経営者インタビュー 富田直人氏(株式会社イノベーション 代表取締役社長) Vol.3

経営者インタビュー 富田直人氏(株式会社イノベーション 代表取締役社長) Vol.3

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、富田直人氏(株式会社イノベーション 代表取締役社長)です。今回は、法人向けインターネットマーケティング事業会社を経営する、株式会社イノベーション代表取締役社長の富田直人氏にお越しいただきました。幼い頃から負けず嫌いで、勉強もスポーツも、努力して勝ち取ることが当たり前だったという富田直人社長。大学卒業後にはリクルートに入社し、IT企業に対する企画営業・マーケティングやIT関連メディア「キーマンズネット」立ち上げなどの経験を経て、2000年12月に株式会社イノベーションを設立。2016年12月に東証マザーズ上場を果たしました。「成功するためには、成功するまでやめない。」努力をもって大きな成功をつかみ続けてきた富田直人社長の経営者インタビューを、どうぞお読みください。

(2018年1月配信)



前回に続き、富田直人氏(株式会社イノベーション 代表取締役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:起業し経営者となって、上場までは順調な経営をしていたのですか?

富田直人:順調ではありません。弊社は、いわゆる法人営業、BtoBマーケティングをサポートする会社です。初めに立ち上げた事業がアウトバウンドテレマーケティング。いわゆるお客様に代わって新規のアポ取りを行う事業で、人数が150人~200人ぐらいのコールセンター事業になりましたが、上場前に全て譲渡をしております。もう1つ立ち上げた事業は、リスティング広告。これはお客様が150社ぐらい超えるぐらいになりましたが、これも上場前に売却をしております。最初に立ち上げた2つのメインの事業がなくなっているので、決して順調な経営だったとは言えません。

新谷哲:でも上場できたということは、最初から上場を狙って経営していたのですよね?

富田直人:最初から上場企業にしたいと思っていましたが、初めから狙ったというよりも、「上場を意識しながら会社を成長させる経営を行っていた」と申した方が良いと思います。

新谷哲:株式会社イノベーションはコールセンターの事業から始まっていますが、「これからはコールセンターがいける」と思ったのですか?

富田直人:コールセンター事業をやりたかった訳ではなく、「法人営業に非効率な部分が多い」と思っていました。リクルートでは新規事業の新規開拓を行っていたので、新しいお客様を見つけるのがいかに大変なのかを実感しております。当時はインターネット広告ってなかったものですから、リストを作ってテレアポするか、ダイレクトメールを打って問い合わせ顧客を獲得します。これはコストも労力もかかります。そこで「この法人営業の非効率は事業になるのではないか」とコールセンター事業の経営を始めます。テレマーケティングとは、解決策の1つです。

新谷哲:では法人向けの営業そのもの、もしくは営業周辺を支援という事業で経営をスタートしたのですね。

富田直人:さようでございます。

新谷哲:それが今のオンラインメディア事業やセールスクラウド事業の経営に移ってきた、という感じですか?

富田直人:はい。

新谷哲:具体的には、どんな事業でしょうか?

富田直人:オンラインメディア事業は、いわゆる法人営業の見込み客を獲得するという最初のフェーズの部分をサポートするサービスです。見込み客を獲得した後で、見込み客への営業活動を支援するのがセールスクラウド事業です。弊社は、法人営業の最初の見込み客を獲得すること、見込み客への営業活動を支援することの2つの事業を持っています。

新谷哲:上場を果たされたのが2016年12月ですが、上場まで経営者としてのご苦労は何かございましたか?

富田直人:成長性、利益の額、競合優位性、内部統制など、経営者としていくつかクリアしなければいけない壁がありました。創業以来のテレマーケティングの事業と、リスティング広告の代理店事業の2つを整理することにもかなり時間もかかりました。社内の管理体制や、経営企画体制もほとんどできていなかったものですから、ここを整理するのにかなり苦労はしました。

新谷哲:そのご苦労を上手く成果に変えられて上場をされた訳ですが、富田直人社長から見て、上場後と上場前の景色の違いはございますか?

富田直人:事業経営の内容や、お客様が大きく変わっている訳ではありませんので、ガラリと景色が変わったことはありませんが、何点か違いがあります。1つは責務。公開企業として株主がいて、我々は経営状況を開示する義務がある訳ですから、この期待感というのはかなり感じています。もう1つは、採用。信用ができたからか採用は非常に良くなっておりまして、今まで採用できなかったご経歴の方を採用できるようになりました。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]富田 直人 氏
株式会社イノベーション代表取締役社長

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。IT企業に対する企画営業・マーケティングやIT関連メディア「キーマンズネット」立ち上げなどの経験を経て、2000年12月に株式会社イノベーションを設立、代表取締役に就任。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、富田直人氏(株式会社イノベーション 代表取締役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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