経営者インタビュー 西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役) Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役) Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)です。今回は、ベンチャー企業の事業継続支援会社を展開する、株式会社日本ビジネスイノベーション代表取締役の西堀敬氏にお越しいただきました。西堀敬社長は滋賀県に生まれ、大阪市立大学商学部卒業後、日立造船入社、和光証券(現・みずほ証券)を経て、ウェザーニュースにて上場準備に携わられました。米国・イーコマース会社COO兼CFOとして日本業務を立ち上げた後、2011年日本ビジネスイノベーションを設立、代表取締役に就任され、現在は複数の上場企業の社外取締役を務められています。幅広い活躍を通して得られた広い視野や、成功経営者としてのあり方の詰まった西堀敬社長の経営者インタビューは、大変参考になります。ぜひお聞きください!

(2018年10月配信)



前回に続き、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:大学卒業後、日立造船という有名な企業へ就職されますが、新卒で入られたのですか?

西堀敬:そうです。

新谷哲:日立造船を選ばれた理由はございますか?

西堀敬:当時の関西でメーカーというと、今のPanasonic、三洋、シャープ、だったのです。先輩の中には「Panasonic」に就職している人が多く、話を聞く機会が多くございました。仕事内容を聞くと、「ナショナルショップに、洗濯機やドライヤーの説明に行っている。それをずっとしている」と言うのです。それを聞いて「1個、何万円の物を、そんな売り方するのはイヤだ」と感じました。それに対し船は1隻1億ドルぐらいで販売していました。当時の為替は230円~240円だったので、1隻230億~240億円と大きなビジネスです。「就職するなら規模の大きいビジネスをする企業が良い」と思っていたので、船を作る日立造船に行こうと決めました。

新谷哲:日立造船は4年ぐらいで辞めていますが、理由はございますか?

西堀敬:私が就職したのは1983年でしたが、1985年9月にプラザ合意があり、すごい円高になりました。それまでは1ドル230円~240円ぐらいで動いていた為替が、いきなり10円の円高になるのです。そこからあっという間に1ドル180円ぐらいになりました。日立造船という会社は、外貨建ての売掛金で、お金が入ってきます。1隻1億ドルで受注しても、船なので引き渡しするのは3年後とかになります。つまり1ドル230円の前提で受注した船が、売り上げる時には1ドル180円になる。1億ドルという規模なので、日本円に直すと50億円も売上が少なくなるのです。船の営業利益は1割ぐらいなので、50億円も下がると全部赤字なんです。売れば売るほど赤字が積み上がり、最終的には1000億円ぐらいの赤字になります。そこから、大リストラが始まります。当時は1万7000人ほどの社員がいましたが、工場の閉鎖などで1万人がリストラ。残った7000人のうち、3000人は子会社に移動という形で、4000人の会社になりました。そのようなことがあったので「この会社もう駄目だ」と思い、転職活動を始めます。日経新聞の求人を見たら、証券会社が一斉に求人していたので「証券会社に行こう」と決めて、転職しました

新谷哲:就職をしたのは和光証券、現在のみずほ証券だとお聞きしています。この後バブルがくるので、給料がすごいことになったのではないですか?

西堀敬:そうなんです!これはびっくりしました!和光証券には、3月1日に入社したのですが、6月に賞与がありました。3か月しかおらず、仕事なんかしていないのに、100万円もボーナスをくれました。日立造船にいるときは給料カットの状態だったので、こんなに世の中違うのかと思いました。

新谷哲:当時の証券会社では、新卒の方も3か月ぐらいしか働いていないのに100万円ボーナス出たのですか?

西堀敬:私は一応、社会人4年目なので4年目扱いでした。だからだと思います。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]
西堀 敬 氏
株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒業後、日立造船入社。その後、和光証券(現・みずほ証券)で国際業務に従事。ウェザーニュースでは財務部長として上場準備に携わる。米国・イーコマース会社COO兼CFOとして日本業務を立ち上げ2002年より新規上場企業情報サイト「東京IPO」編集長。11年、日本ビジネスイノベーションを設立、代表取締役に就任。複数の上場企業の社外取締役を務める。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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