経営者インタビュー 久野和禎氏(コノウェイ株式会社 代表取締役社長) Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 久野和禎氏(コノウェイ株式会社 代表取締役社長) Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、久野和禎氏(コノウェイ株式会社 代表取締役社長)です。今回はコノウェイ株式会社の代表取締役社長、プロコーチの久野和禎氏にお越しいただきました。東京大学をご卒業後、2社の起業、そして大企業での役員も経験しながら、現在は認知科学を用いたコーチングを軸とした会社経営をされています。脳と心を上手に使い、自分の限界を越えて先に進んでいく方法とは? 久野和禎氏の経営者インタビューをお聞きいただければ、何かヒントを得られるのではないでしょうか!

(2017年2月配信)



前回に続き、久野和禎氏(コノウェイ株式会社 代表取締役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:私も是非勉強したいなと思いましたが、このコーチングをご商売にしようと思われた理由は何かあるのですか?

久野和禎:子どもの頃から人にものを教えるのが得意で、好きだったのです。20代に起業した最初の会社というのはボーカルスクールで、実際に10年間教えました。それは歌を教えるのですが、歌を通して人間の生活そのものに関わっていくところもあり、かなり情が深く入り込んで教えたりする場面もありました。あとは自分のビジネスという意味でいうと、MBAも取らせていただいたりして、経営のところを王道でやってきているので、根本から会社とか組織に働きかけるとすると、企業の上層部と会話をするということが非常に効果があるなと思ったのです。

それもさかのぼると家族が体調を崩して、治すために脳の勉強をし始めたという経緯があったりして、それで脳について理解していくと、その体調不良は緩和していく。それだったらこれ普通に元気な人にやったらどうなるかなと思って、元気な部下達にコーチングをしました。そうしたら非常に私の部署だけ成績が上がるのです。これは普通の人がやったらすごい効果があると理解して、やっているうちに、会社の幹部とかやっている時もクライアントさんに依頼をされる。やっているうちにこれは本当に本業にしたほうがいいと思うタイミングがありまして、踏み切りました。

新谷哲:今お聞きしますと、久野さんに私も教えてもらったほうがいいのではないかと思います。

久野和禎:ありがとうございます。

新谷哲:違う質問もさせていただきます。お好きなことをお聞きしましたら、「ひらめき、お手伝い」というお答えをいただきましたが、珍しいお答えですね。

久野和禎:そうですよね。

新谷哲:なぜお手伝い好きなのですか?

久野和禎:もちろん趣味みたいなことはあるのですが、人助けがもともと根っから好きでして、それが自然に自分にとっては毎日の生活なのです。なので、結局は人のお手伝いをして喜んでくれると自分が嬉しいので、自分に馴染んでしまっている。もうそれ以上言いようがないのですが、でも喜びを感じるタイプだと思います。

新谷哲:なるほど。では久野和禎氏に何でもご相談すればいいのですね。(笑)

久野和禎:是非相談いただけると…。性格的にそうみたいです。

新谷哲:さらに東大ご出身でひらめき好きって、東大出身だと論理好きなのかなとふと思いました。

久野和禎:なるほど。

新谷哲:ひらめき好きというのは、どこからきていらっしゃるのですか?

久野和禎:自分がひらめくのも大好きだし、あと周りの方が何かひらめいて、「あっ、分かった」という時の顔を見たり、一緒に場を共有するのが楽しいです。コーチングというのはマンツーマンで座って話をしているのですけど、そういう時にアハ体験ではないですが、「あっ」というのがあったりすると非常に驚く、喜びを感じる。それを共有できるというのも非常に醍醐味の1つですね。

新谷哲:では、今のコーチングのお仕事にもひらめきが繋がっていらっしゃるということですね。

久野和禎:そうなのです。

新谷哲:大変面白いですね。さらに久野和禎氏の座右の銘は、「自分以外の人の目線で考える」だそうですが、これは子どもの頃からそのようなお考えだったのですか?

久野和禎:そういうところがありました。私、1歳~6歳までアメリカにいまして、当時1970年代。当然、日本人なんて誰もいなくて、結構それなりに苦労をしました。それは何かというと、「何だお前は?何人だ?」みたいな感じでいじめられたりもしました。でも向こう側にも理由があるのだろうというのも考えることによって、それを乗り越えてきたというのがあります。6歳以降、日本に帰って来てからも、ちょっと頭の中がアメリカ人っぽいから何でもかんでも言ってしまったりするので、結構苦労をしました。友達だけではなくて先生からも、「ちょっと困った子」みたいな感じの扱いを受けて、どうしてかなと思ったりして、なるべく相手の立場で考えるというのが習慣化したというのはあると思います。

新谷哲:先ほどお話に出ました、カーネギーの「人を動かす」も影響されて、こんな座右の銘になっていらっしゃるのかなと勝手に思いました。

久野和禎:そうですね。15歳で読んだのですが、それ以降はカーネギー著書は、非常に大切な必読書。そんな中で常に相手の立場でものを考えるとか、勝ちすぎないとか、そういうことを教えてくれたので、非常に私としては読んで救われたところがあったのです。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]久野 和禎 氏
コノウェイ株式会社 代表取締役社長/プロコーチ
一般社団法人コグニティブコーチング協会 副代表

1974年生まれ。東京大学経済学部卒。筑波大学MBA(International Business専攻)。幼少期をサンフランシスコ(アメリカ)、中学高校生時代をロンドン(イギリス)で過ごす。大学卒業後に起業、2社を並行して経営した後に人材系企業を経て、複数の外資系大企業で多様なマネジメントポジションを担う(タイコエレクトロニクス(米)にてファイナンス及びマーケティングマネージャー、フィリップス(蘭)にて経営企画、組織変革推進、営業企画、ロジスティクスの各分野の部門責任者及び新規事業立ち上げ、さらにビューローベリタス(仏)にて営業部長を担当)。その後、ProFuture(旧HRプロ)の常務取締役 兼 COOを経て、2015年12月にコーチングを軸としてコンサルティングを加えたサービスを提供する総合経営支援企業、コノウェイ株式会社を創業、代表取締役社長に就任。認知科学を基礎とした最先端の「コグニティブコーチング(TM)」を習得し、自社ブランドの「CEOコーチング(R)」及び「ゴールドビジョン(R)メソッド」の普及を図っている。また、コグニティブ・コーポレート・コーチングの発起人であり、苫米地英人氏の右腕としてプログラムの開発及び普及活動に尽力している。大企業役員、中小企業経営者からサラリーマン、OLまで幅広い対象のクライアント層に対してコーチングを行っており、グループ、マンツーマンで1000人以上に対してのコーチング実績を有する。企業に対しては、個々の強みを生かしながら組織にハイパフォーマンスカルチャーを醸成・定着させることを得意としている。テンプル大学にて認知心理学(コーチング)の講義を担当。2016年12月には著書 『ゴールドビジョン』をPHP研究所より出版。

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、久野和禎氏(コノウェイ株式会社 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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