経営者インタビュー 大久保柾幸氏(アースウェル株式会社 代表取締役) Vol.3|経営ノート

経営者インタビュー 大久保柾幸氏(アースウェル株式会社 代表取締役) Vol.3|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、大久保柾幸氏(アースウェル株式会社 代表取締役)です。今回はアースウェル株式会社代表取締役の大久保柾幸社長にお越しいただきました。金融業界の営業職を経て、31歳の時にアースウェルを設立。独立前にソフトバンクの孫正義社長にお会いしたいと、2ヶ月の間に20回以上本社に突撃するなど、行動力のある経営者です。経営者インタビューでは、いかにして孫正義と面談をしたか、なぜ環境衛生事業の経営を決断したかなど、お話しいただきました。ぜひ、経営者インタビューをご覧ください。

(2019年7月配信)



前回に続き、大久保柾幸氏(アースウェル株式会社 代表取締役)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.2はこちら

新谷哲:ちょっと金融業時代のお話に戻らせていただきます。20代前半に経営者になることを決めていたとおっしゃいましたが、なぜ起業して経営者になろうと思われたのですか?

大久保柾幸:ソフトバンクの孫正義社長に、個人面談をする機会を得たことがきっかけです。

新谷哲:なぜ、孫正義社長と面談したいと思われたのですか?

大久保柾幸:社会人になった時に「実力をつけて戦うしかない。だったら福岡じゃなくて、東京かニューヨークかロンドンで働くのが良い」と考えました。最初に就職した先物取引会社は東京に営業所があったので、志願して東京に配属してもらいました。東京で営業をすれば、「ビジネスの第一線で活躍する経営者に多く会える。経営者達と関わりながら仕事が出来る」と思ったのですが、経営者に会えない状態が続きました。ある年末に上司から「来年の抱負考えてこい」と言われたので、「今年は経営者と関わりながら仕事をする」と発表したら上司から個室に呼び出しを受けました。「お前何言っている。経営者が世の中を何も分かっていない小僧を相手してくれる訳がない」と怒られました。この時に「辞めたほうが良いですか?」と話しました。すると支店長に話が上がりチャンスを頂きました。そこから経営者とお会いできるようになったのですが、たまたま孫正義社長の存在を知りました。当時の孫正義社長は29歳か30歳くらいの時で、僕と同じ福岡出身でした。経営者としてお手本にしたい、ぜひ会いたい、と思い、アポイント取りにチャレンジします。

新谷哲:孫正義社長へのアポは、スムーズ入ったのですか?

大久保柾幸:簡単にはいきませんでした。まず本人に届かないのです。電話しても話せない。直接行ってもアポがないと会えませんと言われる。アポを取るための電話をしても繋いでくれない。そんな八方塞がりです。

新谷哲:何回くらい、直接会いに行かれたのですか?

大久保柾幸:週に1、2回行くのを2カ月ぐらい続けていたので、20回ぐらいです。1カ月ぐらいで「無理かな?」と諦めかけたのですが、ヤバいところまで続けようと思いました。

新谷哲:アポが取れ、面談できたきっかけは何だったのでしょうか?

大久保柾幸:手紙を送り、返事がきたのでアポが取れました。帰りに立ち寄った本屋で「手紙は受付を通過してターゲットに届く」という本を見つけたのです。この本を参考にして手紙を送ってから2週間か3週間ぐらいで返事がきました。手紙には秘書の方のお名前と電話番号があり、ここに電話して時間調整をしてくださいという内容でした。

新谷哲:孫正義社長は日本マクドナルドの藤田田元社長に飛び込みで会いに行っている方なので、飛び込みなどが好きなのかもしれないですね。30歳で経営者となられますが、最初からアースウェルを起業したのですか?

大久保柾幸:そうです。株式会社でなく、有限会社アースウェルとしてスタートしました。

新谷哲:事業内容は、現在の株式会社アースウェルと同じですか?

大久保柾幸:そうです。

新谷哲:なぜ、厨房の衛生改善システムの事業を経営しようと考えたのですか?

大久保柾幸:起業して経営者になるまでの間に、色々な仕事を経験しましたが、どの事業で起業するかは考えていませんでした。その時のことをとにかく一生懸命に仕事をしていたので、事業について考える余裕がなかったのです。アースウェルを起業する30歳で「やばい。このままだと起業できない」と思いました。当時は6歳と2歳の子がいましたが、次に進めないと思ったので、会社を辞めました。奥さんと一緒に1カ月の生活費を一緒に計算して、最低限の生活費を稼げるフリーター職は確保してから辞めました。事業内容は、図書館に毎日通い、8カ月間で23個の事業企画書を作ります。そのなかの1つが、厨房の衛生改善システムの事業でした。

新谷哲:もしよろしければ、アースウェルが現在経営する事業内容についてお話しいただけますか?

大久保柾幸:現在は3つの事業を経営しています。1つは、起業当初からやっている厨房の衛生管理。もう1つが、障害者の方を支援と訪問介護という医療福祉の分野。もう1つは、保育園です。医療福祉と保育園の事業は地元密着の仕事です。衛生管理の仕事は「ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!」という本を出版したことがきっかけで、全国からお問い合わせをいただいています。ただ福岡だけでやっていたので、他の地域の対応できていません。そこで2年前から衛生管理のフランチャイズを構築しています。衛生管理の事業を一緒に広げる仲間を増やしたいと思っているので、興味がある方はぜひお声がけください。

Vol.4へ続く

 

[プロフィール]大久保柾幸氏
アースウェル株式会社 代表取締役

1966年生まれ。金融業界の営業職を経て、31歳の時に有限会社アースウェルを設立。IPMを応用した厨房の衛生改善システムを独自に構築し、数多くの飲食店、病院、保育園などの害虫対策、衛生管理などを手掛ける。著書に「ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!」がある。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、大久保柾幸氏(アースウェル株式会社 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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