経営者インタビュー 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長) Vol.2|経営ノート

経営者インタビュー 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長) Vol.2|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)です。30歳で会社を上場させた、株式会社ガイアックス代表執行役社長の上田祐司氏。実は、インタビュアーをつとめる新谷哲とは、前職で上司部下の関係でした。新谷曰く、「当時から部下の中でもNo.1に優秀だった」とのこと。前職時代の「起業したら上場するのが当たり前」という教えに忠実に上場を実現させたストーリーは、多くの経営者様に聞いていただきたい内容となっております!

(2017年4月配信)



前回に続き、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.1はこちら

新谷哲:その山根さんはベンチャー・リンク時代、大変優秀で、私が研修指導した時に、山根さんが1位、上田くんが2位だったという思い出があります。その山根さんがガイアックスの元副社長でいらっしゃるのですよね。

上田祐司:そうですね。

新谷哲:ご一緒に起業されたという訳ですか?

上田祐司:そうですね。

新谷哲:当時、起業の時は何人かの仲間と創業されたとお聞きしました。何人のメンバーで起業されたのですか?

上田祐司:起業した瞬間は、関西のほうの後輩1人、京大生の理系のプログラミングができる人間を連れて3人で起業したのです。半年か1年ぐらいで十数人集めて。だいたい学生が多かったのですが、そういったメンバーが創業メンバーとなって、本当にそのうちの3分の1ぐらいは18年経った今でもまだ残ってくれています。

新谷哲:創業の時の苦労話をお聞きしていると、キャベツを皆で分け合ってそれでもめた話を、私はよく聞いています。

上田祐司:そこまでもめてはいないですが(笑)。皆で2LDKの家に泊まっていまして、それこそ毎日4時とかぐらいまで仕事をして、ちょっと寝てまた全員が起きて働く。共同生活でご飯も全て提供する。ご飯はだいたい半分ぐらいは僕が作っていたのですけど、朝ご飯が本当に十数円、昼が贅沢にいって50円、夜は頑張って150円、できれば100円ぐらいでコントロールしていたというのが当時ですね。

新谷哲:1日200円ということですよね。

上田祐司:そうですね。

新谷哲:それを、数人で分け合っていたという感じですか?

上田祐司:毎日、「いただきます」の時に、今日使った食材、例えば「キャベツとハムを使ったよね。100円を半分だから50円、これを8人で割っているから1人7円だよね」と、そうやって積み上げながら1日1日の食事の金額を計算していた覚えがあります。

新谷哲:なるほど。素晴らしい起業経験ですね。

上田祐司:当時のメンバーは皆こぞって、「そうめんとたらこパスタは嫌だ」と言いますね。

新谷哲:そればかり出されていたのですね。

上田祐司:一番コスパが良かったものですから(笑)。

新谷哲:今の若い方はそういうので起業する方なんていないのではないですか?(笑)

上田祐司:そうかもしれないですね。ただそんな辛かったかと言われると、別に辛くはないですけどね。

新谷哲:そうですか!

上田祐司:もうお腹いっぱいご飯食べていましたから。

新谷哲:本当にお腹いっぱいに食べていたのですか?

上田祐司:別にそうめんを3束出すのも4束出すのもそんなに変わらないので(笑)。

新谷哲:すごいお話ですね。その後、上場されていらっしゃいますけど、もともと上場を目指されていたのですか?

上田祐司:ベンチャー・リンクで非常に社会人としての基礎を叩きこまれ、起業をしたら上場するのが当たり前だという教えを叩きこまれていたものですから、起業した時から上場するものだと思っておりました。

新谷哲:30歳で上場というのは、当時の最年少上場経営者ではないですか?

上田祐司:上場企業の経営者の中で、一番若かった時期はあったのかなとは思います。

新谷哲:上場するまでの苦労とかは何かございましたか。

上田祐司:上場するまでにたくさんのお金を集めたのですが、途中でベンチャーキャピタルさんが「これ早く上場しなければ会社売り払うぞ」みたいなそんな話もありまして、そこはちょっと苦労したかもしれないです。

新谷哲:それはどうにか回避できたのですか?

上田祐司:巡り巡って譲渡先を見つけてきたり、そのうちの一部はベンチャー・リンクさんにお願いして、買い取ってもらいました。

3年目ぐらいに言われたので、ベンチャーキャピタルさんも厳しいなと思ったのですが、確かにお金を集める時に「2年で上場しますから」と言っていたなと思い出して。約束を破っているのは私でした。

新谷哲:今のお話を聞いていると、上田社長は苦労話をお話しいただけるかなと思っていたら、いつも楽しい感じで、あんまり苦労を感じないタイプですか?

上田祐司:大体は楽しい思い出になってしまっています。

新谷哲:羨ましい限りです。上場後もう10年経っていますが、上場後の苦労というのは何かあるのですか?

上田祐司:やはりインターネット業界変化が激しいものですから、作ってきたビジネスモデルが本当数年経つと崩壊する。そのような中で次々と新しい業態を作っていかなければならないというのは大変ではありました。

新谷哲: M&Aも結構されていていますが、何社ぐらい買われましたか?

上田祐司:買った会社もしくは事業部で数えますと、10は超えている気はします。

新谷哲:今も残っているのは10のうちどれぐらいですか?

上田祐司:組み込んでいきますので、結構残っています。

新谷哲:そうですか。ご優秀でいらっしゃいますね。

上田祐司:いえいえ、小っちゃくなったやつもありますけれども。キャッシュフローがある限りは無理して撤退はしませんので。

Vol.3へ続く

 

[プロフィール]上田 祐司 氏
株式会社ガイアックス代表執行役社長

1974年大阪府茨木市生まれ。同志社大学経済学部卒業後、起業を志し、独立支援の業務を特徴とした株式会社ベンチャー・リンクに入社。1年半後、独立を決め退社。オンラインコミュニティの企画・開発・運営を手がけるガイアックスを24歳で起業し、30歳で上場を果たす。また、創業以来300名以上のインターンシップ生を受け入れ、大学においてベンチャー企業論等の講師も務める。2004年「LEADERS of the NEXT GENERATION」に選出された。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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