成功経営者インタビュー

経営者インタビュー 森和平氏(レジオン株式会社 代表取締役社長)

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、森和平氏(レジオン株式会社 代表取締役社長)です。

今回の経営者インタビューは、平成13年より訪問介護事業を経営されています、レジオン株式会社 森和平社長にお越しいただきました。ご商売をされていた両親を見て「経営者になりたい」と幼い頃から志していた森和平社長は、大学卒業後に商社勤務を経て、25歳で独立されました。現在では川崎から三崎まで、神奈川県No.1の広範囲に渡り、事業を展開されています。ご自身の経験から、「日々後悔の無いように完全燃焼で生きる」というメッセージが伝わってきます。ぜひ経営者インタビューお聞きください!

新谷哲:今回の経営者インタビューは、レジオン株式会社の森和平社長です。まずは経歴ご紹介します。横須賀市出身、明治大学卒業後、岩谷産業にご入社。その後、レジオン株式会社を起業され、現在、新規事業の経営に挑んでおられる経営者です。本日はよろしくお願いいたします。

森和平:よろしくお願いいたします。

新谷哲:最初のご質問です。ご出身は神奈川の横須賀ですが、小学校・中学校時代はどのようにお過ごしになりましたか?

森和平:病気の姉がおり、そのお世話をしていました。その時に、「福祉とは非常に大変な世界だ」と感じたことが、起業して経営者になることに繋がります。

新谷哲:お姉様とは、いくつ違いでしたか?

森和平:2つ違いです。

新谷哲:なぜ、森和平社長がお姉様のお世話をしていたのですか?

森和平:両親が経営者であったことと、私が同じ学校に行くということで、「面倒を見てくれ」と頼まれていました。昔は障害に対してのイメージが、現在のように開かれたものではなかったので苦労をしました。

新谷哲:小学校・中学校はお姉様とご一緒だったのですか?

森和平:小学校の高学年までは一緒でした。その後、病気が進行して、自宅で看護することは難しくなり、別々になりました。

新谷哲:そうでしたか。横須賀の高校に進学されていますが、選ばれた理由はございますか?

森和平:当時、ファミコンにハマっていまして、大事な試験の前日までゲームをしていたのです。それで本来の実力が発揮できず、推薦で行ける学校がなくなってしまいました。そこで普通に受験をして、なんとか新設校に入学したという形です。

新谷哲:本当は頭良かったのに、偏差値の低い学校に行ったということですか?

森和平:格好良く言うとそうですが、ただ勉強していなかっただけです(笑)。

新谷哲:その後、明治大学に進学されていますが、選ばれた理由はございますか?

森和平:両親が経営者でしたので、「経営者になりたい。経営学部がある大学はないか?」と探して、明治大学を選びました。

新谷哲:戦略的ですね。「経営者になろう」と思われていたのは、高校時代からだったのですか?

森和平:両親が経営者で、親戚が真面目な公務員でした。経営者と公務員の姿を見て、「経営者のほうが自由闊達で良い」と感じ、昔から経営者になろうと思っていました。

新谷哲:大学時代はどのようにお過ごしになりましたか?

森和平:ちょっと歪んだ高校時代だったので、大学時代は「経営者になるための勉強」よりも、今までの自分を取り戻そうとしていました。勉強以外は全て、アルバイトしたり、海外旅行に行ったり、その当時の大学生がするようなことを満喫していました。経営者になるための努力をしていると感じさせない、自由な学生でした(笑)。

新谷哲:大学卒業は、東証一部上場企業の岩谷産業に入社されていますが、こちらを選んだ理由はございますか?

森和平:「経営者になるにはどこに入社すればいいか?」と考え、商社で「圧倒的なシェアを持っている企業」を探し、ガス分野の経営で非常に強い岩谷産業を選びました。

新谷哲:ご両親が経営する事業に近い部分はあったのですか?

森和平:両親は土木事業や警備業の経営をしていたので、遠かったです。しかし「経営者はマネジメントが大事ではないか?」と感じていたので、「マネジメントさえ学べば経営者になれる」と思っていました。

新谷哲:岩谷産業には何年いらっしゃいましたか?

森和平: 2年4か月です。

新谷哲:岩谷産業での仕事が、あまり面白くなかったのですか?

森和平:そういう訳ではありません。営業の部署にいたときに、中小企業の担当を多くさせていただきました。中小企業の経営者に商材を販売させていただく中で、「君は将来、何をしたいのか?」と聞かれ、「経営者になりたい」と答えたところ「なら経営者をやれば良いじゃないか」と応援いただきました。それ以外にも色々なことも重なって、「起業して経営者になろう」と思ったタイミングが2年4か月目でした。

新谷哲:では、2年4か月目にそのまま起業して、経営者になったのですね。

森和平:そのまま経営者になりました。資本金はなかったので、「両親の会社を継いで経営者になりたい」と思いましたが、「私みたいに真面目に育っている子には、会社を継がせて経営者にするのは無理じゃないか?」と言われました。そこで、両親が使っていない休眠の会社を買い取る形で起業し、経営者となりました。

新谷哲:起業した時は、何の事業の経営をしようと思ったのですか?

森和平:姉や祖母の介護を手伝っていたことから、「介護事業という分野は、今後も廃れないのではないか?」と思ったこと。また介護保険制度が始まって1年目の年で、介護のマーケットが広がることが分かっていました。これから伸びていくマーケットで、「経営者としての人生を賭けてみたい」と感じ、介護事業を経営することを決めました。

新谷哲:起業当初は、どのような介護事業を経営したのですか?

