経営者インタビュー 吉田直人氏(株式会社イオレ 代表取締役社長) Vol.6|経営ノート

経営者インタビュー 吉田直人氏(株式会社イオレ 代表取締役社長) Vol.6|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、吉田直人氏(株式会社イオレ 代表取締役社長)です。今回は、PC・スマートフォン向け各種サービスの事業を経営する、株式会社イオレの代表取締役社長の、吉田直人氏にお越しいただきました。吉田直人社長は、1995年に咽頭がんの発覚、1997年に倒産そして自己破産という経験をされています。これらの苦難を乗り越えて、2001年に株式会社イオレを創業、2017年12月に東証マザーズに上場を果たしました。これらの経験を踏まえて、今、経営者の皆さんに伝えたいことは、「明けない夜はない」という言葉。大なり小なり、迷い悩みながら進んでいる吉田直人社長のお話は、経営者の皆様の大きな勇気となります。ぜひ、経営者インタビューをお聞きください!

(2018年4月配信)


前回に続き、吉田直人氏(株式会社イオレ 代表取締役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.5はこちら

新谷哲:「らくらく連絡網」の事業経営で、上場されるのですよね?

吉田直人:そうですが、「らくらく連絡網」事業の経営は一筋縄ではいきませんでした。会員は増えるのですが、連絡網という特性上、理由頻度が低いサービスだったのです。「らくらく連絡網」に広告を掲載して収益を上げるビジネスモデルを考えていたのですが、広告の掲載スペースが少なくて、マネタイズの観点からはすごく苦労し、会社経営も迷走をしていました。

新谷哲:それをどうやって突破されたのですか?

吉田直人:「らくらく連絡網」は、大学生の方が多く使っているサービスでした。そこで大学生向けのアルバイトサイトをまず立ち上げます。非常にニッチな事業ですが、利用している大学生は弊社の会員でしたので、リスクが低い形で新規事業に参入できました。そのメディアで、事業の経営が成立しました。

新谷哲:イオレ様は、現在もアルバイト事業の経営をしているのですか?

吉田直人:現在は、「アルバイトは大学生ではなくて他の方も利用するするだろう」ということで、「らくらくアルバイト」というアグリゲートサイトを作りました。こちらも「らくらく連絡網」のユーザーを送客するビジネスモデルで、経営は順調です。

新谷哲:もしよろしければ、イオレ様はどのような事業をメインに、経営をしているかお教えいただけますか?

吉田直人:主力の事業になりつつあるのは、「ピンポイント」というアドテクノロジーの分野です。「らくらく連絡網」は広告を載せるスペースが少ない、とお話いたしましたが、それを補うようなビジネスモデルで、成長しつつあります。例えば、新卒採用の広告の依頼をいただいたとします。弊社は会員様からプロフィール情報をいただいていますので、「大学何年生か、どの地域に住んでいるか」などが分かります。そうしたデータを元に、「らくらく連絡網」の中に採用の広告を出す、そんな事業を経営しています。

新谷哲:イオレ様は2017年12月に上場していますが、経営者として苦労されたことはございますか?

吉田直人:上場企業になるにあたって、未上場なら考えなくても良かった「ガバナンス、コンプライアンス、情報公開」などの問題が生じます。そこに慣れることが、経営者である僕だけでなく、社員全員が苦労したと思います。

新谷哲:そうでしたか。ところで、座右の銘をお聞きしたところ、「明けない夜はない」とお聞きしました。なぜこちらを選ばれたのでしょうか?

吉田直人:経営者をしていると、しんどい時期ってありますからね。右肩上がりで成長する経営者はいないので、ピンチの時、辛い時にどう思うかが、次に繋がるような気がしますね。

新谷哲:最後の質問になりますが、全国の経営者、これから起業をする方に向けて経営者として成功する秘訣・方法をお教え下さい。

吉田直人:僕はまだマザーズに上場したばかりでもありますので、「自分はまだまだこれからだ」と思っていますが、経営者として成功する秘訣・方法は、「諦めずにコツコツ頑張り続けること」だと思います。月並みになりますが、本当に諦めずにやり続けるしかないと思います。

新谷哲:吉田直人社長のお言葉は大変重く、私も「反省しなきゃ、努力しなきゃ」と強く思いました。吉田直人社長、本日はありがとうございました。

吉田直人:ありがとうございました。

 


 
編集後記(聞き手・新谷 哲 談)

本日の経営者インタビューは、マザーズ上場企業イオレの経営者である吉田直人社長でした。がんになられ、自己破産されても、諦めずにいろんな事業を次々と立ち上げ経営をする姿は本当にすごいです。関わった企業も上場しており、大変素晴らしい経営者です。もし私が、自己破産したり、がんになっても、諦めずに突き進んでいきたいと思います。

 

[プロフィール]吉田直人氏
株式会社イオレ 代表取締役社長

株式会社ホワイトT&R、株式会社シオンコーポレーション(現・株式会社セレブリックス)、グラムス株式会社、株式会社サイバービズ(現・株式会社ザッパラス)など数々の会社を創業。2001年4月株式会社イオレを設立し代表取締役社長就任。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、吉田直人氏(株式会社イオレ 代表取締役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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