経営者インタビュー 湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長) Vol.4

経営者インタビュー 湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長) Vol.4

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長)です。今回は、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を」という理念を掲げる、株式会社すららネット代表取締役社長の湯野川孝彦氏にお越しいただきました。湯野川孝彦社長は大阪大学基礎工学部を卒業し、東証一部上場の新規事業担当役員時代にeラーニング教材「すらら」の事業を企画・開発。2010年、すらら事業をMBOにより買収し、経営者となりました。低学力の生徒でも「わかる」「できる」「使える」という業界内でユニークなポジションをとり、急速に広まっています。2017年12月に上場を果たし、急成長する企業経営者の湯野川孝彦社長の経営者インタビューを、どうぞお聞きください。

(2018年1月配信)


前回に続き、湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.3はこちら

新谷哲:違う質問させていただきます。好きなもので、「スマートウォッチにはまっている」とお聞きしました。スマートウォッチは、そんなに楽しいですか?

湯野川孝彦:シンガポールの空港で、トランジットの時間にスマートウォッチを見ているうちに欲しくなって買ったら、めちゃくちゃ便利です。メールとか着信があったらここで分かりますし、スケジュールもここで分かったりします。あとすごいのは毎日の歩数とかも当然記録できるのです。何もしなくてもデフォルトで目標設定を勝手にして「今日は目標達成です。おめでとう」とか褒めてくれるのですよ。最初は「何のこっちゃ」と思っていたのですが、だんだん気になるようになってきて。「待てよ、今日これから訪問先が東京駅なのだけど、会社から歩いて行ったら達成だよな」と行動が変わりましたね。うちの女性陣からは「湯野川孝彦社長は最近スマートウォッチに操られている」と言われています(笑)。

新谷哲:私の知っている湯野川孝彦社長からすると、電子機器系に操られるのは想像がつかないです(笑)。好きなことでもう1つ、「本を大量に読む」ということですが、毎月どのぐらい読まれるのですか?

湯野川孝彦:家が京都府にありまして、毎週朝一の新幹線で東京に来て、週末に帰るという、そういう生活を続けているのです。京都に戻ると、その足で図書館に行って、5冊返却して、5冊新たに借りるということで、毎月20冊以上は読んでいるような感じです。

新谷哲:すごいですね。

湯野川孝彦:本屋で買ってももちろん読みますけど、でも本屋で買うのと図書館で借りるのとは全然読み方が違うのです。図書館で借りる場合は、「面白そうだけど買うまでもない」という本を借りるので、読む本の分野がめちゃくちゃ広くなりましたね。

新谷哲:では、毎日1冊読むのですね。

湯野川孝彦:そうですね。1日にまとめて3冊読んだりもします。最近は地政学の本を読んでいます。アフリカのボコ・ハラムの、テロリストの状況の本を読んでとかです。本屋ではそんな本、絶対買いません。

新谷哲:会社のミッションとしては、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を」。これを設定された理由は何かございますか?

湯野川孝彦:「すらら」を作った時の前後に遡ります。ベンチャー・リンク時代に東京に個別指導塾の塾を作った時、その地域ではブランドのない塾でした。そうなると、最初に来るのは、本当に偏差値30台とか、学校でオール1の低学力の生徒ばかりです。オール1の生徒の人生というのは、結構大変だと思います。学校に行ったら、下のほうを向いて先生に当ててくれるなということを祈る時間になりますし、クラブに行っても勉強ができないとパシリに使われたりします。

でも「すらら」だけで教える塾をやった時に、オール1の子でも勉強が分かるようになるというような状況が起き「これはものすごく社会的に価値があることだな」とか「我々しかできないことだ」と思い立ちます。それが、ミッションを設定した理由です。

新谷哲:素晴らしいミッションですね!では、最後の質問なのですが、全国の経営者に向けて、これから起業をされる方に向けて経営者として成功する秘訣をお教え下さい。

湯野川孝彦:秘訣と言えるか分かりませんが、自分では「新規事業の千本ノック」が良かったなと思っているので、疑似体験をたくさん積むことが経営者として成功する秘訣です。私みたいなキャリアでなくても、積めると思うのですよね。働きながら経営大学院通うことも方法の1つですし、社内のプロジェクトでも新しいことは必ずあります。そういったものを「これは自分の新規事業である」と捉えて、きちんとデータを取って仮説を立てて検証するということ。そういう意識1つで、経験は積めます。

新谷哲:私も成功経営者者になるべく、湯野川孝彦社長を真似して勉強していきたいと思います。湯野川孝彦社長、本日はどうもありがとうございました。

湯野川孝彦:どうもありがとうございました。

 


 
編集後記(聞き手・新谷 哲 談)

湯野川孝彦社長とは、私も在籍したベンチャー・リンクで同じ常務会に所属していました。仲間でしたが、圧倒的に湯野川孝彦社長はレベルが高く、同じ仲間とは思えないぐらいご優秀でした。だから「上場もできてしまうのだ」と大変尊敬しておりますし、勉強にもなりました。意識1つで全てが変わるということなので、私も意識を変えて、湯野川孝彦社長のような素晴らしい経営者になれるように頑張りたいと思います。

 

[プロフィール]湯野川 孝彦 氏
株式会社すららネット 代表取締役社長

大阪大学基礎工学部を卒業。東証一部上場の新規事業担当役員時代にeラーニング教材「すらら」の事業を企画・開発。2010年、すらら事業を MBOにより買収し独立。「すらら」は、全ての子どもたちが「わかる」「できる」「使える」というユニークなコンセプトで急速に広まり、今では690の塾、150の学校、58,000のユーザーに活用されるまでに成長。幅広い層への学習支援活動にも力を入れ、教育システムの整っていない世界の子どもたちにも質の良い教育を与えることを視野に、スリランカ、インドネシア、インドでも事業を展開中。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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