経営者インタビュー 西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役) Vol.4|経営ノート

経営者インタビュー 西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役) Vol.4|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)です。今回は、ベンチャー企業の事業継続支援会社を展開する、株式会社日本ビジネスイノベーション代表取締役の西堀敬氏にお越しいただきました。西堀敬社長は滋賀県に生まれ、大阪市立大学商学部卒業後、日立造船入社、和光証券(現・みずほ証券)を経て、ウェザーニュースにて上場準備に携わられました。米国・イーコマース会社COO兼CFOとして日本業務を立ち上げた後、2011年日本ビジネスイノベーションを設立、代表取締役に就任され、現在は複数の上場企業の社外取締役を務められています。幅広い活躍を通して得られた広い視野や、成功経営者としてのあり方の詰まった西堀敬社長の経営者インタビューは、大変参考になります。ぜひお聞きください!

(2018年10月配信)



前回に続き、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.3はこちら

新谷哲:和光証券の時に、スイスに赴任されたのですか?

西堀敬:当時は外国人の日本株買いがすごかったです。スイスにはプライベートバンクというのがあるので、富裕層のお金がスイスに集まり、プライベートバンクはそのお金をグローバルに運用します。そんな投資をする方々向けに、日本の株などを販売する仕事のために、スイスに赴任しました。

新谷哲:その後、証券会社からウェザーニュースに移られますが、それはバブルの崩壊後ですか?

西堀敬:私がスイスから帰って来て、1年ぐらい経ったら「ロンドンに行ってくれ」と言われました。しかしそれまでの期間、私がやっていた仕事は、今は法律で禁止されていますが、「飛ばし」の処理をしていました。その時に「日本の企業駄目だな。どこかの企業が危なくなったら、証券業も崩れる。これは早く辞めた方が良い」と思ったのです。そのため、ロンドン行きの内示が出た翌日に、辞表を出して辞めました。

新谷哲:ロンドン行きを蹴るのは、もったいないとは思わなかったのですか?

西堀敬:確かに海外駐在員は国内にいるよりリッチな暮らしはできますが、自分の人生の将来を考えた時に「ロンドンにいる間に会社がおかしくなったら困る」と思ったのです。バブル崩壊後は、山一証券とかが飛び、大手といえども資本提携でどこかに助けてもらうことになりましたので、逃げるが勝ちみたいな状況でした。

新谷哲:なるほど。証券会社をやめた後に選ばれたウェザーニュースは、大変有名な企業です。しかし当時はベンチャー企業だと思うのですが、なぜ選ばれたのですか?

西堀敬:ベンチャーはベンチャーですけども、会社が創られて11年目、社員も400人はいましたから、中堅クラスの会社でした。選んだ理由は、「これから天気がビジネスになる時代がくる」と思ったからです。また、ウェザーニュースは幕張にあったことも理由です。私は浦安に住んでいたので、千葉方面に向かうことになります。多くの人は東京方面に向かうので、電車空いているんです。またウェザーニュースの経営者とご縁があり、会ったら「すぐ来い」と言われました。これが選んだ理由になりますが、安易な道を選んだというのは、すぐ分かりました。

新谷哲:その安易な道とは、どういう意味ですか?

西堀敬:1996年当時は、携帯電話があったのですが、持っている人は少なかったです。パソコンも1つの課に1台とかくらいしかなく、自宅にもない。でもウェザーニュースに入ると、Macのパソコンがその日のうちに用意され、携帯電話も用意されていたのです。「これは良いな」と思っていたのですが、最初の土曜日の朝7時に経営者から電話がかかってきて「西堀くん、今どこ?」と言われました。「寝ています」とは言えないので、「今起きて、会社に行こうと思ったところです」と言ったら「分かった。俺10時に会社行くから頼むね」と言われました。その時に「土曜日も日曜日も会社に来いって意味の携帯電話だったんだ」と分かりました。

Vol.5へ続く

 

[プロフィール]西堀 敬 氏
株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒業後、日立造船入社。その後、和光証券(現・みずほ証券)で国際業務に従事。ウェザーニュースでは財務部長として上場準備に携わる。米国・イーコマース会社COO兼CFOとして日本業務を立ち上げ2002年より新規上場企業情報サイト「東京IPO」編集長。11年、日本ビジネスイノベーションを設立、代表取締役に就任。複数の上場企業の社外取締役を務める。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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