成功経営者インタビュー

経営者インタビュー 杉山嘉春氏(プラーナ株式会社 代表取締役)

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、杉山嘉春氏(プラーナ株式会社 代表取締役)です。

今回は、企業向けコンサルティング事業を経営する、株式会社プラーナ代表取締役の杉山嘉春氏にお越しいただきました。静岡県ご出身、20代の頃から経営者を目指しながら、18ヶ月の海外放浪生活を経験され、突然の事故をきっかけに起業し経営者となられます。現在は、官公庁との取引推進をサポートする「官公庁ビジネスコンサルティング」が注目の事業。サポートを受けた企業は、最短30日で国との取引きを実現するなど、目覚ましい成果を上げられています。「成功の秘訣は諦めずにやり続けること」。逆境にも負けず愚直に事業の経営を続けられた杉山嘉春社長のお言葉は大変胸に響きます。ぜひ経営者インタビューお聞きください!

新谷哲:今回の経営者インタビューは、プラーナ株式会社代表取締役の杉山嘉春社長です。経歴からご紹介させていただきます。静岡産業大学卒業後、地元静岡の商社に入社。1年で退職し、18ヶ月間、アジア・オセアニアを放浪されます。平成5年に大手食品会社に入社。平成10年には大手電気保安会社に入社し、営業所長などを歴任。その後、現在のプラーナ株式会社を設立し経営者となります。現在は官公庁ビジネスを中心とした中小企業を支援する事業の経営をされています。杉山嘉春社長、よろしくお願いいたします。

杉山嘉春:よろしくお願いします。

新谷哲:最初の質問です。静岡県ご出身はとのことですが、小学校・中学校時代はどのようにお過ごしになりましたか?

杉山嘉春:叔父がスポーツ少年団の監督をしていたので、やりたくもないサッカーをやっていました。ただ、地元はサッカーが盛んだったので、友達がたくさんできました。

新谷哲:サッカーはお上手だったのですか?

杉山嘉春:残念ながら、あまり上手ではなかったですね。

新谷哲:高校も地元、静岡県の高校に進まれましたか?

杉山嘉春:はい。

新谷哲:高校時代はどのようにお過ごしになりましたか?

杉山嘉春:第1志望の高校に入ることができなかったので、地元でも残念なことで有名な高校に行き、アルバイトに専念しました。ただ、そのおかげで社会を見ることができて、遊びも覚えることができました(笑)。

新谷哲:なるほど(笑)。どんなアルバイトをされていらっしゃったのですか?

杉山嘉春:ファーストフード、魚屋、警備員、お好み焼き屋などで働いていました。

新谷哲:高校卒業後、静岡産業大学に進学されますが、選ばれた理由はございますか?

杉山嘉春:静岡産業大学に県内で唯一、経営環境学科がある大学でした。「経営を環境の面から学べる」という部分に惹かれ、大学を選びました。

新谷哲:大学卒業後は地元の商社に入られていますが、それも環境問題を考えて入られたのですか?

杉山嘉春:いえ、その頃は「経営者になりたい」という気持ちがあり、「経営者になるには販売や営業が必要になる」と思いました。それで営業の仕事ができる商社に入社しました。

新谷哲:「経営者になりたい」と思われたきっかけはございますか?

杉山嘉春:アルバイトをしているときに、「理不尽なことを言う上司の下で働くのが嫌だ」と思ったのが一番の理由です。

新谷哲:では、高校時代のアルバイトが経営者に繋がった、という感じですか?

杉山嘉春:そうです。

新谷哲:商社は1年で退職されていますが、1年で退職した理由はございますか?

杉山嘉春:「海外に行きたい」という願望が強く、抑えきれなくなってしまい「海外に行く!」と決めて、会社を辞めました。

新谷哲:海外を18ヶ月間放浪されたとお聞きしましたが、大変な苦労があったのではないですか?

杉山嘉春:当時はスマホどころか、インターネットもほとんどない状態ですので、情報が全くなかったのです。なので、オセアニアではチーマーみたいな人達にボコボコにされ、香港では香港マフィアみたいな人達に殺されそうになるなど、危険な目にも結構遭いました。

新谷哲:よくご生還されましたね!海外を18ヶ月間放浪されて、感じたことなどはございましたか?

杉山嘉春:根拠はなかったのですが、「縛りがなければ、自分は自由な発想で何でもできる!」という気持ちが生まれたことと、海外を見たことで、日本のことが大好きになりました。

新谷哲:放浪後は、食品会社にお勤めになっていますが、地元の静岡県でお勤めになったのですか?

