経営者インタビュー 実川香名美氏(株式会社RABBITSCOMPANY 代表取締役) Vol.2|経営ノート

経営者インタビュー 実川香名美氏(株式会社RABBITSCOMPANY 代表取締役) Vol.2|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、実川香名美氏(株式会社RABBITSCOMPANY 代表取締役)です。当番組初の「女性経営者」にお越しいただきました。お二人のお子様を育てながら、株式会社RABBITS COMPANYの代表取締役でいらっしゃる、実川香名美氏の経営者インタビューです。妻として、母として、経営者として、そして女性として、すべての幸せを手に入れるためには、どのような心の持ち方が大事なのでしょうか?女性経営者やこれから起業を目指す女性は、聞いていただければ必ず勇気をもらえることと思います!

(2017年2月配信)


 

前回に続き、実川香名美氏(株式会社RABBITSCOMPANY 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.1はこちら

新谷哲:専業主婦時代はかなり楽しんでいた様子をお聞きしていましたが、完全にどっぷりだったのですか?

実川香名美:専業主婦ってすごく忙しいのかなと思ったら、昔は忙しかったのかもしれませんが、今は電化製品の発達でお米を炊くのも機械、洗濯するのも機械で、ものすごく時間が余ってしまって、どうしていいか分からない毎日を過ごし始めました。私、実はゲームが好きで、当時ファミリーコンピューター時代だったと思うのですけど、お金もそんなになかったので、家の中で遊べるものといえば、もうゲームがバッチリで。朝から晩までずっとゲームをしておりました。

新谷哲:完全にどっぷりという感じで、専業主婦らしい専業主婦でいらっしゃったということですね。(笑)

実川香名美:ありがとうございます。

新谷哲:その後お二人のお子様をご出産されています。子育てのほうは楽しんでいたのですか?

実川香名美:子どもはもともと大好きなので、産まれた時から大人として子どもを扱っていたような感じだったと思うので、すごく楽しんでいたとは思います。

新谷哲:お聞きしていると、お一人目のお子様を出産されてすぐに仕事をというか、会社を設立していますが、個人事業主だったのですか?

実川香名美:出産した時は個人事業主。出産する前から専門学校の非常勤講師等をやっていたので、出産後授乳時間、授乳をする間3時間空くので、1時間で学校に行って1時間授業をして1時間で帰ってくれば授乳時間に間に合うという感覚で、最初は1コマから仕事復帰しました。

新谷哲:ではもう産まれてすぐ仕事を始めた感じですか?

実川香名美:3、4か月ですかね。

新谷哲:早いですね。

実川香名美:6月に産んで、9月からは行っていたような気がしますね。

新谷哲:その後、そのままお仕事を拡げていかれたということなのですか?

実川香名美:授乳時間の間隔が空いていったので、3時間から4時間、5時間、6時間となれば、半日や3時間仕事ができましたし、離乳食に移行していくと授乳が必要なくなっていく訳ですから、それに合わせて、ぴったりその時間で仕事を増やしていきました。

新谷哲:今お聞きになっている女性の方々はそんなことできるのかという驚きを多分感じているのではないかなと思うのですが。その時、1社目の会社を作られたという形になるのですか?

実川香名美:最初は派遣会社を設立しました。1年間ゲームをして疲れて、このままじゃいけないと思って、朝新聞を見たらたまたま派遣会社の募集が目に入って、派遣会社に登録して、そのまま派遣会社登録で仕事、派遣経由で仕事をいくつかしていました。が、専門学校の先生をやっていた時に当時MicrosoftさんのMOTというMicrosoft Official Trainerという資格試験がございまして、この資格試験受かったら就職できるよと学生達に言って頑張って。本当は学生が受からない試験なのですが、学生達に試験を受けさせていました。その時1人の生徒がすごく頑張ってMOTに合格しました。しかし私が言っていた就職できるはずのことが就職できない。すごく良い子だったのに就職できない、専門学校卒というだけで、ここまで就職できないのかということにすごい私がショックを受けました。ただあまりにちゃんとした仕事もできそうな子だったので、私は嘘つきになりたくないという理由だけで、その時に会社を作り、その子を雇いました。それが1個目の有限会社RABBITSSTAFFという会社です。

