経営者インタビュー 中村崇則氏(株式会社ラクス 代表取締役) Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 中村崇則氏(株式会社ラクス 代表取締役) Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、中村崇則氏(株式会社ラクス 代表取締役)です。今回は、システムやクラウドといったITの力で中小企業を支える、株式会社ラクスの中村崇則社長にお越しいただきました。山口県生まれ。神戸大学を卒業。2000年に株式会社アイティーブーストを起業し経営者となります。2010年に社名を株式会社ラクスに変更。2015年に東証マザーズに上場。業務効率化に貢献する複数のクラウドサービスを開発・販売し、中小企業の業務効率化に貢献する経営者の素晴らしいお話を伺うことができました。座右の銘・成功の秘訣も、すべての方にご参考にしていただけます。経営者インタビューをぜひお聞きください!

(2019年5月配信)



前回に続き、中村崇則氏(株式会社ラクス 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:DNSを売却後、すぐに株式会社アイティーブースト(現・株式会社ラクス)を起業されていますが、何を目指して2社目を起業したのでしょうか?

中村崇則:1社目は売却してプラスで終わったのですが、起業するときに誘ったNTT時代の後輩達から「次に何の事業を経営する?」と聞かれました。さすがに「知りません」と答えるわけにはいかないので、アイティーブーストを起業しました。

新谷哲:起業されるとき、どのような事業を経営しようと考えていたのですか?

中村崇則:当時はITエンジニアの数、オープンソース技術者の数が少なかったので、「オープンソースを教える学校を作って、エンジニアの数を増やす」という事業の経営を考えました。

新谷哲:現在、経営されている事業とは少しズレている気がするのですが、なぜこの事業の経営を考えたのですか?

中村崇則:何かしらのサービスを作るためにも、エンジニアの数が必要です。しかし当時は、エンジニアの数が少なく採用できませんでした。エンジニアの数が増えるのを待つよりは、自分達でエンジニアを作りだす方が早いと考えます。エンジニアを教育する事業を経営することで、「エンジニアを増やし、その中から弊社に入ってくれる人が出てきて、開発力がついて、サービスを作る」という流れを考えました。

新谷哲:では、その流れの中から、弊社でも使用している「配配メール」などのサービスが出てくるのですか?

中村崇則:そうです。当時経営していたスクールの卒業生の中には、弊社に就職して社員になった方もおります。

新谷哲: 2015年には東証マザーズに上場を果たしますが、起業当初から上場を目指して経営をしていたのですか?

中村崇則: 上場は、1社目を起業した時から意識していました。2社目も同じで、「上場しても耐えられるような透明性の高い経営」を意識して経営していました。

新谷哲:それは上場に関する勉強をし、知識を得ていたということですか?

中村崇則:そうですね。1社目でVC(ベンチャーキャピタル)に出資いただいていたので、上場するにはどうすればいいか、という指導を受けていました。例えば「月次の役員会」は早い段階からスタートしていました。

新谷哲:2社目の時は、VCから出資を受けたのですか?

中村崇則:2社目は受けていないです。1社目を売却した資金があったので、それ使って起業しました。

新谷哲:経営をする中で、上場への苦労などはございましたか?

中村崇則:上場するためには、上場に耐えうるだけの管理体制を作る必要があり、コストがかかりました。売上の規模が小さい中、費用は1億円ぐらいかかったので、費用を捻出することに苦労しました。

新谷哲:未上場の時と上場後で、環境の変化などはございましたか?

中村崇則:もともと上場を意識して経営していたので、あまり変わっていないです。ただ、毎日株価はつきますので、そこは一番大きな変化だと思います。

新谷哲:もしよろしければ、株式会社ラクスが経営している事業についてお教えいただけますか?

中村崇則:中小企業向けの様々なクラウドサービスを、月額でレンタルする事業を経営しています。代表的なサービスとしては、「楽楽精算」という経費精算のサービス。これは経費精算の効率化に繋がるサービスで、経費精算が煩雑になってくる30名以上の企業を対象としものです。他にも様々なサービスがあり、それらを月額2万円、3万円という低価格のサービスで提供する事業を経営しています。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]中村崇則氏
株式会社ラクス 代表取締役

神戸大学経営学部を卒業後、1996年4月に日本電信電話株式会社(NTT)入社。同社退職後にメーリングリストサービスを提供する株式会社インフォキャストを設立し、取締役に就任。株式会社インフォキャストを楽天株式会社に売却。2000年11月に株式会社アイティーブーストを設立し、代表取締役社長に就任。2010年1月に株式会社ラクスに社名を変更。2015年に東証マザーズに上場。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、中村崇則氏(株式会社ラクス 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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