杉山嘉春:そうです。

新谷哲:地元の食品会社を選んだ理由はございますか?

杉山嘉春:日本に帰って来た時に「日本の社会は学歴や経験が重視されている。そんな日本の大手企業に勤めているのは、どういう人たちなのか?」と思い、選びました。

新谷哲:食品会社では、どのようなお仕事をされたのですか?

杉山嘉春:生産管理という部署にいました。工場内の生産の数を決めて、生産部門に指示を出す、という仕事です。

新谷哲:5年で食品会社を退職された後は、大手電気保安会社に転職されますが、こちらを選ばれた理由はございますか?

杉山嘉春:商社の部分でもお話ししましたが、「経営者になるには営業が重要だ」と思っていたので、色々な方から営業の話を聞いていました。その中で「営業で売れる人間というのは、何であっても売れる」という話があったので、「何でもいいから売れるようになろう」と思いました。電気保安会社を選んだ理由は、給料が良かったからです(笑)。

新谷哲:では、営業職として入社されたのですか?

杉山嘉春:はい。

新谷哲:その後、営業所長になられて、最後は社長秘書までやられたとお聞きしています。営業所長から社長秘書に移られたのは、杉山嘉春社長自らが、電気保安会社の経営者に希望を出されたからですか?

杉山嘉春:そうです。

新谷哲:どんなお仕事をされたのですか?

杉山嘉春:新入社員の研修、売れない営業マンのためのフォローアップ研修などを行っていました。

新谷哲:では、電気保安会社で学ばれたことはございますか?

杉山嘉春:最初は、営業が上手くいきませんでした。上手くいかないので嘘の日報を書いたこともございますが、書いている自分が情けなかったです。「このまま続けていたら、自分の人生はない。1ヶ月だけ真剣にやってみよう」と思って、1ヶ月だけ人生で一番懸命に仕事をすることを経験したことです。

新谷哲:出世をされたのは、その時に成功されたからですか?

杉山嘉春:そうですね。運が良かった感じです。

新谷哲:電気保安会社に8年お勤めになられた後、株式会社プラーナを起業され経営者となられますが、起業して経営者になろうと思ったきっかけは何でしょうか?

杉山嘉春:実は、営業車で交通事故を起こしたことがきっかけです。その時の交通事故で3年以上歩くことができない怪我を負い、退職せざるを得なくなりました。その後、就職活動をしたのですが、立つことも歩くこともできない人間を採用する企業が見つからず「食べていくには、起業して経営者になるしかない」と何も考えずに経営者になりました。

新谷哲:歩けない状態で経営者になられますが、最初はどのような事業を経営しようと考えたのですか?

杉山嘉春:ホームページ制作事業の経営を行いました。経験がなく、プログラミングやホームページのことも分からなかったのですが、「とにかく生きていかなきゃ」という気持ちで始めました。初めての発注は、経営者の友達に「うちでホームページ作ってくれないか?」とお願いをしました。

新谷哲:その時は、車椅子生活をしていたのですよね?

杉山嘉春:そうですね、それに近い状態でした。

新谷哲:では、営業でもあまり外に出られないのですよね?

杉山嘉春:外に出られないので、経営者の友人に頼むという営業を行いました。

新谷哲:それが今の株式会社プラーナの原型になったのですか?

杉山嘉春:はい、そうです。

新谷哲:その後、官公庁ビジネスを中心とした事業の経営に移られますが、その官公庁ビジネスの事業を経営しようと考えたきっかけはございますか?

杉山嘉春:1人で事業の経営を始めた会社だったので、当然小さな会社です。歩けるようになってから営業をしても、どこの会社からも「おたくの会社の実績は?」と聞かれます。大手企業との実績がほしくても、簡単には付き合ってくれないので困っている中、「官公庁と取引をして実績にしたらどうか?」と思ったのがきっかけです。最初は、静岡から霞ヶ関のビル群に向かって、一生懸命飛び込みで回りました。

新谷哲:飛び込みで官公庁と取引ができるものなのですか?

杉山嘉春:全然相手にもされなくて、最初の飛び込みは全滅でした。

新谷哲:では、官公庁と取引ができるようになったきっかけは何でしょうか?

杉山嘉春:とにかく自分を信じて1軒1軒、官公庁を回ることを続けていたら、契約をしてくれる官公庁があらわれました。

新谷哲:何の契約を取られたのですか?

