経営者インタビュー 三條慶八氏(株式会社Jライフサポート 代表取締役) Vol.2

経営者インタビュー 三條慶八氏(株式会社Jライフサポート 代表取締役) Vol.2

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、三條慶八氏(株式会社Jライフサポート 代表取締役)です。幼い頃はあがり症だったという三條慶八氏は、ある時に出会った「何でもいいから日本一になりなさい」という言葉を胸に、学生時代から商売に興味を持つようになります。そして大学入学と同時に父親の会社に入社。阪神淡路大震災後、会社が負った負債140億円を自力再生して完全復活させた経験から、現在は中小企業の事業再生のサポート業を経営されています。自身が倒産の危機という逆境を乗り越えられたからこそ、重みのあるお言葉はすべての経営者様必見です!

(2017年12月配信)



前回に続き、三條慶八氏(株式会社Jライフサポート 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.1はこちら

新谷哲:では、大学時代は高卒の社員さんと変わらない感じだったのですね。

三條慶八:大学を卒業する時に、普通は卒業旅行に行きますよね。私は行けずに、1人寂しく神戸で仕事をしていました。

新谷哲:お仕事は不動産事業とお聞きしましたが、不動産賃貸業やリース業ですか?

三條慶八:不動産賃貸業と飲食事業をやっていました。

新谷哲:三條慶八社長はどのような役回りだったのですか?

三條慶八:全てやらされました。飲食だったらレジから調理補助、ウエイター、在庫管理、店の運営・経営。事務所では総務・庶務とか、経理、それこそ資金繰りも行いました。経営者だった親父のことは「大学生に借入をさせるとんでもない親父」だと思っていますね。

新谷哲:その時の経験が、現在の事業経営に活きている気がします(笑)。卒業後はお父様が経営する会社に入社したのですか?

三條慶八:大学卒業後、「ほかの会社に就職したい」と経営者の親父にお願いしました。そしたら「何を考えているんだ。お前なんか誰も雇ってくれないから、こっちにこい」と言われ、「俺は大学卒業してこんな会社にいたくない。他の会社に就職させてくれ」と言ったら大喧嘩になり、えらい目に遭いました(笑)。

新谷哲:喧嘩されてどうなったのですか?

三條慶八:母親に泣きながら「お父さんに謝りなさい。育ててもらったんだからちゃんとお父さんの言う通り、帰って来て仕事をしなさい」と言われ、泣く泣く社員継続となりました。

新谷哲:そうですか。でもお父様の経営する会社にそのまま入り、順調に事業を伸ばされています。それは三條慶八社長のおかげだと思うのですが、いかがですか?

三條慶八:いや、そんなことないですよ。

新谷哲:地域No.1企業になったのですよね?

三條慶八:「飲食はだんだん駄目になる」と思っていたので、テナント事業をどんどん増やしていきました。昔は1つの店を出すにも、保証金や内装代などで結構お金がかかったので、リース業をいたしました。リース店舗ビルを事業家・経営者に貸して、リースのためのビルをどんどん建てたので、テナントの数が増えて、地域でシェアが高くなったということです。

新谷哲:リース業を経営することは、当時は先駆け的な感じですよね?

三條慶八:飲食業を経営していた時にも、似たようなことをしていました。古い社員に店を持たせて内装をして、会社を創って経営者にして運営を任せて、家賃プラスアルファを貰う。その延長線上でリース業を経営しようと考えたのです。

新谷哲:その後、阪神淡路大震災が起こって、バブル崩壊という流れになってくるのだと思いますが、阪神淡路大震災の時はどちらにいましたか?

三條慶八:朝5時半ぐらいですから、家にいました。

新谷哲:ご自宅に被害は出たのですか?

三條慶八:マンションの低層に住んでいました。下からのすごい揺れがあって、商売上いろいろトラブルもありましたので、「トラックが突っ込んできたのか!」と初めは錯覚しました。

新谷哲:マンションはご無事だったのですか?

三條慶八:大丈夫でした。

新谷哲:所有、経営していたリース物件の被害はいかがでしたか?

三條慶八:貸しビルが1つは、完全に潰れてしまいました。あとは全部半壊状況になりました。

新谷哲:どのぐらい損害が出たのですか?

三條慶八:トータルでいくと、40億円以上だと思いますね。自社の資金でテナントの改修工事を一斉にやり、完全復活するまで家賃は貰わない大盤振る舞いをしました。後でツケが回ってきて、非常に痛い目に遭います。

新谷哲:当時は阪神淡路大震災の後、テナントさんのために家賃をもらわないとか、すごいことをされたのですね。

三條慶八:シェアが高かったうちが厳しくすると他社はもっと厳しくするので、一番緩い形にしました。

Vol.3へ続く

 

[プロフィール]三條 慶八 氏
株式会社Jライフサポート 代表取締役

立教大学経済学部経済学科卒業。大学入学と同時に父親の会社に入社し、新幹線通学しながら大学に通う。阪神淡路大震災で40億以上の損害を受けた負債140億の会社を自力再生して完全復活させる。その後、東北の大震災を契機に本格的に中小企業経営者のサポート事業を本格化させる。中小企業経営者の再チャレンジ社会の構築を目指し奮闘中。著書に『会社と家族を守って借金を返す法』(フォレスト出版)『あなたの会社のお金の残し方、回し方』(フォレスト出版)『借金回収リーマン日記』(徳間書店)

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、三條慶八氏(株式会社Jライフサポート 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

新谷 哲 著「社長の孤独力」特別抜粋版 無料プレゼント

CTA-IMAGE 経営ノートをご覧くださっている皆様に、日本経済新聞出版社から2019年6月に発刊された「社長の孤独力」(WizBiz社長・新谷哲著)の特別抜粋版(29ページ)を無料プレゼントしています。お申込みフォームに必要事項をご記入ください。