経営者インタビュー 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長) Vol.1|経営ノート

経営者インタビュー 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長) Vol.1|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)です。30歳で会社を上場させた、株式会社ガイアックス代表執行役社長の上田祐司氏。実は、インタビュアーをつとめる新谷哲とは、前職で上司部下の関係でした。新谷曰く、「当時から部下の中でもNo.1に優秀だった」とのこと。前職時代の「起業したら上場するのが当たり前」という教えに忠実に上場を実現させたストーリーは、多くの経営者様に聞いていただきたい内容となっております!

(2017年4月配信)


 

新谷哲:今回の経営者インタビューは、上場企業、株式会社ガイアックスの上田祐司氏です。実は私の後輩なんです。私の元部下で、後輩の中でもNo.1に優秀な経営者です。まずは経歴をご紹介いたします。1974年大阪府に生まれ、1999年同志社大学の経済学部をご卒業。ご卒業後は起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。1年半後24歳で起業。30歳で上場を果たし、ガイアックスでは人と人とを繋げるミッションの実現のため、これまでのソーシャルメディア事業に加え、シェアリングエコノミー事業の拡大や関与する企業への投資を強化している経営者です。今日はよろしくお願いいたします。

上田祐司:よろしくお願いします。

新谷哲:では最初のご質問ですが、ご出身は大阪とのこと。小中高も大阪ですか?

上田祐司:小学校は大阪の茨木市なのですが、中学からは同志社中学校に行っておりました。

新谷哲:やっぱり頭もよかったのですね。

上田祐司:小6の時はすごく頭が良かったのですが、中高大は自動的に上がるものですから、学力のピークは小6だと思います(笑)。

新谷哲:今が一番ピークなのではないかと思いますが、小学校、中学校、幼少期どんなお子さんでしたか?

上田祐司:小学校の頃からプログラミングはしていまして、結構パソコンには親しかったのですが、中学校の時にちょっと残念ながら麻雀というものに出合ってしまい。そこからプログラミングは一切やっていない感じです。

新谷哲:何かもったいないような人生ですね(笑)。高校も同志社ですが、高校時代というのは、どんな思い出がございますか?

上田祐司:昔からすごく働きたかったので、高校1年生の春からアルバイトを始めました。

新谷哲:どんなアルバイトをされていたのですか?

上田祐司:最初はすごくスタンダードにマクドナルドです。

新谷哲:その時にフランチャイズを学ばれたのですか?

上田祐司:まだ高校1年生だったので、職場に行くとやっぱり仕事ができる人が初心者の方に教えるというのがあって、それはすごく感動した覚えはあります。仕事さえできれば別に年齢関係なく、リーダーになっていけるということに。

新谷哲:その後同志社大学にそのままお進みになっていますが、同志社の外に出ようというのは考えなかったのですか?

上田祐司:残念ながらそんな学力ではなくて、スレスレでした。

新谷哲:同志社大学で学ばれたのは、経済学部ですよね?

上田祐司:学部的にはそうですね。ただ大学1年生の時の4月1日、2日ぐらい泊まり込みまして、4年間の履修計画を立てました。その段階でノートや、過去問、代返をしてくれる人を手配して、万全の体制で大学生活を迎えたという感じです(笑)。

新谷哲:大学にはほとんど行かないような計画でしたか?

上田祐司: 1年生の時に多くて月6回。もう2年生からはほとんど行っていないです。

新谷哲:よく卒業できましたね。

上田祐司:恐らく4年間で卒業した中では、最少出席日数だと思います。

新谷哲:でも計画立てられて出席しないようにする意思は、なかなか素晴らしいですね。

上田祐司:よく先生がテスト前に「お前らテスト前に焦るなよ」と言っていたのですけど、僕も、おっしゃる通りだ、今さらバタバタ過去問集めるな、と思いました。

新谷哲:では大学時代は何をされていたのですか?

上田祐司:アルバイトや、もう少し進んで商売ごっこみたいなことをたくさんやりました。

新谷哲:どんなご商売をされていらしたのですか?

上田祐司:1つはアルバイト。初めマクドナルドからスタートして、高校の時でも10個15個のバイトはしていたのですが、大資本に搾取されている感じがありまして。これちょっと自分でやったほうが儲かるのではないかなと思って、ハンバーガーの屋台を大学生の時にやったことがあります。

新谷哲:儲かったのですか?

