名乗れるようになるビジネスモデルを確立しました。

新谷哲:それがいわゆる認定講師制度ですか?

前田出:そうです。

新谷哲:その成功を見て、もっと拡げられると感じたのでしょうか?

前田出:このビジネスモデルを押し花だけではなく、他に展開しようと思いました。コロネットの押し花事業をただの事業部にして、ビーズやキルトなどのホビークラフトの部分に事業を横に展開していきました。

新谷哲:それはコロネットで展開なさったのですね。

前田出:そうです。

新谷哲:コロネットから家元制度を活用したビジネスを手掛けたのは何年前からですか?

前田出:押し花をやりだしたのが1996年。ビーズで動きだしたのが2001年くらいです。

新谷哲:そのあと、もっと拡げることになるのですね?

前田出:ビーズのマーケットが200億円ぐらい。押し花の6倍~7倍のマーケットにモデルを持っていきました。成熟したマーケットだったので習いたい人、教えたい人がたくさんいました。ここに標準化したモデルをつくり、公益財団の認定を出しますと募集をかけたら、5万5000円のモデルに5000人問い合わせがあり、2000人が買ってくれました。

新谷哲:すごい数ですね。

前田出: 1ページ30万の広告で5000人集まりました。

新谷哲:高収益ですね。

前田出:三越でイベントをしたり、新聞社と組んだりいろいろな相乗効果が生まれ、初年度だけでそれだけのモデルができました。

新谷哲:そこで、これはいけると思われたのですか?

前田出:そうですね。習っている人から見ると、自分にブランドを付けて各地で展開できるビジネスモデルができた。協会ビジネスの一番の原型の押し花でできたものを展開して、きっちりと標準化したものが、ビーズのモデルでした。

新谷哲:2008年には新・家元制度を活用した認定講師育成事業モデルを講座として開校されていますが、前の年ぐらいには「よしやろう」と思われていたのですか?

前田出:ビーズの事業が7年ほど経過し、8億円~9億円ぐらいの売上になっていたので、ビーズ業界の中ではビジネスモデルが確立できました。そこから整体や食育など、いろいろな所に展開可能だと思ったのです。また2008年に公益法人制度が変わり、一般社団法人を作れるようになる。今やっている協会ビジネスにとって良い制度が出来たので、このときに世に出そうと決めました。

新谷哲:前田出先生の歴史を聞いていると、新・家元制度はそうやって出てきたのだと分かり、大変素晴らしく、大変感心させられました!

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]前田 出 氏
一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事

1954年1月5日 和歌山市生まれ。一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事。神戸山手大学 客員教授。書籍・映像などの著作。「社会に良いことをしながら儲かる仕組み」として、協会ビジネスモデルを提唱。2020年までに、年商1億円の協会を200作り、10万人の認定講師が活躍する社会を実現させる。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、前田出氏(一般社団法人 協会ビジネス推進機構代表理事)の経営者インタビューを取り上げました。

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