森和平:ヘルパーを派遣し、色々な家事や排泄介助をする業務の経営をしていました。本当は介護タクシーの事業を経営したかったのですが、当時はまだ付帯業務の中でしかできなかったので、ヘルパー事業所を立ち上げたのです。

新谷哲:介護タクシーというのは、今は時流に乗っていると思います。ところで、経営をするうえでの苦労はございましたか?

森和平:先行している会社がいなかったことと、法整備もまだなかったことから、本当に一から事業を作らなければなりませんでした。行政の方々と相談をしながら法整備について決めていくこと、前例がないものの仕組みを作ることが非常に苦労しました。

新谷哲:森和平社長は、誰も経営していない初めての分野に進出することに、恐怖などは感じなかったのですか?

森和平:初めてのことは大変ですが、「乗り越えると、自分にしか見えないものが見えて楽しい」と思っていました。恐怖心があったというよりも、「不安や期待を上手く混在させることで楽しめる」と感じていたので大丈夫でした。

新谷哲:レジオン株式会社は、現在、どんな事業を経営しているのでしょうか?

森和平:現在経営している事業は、訪問介護事業。これは先ほどお話ししました登録ヘルパーの派遣事業のことです。それから、訪問介護事業をプランニングする仕事を行う、ケアマネージャーの派遣業と、介護タクシー事業です。介護タクシーに関しましては、営業売上は神奈川県下ではNo.1を自負しています。あとは、デイサービス事業、ネットを使った福祉用具の中古販売事業の経営も行っています。

新谷哲:介護関連の事業を手広く経営していらっしゃいますが、将来はどのような経営をしようとお考えですか?

森和平:今後、社会保障は削減され、保険外収入という分野が伸びていくと思います。保険外収入の分野は、介護とタクシーなどが入りますので、今後は保険外収入を事業の柱として経営しようと考えています。

新谷哲:介護タクシーは、将来性のある事業なのですね。ここから、違う質問をさせていただきます。好きなもの、好きなことをお聞きしたところ、「ワイン・読書」とお答えいただきました。ワインがお好きなのですか?

森和平:8年ぐらい前に寄ったワインバーで、ワインに詳しい方にお会いしました。その方に教わるうちに「ワインにも歴史があり、産地によって味が違う」を知っていくうちに好きになりました。

新谷哲:森和平社長らしい、スマートで高尚な感じがします。

新谷哲:もう1つの趣味の読書ですが、座右の銘にも繋がりますね。たくさん読まれた本の中から、2つ選ばれています。1つ目は「夕暮れを、一日がそこに死んでいくのだと思って眺め、朝明けを、万物がそこに生まれてくるのだと思って眺めよ」。なぜこれを選ばれたのでしょうか?

森和平:全てが小学校時代に繋がっており「姉は障害を負っていて、自分のように青春を謳歌したり、恋をしたり、悲しみを持つことができない」と、姉の件で悩んでいたときに、アンドレ・ジットさんの「地の糧」を読んだのです。それがすごく心に刺さり、「全てを先延ばしにしないで、その日に完全燃焼できる喜びを持って生きていきたい」と思ったので選びました。

新谷哲:座右の銘ではもう1つ、岡本太郎の「自分の中に毒を持て。だめになる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい」を選ばれています。こちらを選ばれた理由をお聞かせいただけますか?

森和平:激しい作家さんとか、生き方がプラスからマイナスに振り幅がある方に、非常に興味があります。岡本太郎さんは、幼き頃は「芸術は爆発だ」というイメージしかありませんでしたが、岡本太郎さんの書籍を見た時に「なぜ、原色をすごく使った絵を描くのだろう?」という疑問から興味を持ちました。調べていくうちに、「色々な苦しみや悲しみがあった時でも、自分自身が完全燃焼で生きるためには自分という座標軸をもって、それが例えマイナスであってもそこに飛び込まないと成功はない。そのことを、自分の人生を通して、芸術を通して表現されている」と知り、素敵な生き方だと思い選びました。他の人が「これ絶対できないよ、儲からないよ」と言われても、「自分にとってマイナスなことでも、やる価値があるものは飛び込んだほうが良い」と勇気づけられています。

新谷哲:座右の銘から、森和平社長のスマートな部分と、経営の考え方という内面の部分を感じさせていただきました。最後のご質問になります。全国の経営者、これから起業する方に向けて、経営者として成功する秘訣をお教え下さい。

森和平:「経営者として」に限らず、成功には人それぞれ形があると思っています。社会的に名誉や、中小企業を多国籍企業に成長させるなど、経営者としての成功は数多くございますので、「自分の中の成功という軸を決め、マイナスなことでもブレないこと」が、経営者として成功する秘訣だと思います。

新谷哲:大変勉強になることをお話しいただき、私も「森和平社長のマネをしてもっと勉強しなくては」と感じました。森和平社長、ありがとうございました。

森和平:ありがとうございました。

編集後記

私は森和平社長とは毎月お会いしていますが、「アンドレ・ジット」と「岡本太郎」の話出てきてびっくりしました。お姉様のことが、経営者としての森和平社長に影響を与えたという部分では「なるほど」と、腑に落ちる感じがしました。森和平社長の会社は、これからも伸び続けると思います。私も森和平社長のように生き様を表して、経営者をしていきたいと思います。

森和平氏
レジオン株式会社 代表取締役社長

明治大学卒業後、岩谷産業にご入社。平成13年よりレジオン株式会社を創業。川崎から三崎まで、神奈川県No.1の広範囲に渡り、訪問介護事業を展開。

森和平氏
レジオン株式会社 代表取締役社長

明治大学卒業後、岩谷産業にご入社。平成13よりレジオン株式会社を創業。川崎から三崎まで、神奈川県No.1の広範囲に渡り、訪問介護事業を展開。

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本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
今回は、森和平氏(レジオン株式会社 代表取締役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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