上田祐司:正直一発儲けてやろうと思って始めたのですが、蓋を開けてみたら、時給換算するとそこまで変わらなかったです。でも自分で鉄板買ってきて、パンと肉買ってきて、お客さんにパンと肉焼いて渡すと、お客さんが目の前で「おいしいおいしい」って食べてくれるのです。「おいしいおいしい」と食べてくれるのを見ると、何かもうちょっと工夫しようかなと思って、肉の焼き方を調べてみたり、トライアンドエラーしたり、あの時の勉強はすごい楽しかったです。

新谷哲:その頃から起業家・経営者の片鱗を見せていた形ですね。

上田祐司:起業というほどではないです。しかし自分で工夫してお客さんに喜んでもらうことが楽しいものなのだというのは、その時感じて、将来何かそういったような関係にいけたらいいなと思いました。

新谷哲:それ以外にもご商売はやられたのですか?

上田祐司:あとは英会話教材の販売です。これもリストは自分で買わなきゃならないし、電話代も自分で払って、それで営業して成果が上がると売り上げの2割をもらえるみたいな形です。

新谷哲:大学生というよりは普通の社会人ですね。

上田祐司:私の隣にいた1個上の大学生の方は年収1000万円以上稼いでいて、あの人は多分、大学卒業せずにあの道に入っていったのだろうなと思います。

新谷哲:上田社長は英語教材の販売のほうでやろうとは思わなかったのですか?

上田祐司:いろんなアルバイトをしていましたので、そのうちの1個として社会経験としてやっていたという感じです。

新谷哲:それはもう起業を目指しているから、今のうちにいろんなことチャレンジしておこうみたいな感じですか?

上田祐司:明確に起業という訳ではないのですが、いろいろな商売を見ていくというのは本当に楽しいなと感じてはいました。

新谷哲:本当に起業家・経営者の片鱗が見られて、私と違って大変ご優秀でいらっしゃったと感じです。

上田祐司:いえいえ、とんでもございません。

新谷哲:その後、私と一緒のベンチャー・リンクにご入社されているのですが、なぜベンチャー・リンクを選ばれたのですか?

上田祐司:いろいろやっていく中で、やっぱり自分でアイディアを出して、いろんなことを決められる立場がいいなと思い、それでセーフティーなのは起業することだなと思ったのですが、大学4年生で卒業してすぐ起業というのもなかなかハードルが高くて。ベンチャー・リンクが当時、「独立する人しか雇わない」というようなことを言っていて、これまさに僕のための会社ではないかと思って、受けた次第です。

新谷哲:ベンチャー・リンクはその後1年半ぐらいしかいなかったのですが、何かベンチャー・リンク時代の思い出というのはございますか?

上田祐司:もう仕事が楽しくて楽しくて、本当朝から晩まで働いていましたし、新谷さんにいろいろご指導いただいたという思い出ばかりです。

新谷哲:ほとんど指導もしていなく、入った時から大変優秀な上田社長でしたが、1年半でもう辞めちゃうということは、あんまり勉強にならなかったのではないかなと思いますが、いかがでしたか?

上田祐司:10年ぐらいはいようかなと思っていたのですが、同期で一番優秀だった山根さんという女性がおりまして。これも新谷さんに一緒に指導を受けた仲間なのですけど。彼女があまりにも優秀すぎて。

1年半経った頃に一緒にご飯行って、お好み焼き食べながら「将来何か一緒にしようよ」なんて言ったら「そうよね」ってその日は終わったのです。でも翌日会社行ってメールを開けたら、山根さんから「私辞表を出したけど、上田くん出した?」みたいなメールがきていて。これ何か僕が誘ったことになっていて、やっぱり仕事できる人はこういう人なのかと思いながら、本当は僕、別に辞めるつもりはなかったのです。けど、そうなっちゃったものですから、もう泣きながら「今書いているところ」と返事をして退職することになりました

Vol.2へ続く

 

[プロフィール]上田 祐司 氏
株式会社ガイアックス代表執行役社長

1974年大阪府茨木市生まれ。同志社大学経済学部卒業後、起業を志し、独立支援の業務を特徴とした株式会社ベンチャー・リンクに入社。1年半後、独立を決め退社。オンラインコミュニティの企画・開発・運営を手がけるガイアックスを24歳で起業し、30歳で上場を果たす。また、創業以来300名以上のインターンシップ生を受け入れ、大学においてベンチャー企業論等の講師も務める。2004年「LEADERS of the NEXT GENERATION」に選出された。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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