杉山嘉春:これは経営セミナーとかでも言うのですが、80円のゴム印を売る契約です。
弊社はゴム印の販売事業を主業務に経営してはいませんが、80円のゴム印を売ったことで「官公庁と付き合っている」という実績を会社案内に書けるようになりました。

新谷哲:ゴム印を納めた官公庁の取引は、その後大きくなったのですか?

杉山嘉春:どんどん大きな取引にもなっていきましたし、回数もどんどん増えていきました。ゴム印の取引があった官公庁だけで、数千万円の取引になりました。民間企業にも、「官公庁と数千万円単位の取引がある」という実績によって、どんどん売れるようになりました。

新谷哲:現在は、官公庁への営業を指導する事業が、経営の中心になっているのですか?

杉山嘉春:はい、そうです。

新谷哲:将来は、どのような事業を経営したいとお考えですか?

杉山嘉春:官公庁のビジネスを始める時、「これがビジネスになるのか?」と、事業として成り立つのかも分かりませんでした。でも、色々な経営者の方に官公庁ビジネスの話をすると、「えっ?どうやって官公庁と取引するの?」「官公庁と取引できるなんて知らなかった」という声を多くいただいたことで「全国の中小企業の皆様の助けになるのであれば、官公庁ビジネスをこれからも続けよう」と事業として経営することを続けています。今後は、「官公庁とビジネスをすることで、実績を持てずに経営で伸び悩んでいる全国の企業を助けたい」と思っております。

新谷哲:弊社でも杉山嘉春社長の経営セミナーを毎月のように開催しております。官公庁と取引をする画期的な方法もお伝えしていますので、ご興味があればせひご参加ください。

ここからは、違う質問となります。事前に「好きなもの・好きなこと」をお聞きしたら「焼き肉・お刺身・海外旅行・ビジネスプランを考えること」とお答えいただきました。ビジネスプランを考えることが好きとのことですが、色々なビジネスプランを考えたのですか?

杉山嘉春:失敗をすることも多かったので、「なぜ失敗したのか?」を考えていった時に、会社の規模などが原因ではないと気付きました。「世の中のビジネスというのは、今ある何かと、別の何かを組み合わせたものだ」と気付いたことで、新たなビジネスプランを考えるのが楽しくて仕方がなくなってしまい、色々なビジネスを考えるようになりました。

新谷哲:では将来は、官公庁ビジネスとは違う事業を経営する可能性があるのですね?

杉山嘉春:そうですね。

新谷哲:なるほど。好きなことの他に、座右の銘もお聞きしたところ、「人生の成功は自分が決める」とお答えいただきました。こちらを座右の銘として選ばれた理由をお教えいただけますか?

杉山嘉春:私自身が何かを失敗したとしても、やり続けることによって成功に繋がると思っています。その失敗が成功に繋がるかを誰が決めるのかというと自分です。「失敗も成功も自分が決める」と気付いたときに気持ちが楽になったことで、「人生の成功は自分が決める」を座右の銘にしました。

新谷哲:杉山嘉春社長らしい座右の銘で、大変勉強になります。次が最後の質問です。全国の経営者、これから起業する方に向けて、経営者として成功する秘訣・方法をお教え下さい。

杉山嘉春:座右の銘とも被ってしまうのですが、「とにかくやり続けること」が経営者として成功する秘訣・方法だと思います。「この事業はもう駄目だ」と見切ることは簡単にできます。しかし「やり続けることで何かが見えてきて、助ける人が出てきてくれて、他のことに繋がっていく」ことを、経営者としての人生の中で実感していので、「とにかくやり続けること」が経営者として成功する秘訣・方法だと思います。

新谷哲:大変勉強になるお話で、私もやり続けなければなと反省をしています。杉山嘉春社長、本日はどうもありがとうございました。

杉山嘉春:ありがとうございました。

編集後記

杉山嘉春社長はバイタリティー、営業力があり、諦めない経営者です。3年間も歩けない生活をした後でも、経営者を続けている素晴らしい方です。最初は80円のゴム印から始まり、それが何千万円の売上に変えた杉山嘉春社長のように、私も諦めずに経営を続け、成功経営者なりたいと思います。

杉山 嘉春 氏
プラーナ株式会社 代表取締役

企業向けコンサルティング、外国人技能実習生受け入れサポート等の企業支援を手がける。官公庁との取引き推進をサポートする「官公庁ビジネスコンサルティング」が注目されている。サポートを受けた企業は、最短30日で国との取引きを実現するなど、成果が目覚ましい。

※本インタビューへの出演をご希望の方はこちらよりご応募ください。

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
今回は、杉山嘉春氏(プラーナ株式会社 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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