経営者インタビュー 西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役) Vol.5|経営ノート

経営者インタビュー 西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役) Vol.5|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)です。今回は、ベンチャー企業の事業継続支援会社を展開する、株式会社日本ビジネスイノベーション代表取締役の西堀敬氏にお越しいただきました。西堀敬社長は滋賀県に生まれ、大阪市立大学商学部卒業後、日立造船入社、和光証券(現・みずほ証券)を経て、ウェザーニュースにて上場準備に携わられました。米国・イーコマース会社COO兼CFOとして日本業務を立ち上げた後、2011年日本ビジネスイノベーションを設立、代表取締役に就任され、現在は複数の上場企業の社外取締役を務められています。幅広い活躍を通して得られた広い視野や、成功経営者としてのあり方の詰まった西堀敬社長の経営者インタビューは、大変参考になります。ぜひお聞きください!

(2018年10月配信)



前回に続き、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.4はこちら

新谷哲:ウェザーニュースの上場準備に携わっておりますが、上場する前にお辞めになり、アメリカのイーコマースの会社のCEOに移られています。これは何かきっかけがあったのですか?

西堀敬:ウェザーニュースは、私が辞めた翌年には上場できるようにしてあったので、99年に辞めました。正直に言って365日のうちの360日ぐらい会社に行くことに疲れたのです。世間ではネットバブルで一攫千金になっている人がいたので、「俺もこの波に乗らないといけない」と思い、ヘッドハンティングの外資系専門に行きます。すると「アメリカのイーコマース会社が日本法人を作るので人を探している」というので面接したら「やってくれ」という話になりました。

新谷哲:ちょっと話を戻しますが、上場までウェザーニュースにいたら、「持ち株とかストックオプションで儲かるのではないか?」と思わなかったのですか?

西堀敬:多少、思いました。

新谷哲:それらの権利は、もったまま外に出たのですか?

西堀敬: 経営者が、「皆に株を分けてあげたい」と言い、50人~60人ぐらいの社員に分けていました。私もその中におり、他の人より多少多めにいただいたので、それが退職金代わりになりました。

新谷哲:それは良かったです。

西堀敬:退職金というよりは、残業代かな(笑)。

新谷哲:なるほど(笑)。アメリカのイーコマースの会社は辞められて後、IRコンサルティング会社の取締役になられ、東京IPOの編集長にもなられています。IPO系やIR系の会社に行かれた理由はございますか?

西堀敬:上場の準備をしていたので「それを生かせる仕事はないか?」と考えました。その1つは企業の中に入ってCFOをやるものです。IRの支援をする経営コンサルの会社に、和光証券の大先輩が副社長でいたので、「今3つぐらい上場準備中の会社があって、どこかに入ってやりたい。どこが良いかな?」と相談に行きます。そうしたら「お前そんなことやらないで、うちに来て経営コンサルタントやっておいたほうが良いぞ」とお話をいただいたので、経営コンサルタントになりました。

新谷哲: 2011年に日本ビジネスイノベーション様を設立し、経営者となりますが、設立への思いなどはあったのですか?

西堀敬:この会社は、元々は私が作った会社ではありませんでした。法人13社、個人7人が出資して作った会社です。ITベンチャーのスタートアップに投資をして、ハンズオンで成長させよう、という事業でした。設立から12年経つと、50代の半ばから60代の前半の出資者が多かったので、半分以上の人が「株主としてなかなか支援ができない」となり、「この会社は機能しないのでやめたほうが良い」という話になったのです。でもあるお酒の席で「会社を閉じるというのはもったいないから、誰か会社を引き受けて何か使ったらどうだ」と誰かが言い出し「そうだね」と皆が同調し、私の顔を見て「お前だけ経営者やっていないだろ」となりました。「次の日になったら皆、忘れるだろう」と思い「検討します」と言ったんですが、翌日に3人~4人から「株主総会やって決議しろ」とか「株式譲渡だ」というメールが来たので、「これは断れない」となり、私が経営者になりました。

Vol.6へ続く

 

[プロフィール]西堀 敬 氏
株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒業後、日立造船入社。その後、和光証券(現・みずほ証券)で国際業務に従事。ウェザーニュースでは財務部長として上場準備に携わる。米国・イーコマース会社COO兼CFOとして日本業務を立ち上げ2002年より新規上場企業情報サイト「東京IPO」編集長。11年、日本ビジネスイノベーションを設立、代表取締役に就任。複数の上場企業の社外取締役を務める。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

新谷 哲 著「社長の孤独力」特別抜粋版 無料プレゼント

CTA-IMAGE 経営ノートをご覧くださっている皆様に、日本経済新聞出版社から2019年6月に発刊された「社長の孤独力」(WizBiz社長・新谷哲著)の特別抜粋版(29ページ)を無料プレゼントしています。お申込みフォームに必要事項をご記入ください。