経営者インタビュー 平野哲也氏(株式会社オンリーストーリー 代表取締役) Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 平野哲也氏(株式会社オンリーストーリー 代表取締役) Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、平野哲也氏(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)です。今回は、国内最大規模の経営者インタビューサイトを運営する、27歳の若手経営者、株式会社オンリーストーリーの平野哲也社長にお越しいただきました。テニス漬けだった学生時代を経て、偏差値30代から早稲田大学に入学。20代前半で病気をした経験から、「経営者になる」という思いに気付き、就職活動をせず2014年にオンリーストーリーを創業・起業され経営者となりました。現在は、1000名以上の経営者へのインタビューを無料掲載するという、日本初のビジネスモデルで会社経営をされています。若くして様々な経験をされ、強い志を持って事業経営をされる平野哲也社長のお話は、多くの経営者様に大変参考になるかと存じます。ぜひお聞きください!

(2018年6月配信)



前回に続き、平野哲也氏(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:このオンリーストーリー様を起業した当初、どのような戦略、どのような方向性で経営しようと思われたのですか?

平野哲也:実は、戦略も方向性もなく起業して経営者になりました。それこそ「企業経営って何だ?テニスしかやっていなかったから分からない」という状態でした。とりあえず、経営者や中小企業の応援がしたい」という思いがあったので「日本中の経営者を無料で取材して、記事を作って掲載して拡散すれば、いつか何か良いことがある」と、無料の経営者インタビューサイト「オンリーストーリー」というサービスだけ立ち上げます。

新谷哲:経営者インタビュー「社長に聞く!in WizBiz」も無料で配信しているので、似ていますね。現在は、どのような事業を中心に経営されているのですか?

平野哲也:基本的には、「オンリーストーリー」という経営者のプラットフォーム事業と、「チラCEO」という決裁者アポイント獲得代行サービスの、2本柱の事業で経営をしています。「オンリーストーリー」の具体的な事業内容としては、日本中の経営者をひたすら無料でインタビューをして、記事を作って掲載・拡散をするというものです。普通の経営者取材サイトとの違いは、規模です。累計1000人以上の経営者、それも1都3県で社員を雇用している会社の経営者に取材しています。あと、「オンリーストーリー」は裏で経営者のSNSになっているのが特徴です。

新谷哲:面白い事業ですが、「オンリーストーリー」思い付いた、理由はございますか?

平野哲也:無料の経営者インタビューサイトを作った理由は、もとから「インタビューはすごく面白い」と思っていたからです。若者は「信頼されにくく、応援されやすい」ことが特徴だと思っています。信用されにくいので「売る」ことは苦手です。でも応援されやすいので「若者のために時間を使ってあげよう、と思われやすい」ことは強みです。だから普段会えない経営者にも、「無料インタビューという形なら会える」と思ったのです。また「経営者と会うことで、経営者との繋がりを作ってビジネスに繋げよう」と考えました。個人的な思いの部分では、「経営者インタビューを無料で配信すれば、経営者の魅力を広めることができる」と意義と感じていました。

新谷哲:素晴らしいです。何か経営をしていて苦労などはございましたか?

平野哲也:苦労しかなかったです。経営の苦労もありましたが、病気生活が長かったことの方が、10倍ぐらい大変だったと思います。20代で3回も死ぬ思いをしたので、単純にその回数が大変でした。経営という面で見ると、経営者インタビューサイト「オンリーストーリー」は無料だったので、半年ぐらい経って預金残高がほぼゼロになっていました。僕バカだったので、無料で取材していたらお金なくなることに気づいていなかったです。

新谷哲:平野哲也社長のお話を聞いていると、飄々とされ、苦労っぽいことがない印象を受ける点が、素晴らしいと感じます。オンリーストーリー様の将来の事業構想などをお聞かせいただけますか?

平野哲也:伝わりにくい部分があるので、先に「チラCEO」のビジネスモデルをお話しします。「オンリーストーリー」という無料の経営者インタビューサイトは、「チラCEO」という日本初のビジネスモデルを作って収益化をしています。簡単に言いますと、インタビューでお会いする経営者の方に「宣伝チラシをお渡しする」という事業です。例えば、コピー機を売っている会社があるとします。営業マンが外回りをし、経営者でない人に「コピー機半額です」と営業しても決裁権がないのでなかなか決まりません。しかし「テレアポやメルアポしても、経営者に直接営業することが難しい」という悩みがあるのです。そんな中で僕達は経営者インタビューサイトの取材の際に、経営者に会えます。取材のときに、「チラCEO」で契約した会社の商品とかサービスのチラシを一緒に持っていきます。

取材先の経営者には「経営者インタビュー・記事作成・掲載・拡散を全て無料で行う代わりに、「チラCEO」を契約した会社の商品やサービスを説明する時間を作ってください」というお願いをしています。今の事業内容としては「チラCEO」があるから、収益化できています。また「チラCEO」は「オンリーストーリー」という無料の経営者インタビューサイトがあるから機能します。弊社のビジネスモデルは、双方向で成り立っているのです。このビジネスモデルの強みとしては、ストックで収益化が得られること。積み上がりやすいので、売上はどんどん伸びてきています。もう1つの強みは、経営者のネットワークとデータベースの獲得ができる点です。

ご質問の前置きが長くなりましたが、今後は経営者のネットワークとデータベースを活かしながら、様々な面に横展開して経営しようと考えています。例えば「経営者の繋がり」という部分にフォーカスをしますと、日本中の経営者を集めて経営者交流会ができ、M&Aの支援ができます。「データベース」にフォーカスをすると、帝国データバンクのような営業領域や、金融の方面など、様々な領域に展開できます。そんな形で、経営者のネットワークとデータベースを活かした経営を考えています。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]
平野哲也氏
株式会社オンリーストーリー 代表取締役

大学を卒業後、起業家支援の会社にて半年間インターンを経験。同社インターン生として初の新規事業立ち上げ責任者となり、学生向けフリーマガジンを創刊する。黒字化するとともに、1万部を配布。その後、同社にて『起業家スーパーカンファレンス』を主催。ビッグサイトを貸し切り、渡邉美樹氏、茂木健一郎氏、堀江貴文氏等、著名な方々と学生1000人を集めた。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、平野哲也氏(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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