経営者インタビュー 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長) Vol.4|経営ノート

経営者インタビュー 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長) Vol.4|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)です。30歳で会社を上場させた、株式会社ガイアックス代表執行役社長の上田祐司氏。実は、インタビュアーをつとめる新谷哲とは、前職で上司部下の関係でした。新谷曰く、「当時から部下の中でもNo.1に優秀だった」とのこと。前職時代の「起業したら上場するのが当たり前」という教えに忠実に上場を実現させたストーリーは、多くの経営者様に聞いていただきたい内容となっております!

(2017年4月配信)


前回に続き、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)の経営者インタビューをお届けします。(Vol.3はこちら

新谷哲:上田祐司氏の座右の銘ですが、「効率は愛」。大変珍しいのですが、どういう意味でしょうか?

上田祐司:これはもともと船井幸雄さんの本に出ていたメッセージです。それもドーンと出ていた訳ではなく、どこかの文脈の中にぽろっと出てきだけなのですが、それを見た時に確かにそうだなというのを強く思い自分の中で座右の銘にしております。優しい人って世の中いると思うのですが、結局、非効率なことをしています。巡り巡ってどこかにひずみだったり、どこかに迷惑だったり、本当はもっとハッピーになる方法があるのに、それを実現できていなかったりするのですよ。一方で効率的にやっていくというのは、巡り巡って皆にとってハッピーなことを導きだしていることが多く。効率を追求することが世の中に対する愛情表現ということに繋がるのだな、と考えていつも活動をしております。

新谷哲:私どももベンチャー・リンク時代に「DIPSは愛だ」と言われて勉強したので、まさにベンチャー・リンクの血がそのまま通っているのではと思ってびっくりしました。

上田祐司:いえいえ、もう本当に同じ概念だと思います。

新谷哲:最後に質問なのです。この番組は経営者向け、全国の社長様がお聞きになったり、または起業する方がお聞きになったりするものですから、起業家もしくは経営者としての成功の秘訣、上場はどうやったら上場できるのか、成功できるのかなど、経営者へのアドバイスをいただけないでしょうか。

上田祐司:まず自分視点で成功したいと思うのは、非常に危険な考え方だと思います。やっぱり自分の存在が認められるのは自分の意思ではなく、周りから必要とされるかどうか。例えば机の上に消しゴムがあったとして、この消しゴムが存続できるかどうかは消しゴムの意思によらず、周りの人が鉛筆使っていて消しゴムが必要だったら存続できるし、そうでなければ捨てられる。

それが社会でも一緒かなと思います。社会に大きなインパクトを与えるためには、より社会を見て、社会に必要とされている大きな出来事を提供しにいかなければならないと思います。一方で事業を立ち上げた瞬間って、皆さん総じてそうだと思うのですが、そんなリソースは何もないと思うのです。私がベンチャー・リンクの時に一番学んだのは、たくさんの人を一気に、同時に巻き込むことです。

1つだけだと実は巻き込むことは不可能。お金も、人も、販路も、仕入れ先も、マスコミも巻き込みながら、同時にやればついてくるのです。それでも成功確率はどう頑張っても2割か3割だと思うのです。が、同時に巻き込むことによって普通成功しない新規事業とか新しい企業を2、3割ぐらいの成功確率まで引き上げられるのではないかなと考えています。

新谷哲:深いお話でいらっしゃいます。先程の「効率は愛」というものに通ずるものがあります。お聞きになっている起業を目指される方、経営者方も大変勉強になったのではないかと思います。本当にありがとうございます。

上田祐司:とんでもございません。

新谷哲:私自身が成功者になれるかはまだまだ未熟者ですので、後輩の上田社長には教えていただきながら成功していきたいなと思います。

上田祐司:いえいえ、とんでもございません。

新谷哲:最後に、永田町のシェアオフィスをご紹介していただければと思います。

上田祐司:永田町のシェアオフィス、本当にたくさんのフロアを貸し出しておるのですが、起業家の方に本当にフィットした形でご用意しております。起業して社員が10人の時にそのオフィスが満席になったとします。ここからが結構悩ましくて。15人のところに移るのか、20人のところに移るのか、30人のところに移るのかと悩む。物件を探すとなるといろいろ条件が重なるものですから、副社長クラスが行って探さないと話がまとまらないのです。

無事引っ越しが決まったとしても、敷金礼金を入れて内装をしてレイアウトを作ってとやって、しかも引っ越しが終わったら元のオフィスの原状復帰がある。そうなると非常にコストがかかる。しかも大きくなったり小さくなったりしますと、1年ぐらいでまた次の引っ越し先を探さなければならないので、コストが大変なのですよ。永田町のオフィスではフリーの1人席、2人用の席、3人用の席、さらに40人ぐらいまでたくさんの部屋を取り揃えております。ですから10人の企業が15人になったら、15人の席に翌月から移動をしていただけます。

業界用語ですがASP的な料金を払えば移動できますし、住所変更も必要がございませんので、ベンチャー企業向けのオフィスかなと思っています。興味のある方がいれば、是非ご入居していただければ嬉しいなと思います。

新谷哲:ありがとうございます。リスナーの皆様方も永田町のオフィスをご見学いただいて、移ってみようかなという方は移られたらいいのではないかなと思います。本日はお忙しい中お聞きいただきまして、誠にありがとうございました。是非皆様のご参考にしていただければと存じます。上田社長、今日はどうもありがとうございました。

上田祐司:ありがとうございました。

 


 
編集後記(聞き手・新谷 哲 談)

上田社長のお話を聞きまして、大変感銘を受けました。私の後輩とは思えない大変優秀な経営者で、私の元部下や後輩を合わせても多分No.1なのではないかなと感じております。特に楽しんでソーシャルメディアというのをやっていらっしゃり、そして今からはシェアリングエコノミーを支援するということで、上田社長の社員の方々ともお話しても、大変明るく前向きですごく一生懸命仕事をして、楽しい雰囲気が伝わってきます。これからも伸びていく企業なのだろうなと感じました。是非皆様もガイアックス様みたいな企業を目指されてみてはいかがかなと思っております。

 

[プロフィール]上田 祐司 氏
株式会社ガイアックス代表執行役社長

1974年大阪府茨木市生まれ。同志社大学経済学部卒業後、起業を志し、独立支援の業務を特徴とした株式会社ベンチャー・リンクに入社。1年半後、独立を決め退社。オンラインコミュニティの企画・開発・運営を手がけるガイアックスを24歳で起業し、30歳で上場を果たす。また、創業以来300名以上のインターンシップ生を受け入れ、大学においてベンチャー企業論等の講師も務める。2004年「LEADERS of the NEXT GENERATION」に選出された。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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