新谷哲:面白い経緯ですね。大変教え子にも愛があるということをお示しでいらっしゃると思います。その後第二子をご出産されていますが、その時には一旦会社を畳まれたのですか。

実川香名美:いえ。第二子を出産する時、女性はいい加減だとか、仕事が女性のほうが信用できないとかとまだよく言われている時代だったので、こんなことで自分が妊娠したとか出産するから仕事を疎かにするというイメージを皆に植え付けたくなくて。実は誰1人にも妊娠したことを告げず、仕事を続けていました。

新谷哲:ばれないものなのでしょうか?

実川香名美:打ち合わせに行ったらばれちゃうじゃないですか。なので、忙しいから打ち合わせができないという形にして。講習会はうちの社員達に行かせて、私は人前に出ないようにして、打ち合わせは全て電話とかでさせていただきました。2回とも7か月ぐらいまでは前に立っていてもばれませんでした。

新谷哲:これも女性の方々がそんなこともできるのだ、と驚きです。

実川香名美:そうですね。ただそこで隠したので、誰もいたわってくれなかったため、出産した病院で出産した次の日から社員に病室に来てもらって、病室でもうがんがん仕事をしていたのを覚えております。

新谷哲:すごいですね。出産してすぐ仕事ができることを証明しております。

実川香名美:いえいえ、いけないとは思うのです。

新谷哲:ご出産後いろいろあったと思いますが、その後は、一旦またその会社を辞めているのですよね?

実川香名美:出産して2年後ぐらいだったと思うのですが、表向きは下の子が幼稚園、上の子が小学校に入るタイミングで送り迎えの限界。それから学校行事に行ってあげたいので、専門学校の講師とかやっていると全て休講にしなくてはいけなくて。予定が決まるのが、自分の子どもの幼稚園、学校よりも自分の仕事の予定のほうが早かったため、全てキャンセルして行かなくてはいけません。2人になるとさすがにこれが辛いなという理由で会社をたたむ方向になったというのが、一応表向きの話でございます。

Vol.3へ続く

 

[プロフィール]実川 香名美氏
株式会社RABBITSCOMPANY 代表取締役

1963年7月、東京都生まれ。玉川大学工学部情報通信工学科卒業。卒業後、株式会社オービックに就職。結婚退職。その後、非常勤講師など各種講習会講師として活動。1997年に有限会社ラビッツスタッフ設立。カリキュラム作成や講習会企画、インストラクター養成、パソコン教育全般において幅広く活動。政府・官庁をはじめ、企業約百数十社のメーカー講習、各種学校など、のべ1万人以上に対して、データベース、プレゼン、人材教育、Microsoft Office全般の講習を精力的に行う。その後、子育てと経営の両立に悩み、廃業。専業主婦を経て2012年株式会社RABBITSCOMPANYを設立。町おこし、キャリア教育などの社会貢献事業に取り組む一方で、facebookページやホームページの企画、運営、教育などにも取り組む。2013年11月参加型女性支援団体「フェアリークラブ」設立。「女性が活躍できる未来を創りませんか?」を合言葉に、一度なんらかの事情で仕事をやめた女性の、再活(再び活動、再び活躍)支援と仕組み作りに取り組む。昨年は、都立高校でのキャリア教育の実績も認められ、地域教育推進ネットワーク東京都協議会の広報誌とホームページに、支援団体として紹介されている。実川香名美氏の著書に「実習 情報基礎」(インプレス教育テキスト)などがある。

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、実川香名美氏(株式会社RABBITSCOMPANY 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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