経営者インタビュー 相浦 孝之氏(株式会社このみ 代表取締役) Vol.2|経営ノート

経営者インタビュー 相浦 孝之氏(株式会社このみ 代表取締役) Vol.2|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、相浦 孝之氏(株式会社このみ 代表取締役)です。今回は、独自ブランドの制服を立ち上げ、インターネット通販を通じて人気を集めている、株式会社このみの経営者、相浦孝之氏にお越しいただきました。原宿の店舗にはイマドキの女子高生が殺到しており、日本テレビ「マツコ会議」でも「原宿オシャレ制服専門店」として取り上げられるほど、大人気となっています。新潟県生まれの相浦孝之氏は、学生時代はスキーに没頭し、そこで忍耐力を鍛えたといいます。そして今や自ら「商売は天職」と言い切る社長の、商売・経営に対する深い情熱とは?経営者インタビューをぜひお聞きください!

(2017年8月配信)



前回に続き、相浦 孝之氏(株式会社このみ 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.1はこちら

新谷哲:平成12年に、妙高市で独立・起業されていますが、起業に至る経緯をお教え下さい。

相浦孝之:当時のアパレル業界には、ノルマや報奨金がありました。私は周りの同期より何倍と売りましたが、自分の実績に対しての評価が1.1倍、1.2倍と寂しかったです。また独立志向は強かったので、独立のタイミングを常に探していました。

新谷哲:入社して何年目で独立・起業しましたか?

相浦孝之:4年目です。

新谷哲:早いですよね。

相浦孝之:広いところで勝負をしたいと思っていたので、早いほうがいいと思いました。

新谷哲:紳士服の会社でも良い成績を残していらっしゃいますが、営業力は紳士服時代からあったのですか?

相浦孝之:お客さんにものを売るのが好きでした。実は、東京でウォークマンの販売を担当していたこともありました。

新谷哲:ウォークマンというと、電化製品のですよね?

相浦孝之:そうです。昔のウォークマンです。最高で1人で1日400台売ったことがあります。

新谷哲:すごいです。

相浦孝之:ウォークマン1台2万円とかするので、1日で800万円。1人で売りました。物を売ることが本当に大好きなので、商売は自分の天職だと思っております。

新谷哲:すごいですね。なんで400台も売れたのですか?

相浦孝之: 1台1台接客をしても200台売るのが限界でした。そこで、実演販売の手法を取り入れました。1回の接客で10台売れればいい。10回繰り返せば100台、40回繰り返せば400台になりましたが、「そんなのは失礼だ」と接客方法を怒られました。でもお客様は喜んでくれたので「このやり方が認められないのであれば、独立しよう」と思いました。

新谷哲:その後、起業されますが、最初から学生服を扱ったのですか?

相浦孝之:もともとは、婦人服です。3万人しかいない小さな町でしたので、おばさん、おばあちゃんの肌着、靴下、パジャマまで取り扱う15坪くらいのお店です。

新谷哲:学生服を扱われたのは、いつ頃ですか?

相浦孝之:人口はどんどん減り、売り上げもほとんどない状況だったので、色々なことに挑戦しました。社交ダンスのドレスとかユニフォームを販売したり、寝具、お布団なんかもやりました。また、都内から有名なモデルさんを呼んでオーダーメイドの服20万円ぐらいのものを作って販売も行いました。ですが、どんなカテゴリーでもいいので一番になりたいと思い、一番になれると思ったのが制服でした。地元の唯一の高校が制服の自由化がされて、「着るものが無い、自由な制服が欲しい」と注文がございました。私は、「私服の学校ならかわいい私服を着ればいい」と思ましたが、「高校生が一番かわいく映るのは制服だから、制服が着たい」と言われ、心に刺さりました。そこで、どんなものがいいか聞き、オーダーメイドしたのが制服業の始まりです。

新谷哲:そうですか。それは、起業して何年目くらいの話ですか?

相浦孝之:4年目ぐらいだと思います。

新谷哲:その後、制服が無い学校の方々向けの制服作りが順調に伸びていったのですか?

相浦孝之:はじめは、オーダーメイドでしたので大赤字でした。「友達に誰にも言うな」と言い作りましたが、1週間後には友達を連れてきて頼まれました。大変だと思い、小さな制服メーカーさんに「こういう需要があるから一緒にやらないか」と提案することから始まりました。

Vol.3へ続く

 

[プロフィール]
相浦 孝之 氏
株式会社このみ 代表取締役

母親が経営していた新潟県妙高市内の衣料店を継ぐ。2000年頃から、「なんちゃって制服」の販売が話題になる。2008年に原宿に出店、オリジナルブランドを立ち上げる。パリ、ローマ、ブラジル、中国、韓国などで制服のファッションショーを開き、注目を集める。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、相浦 孝之氏(株式会社このみ 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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