本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容:「経営者・社長の右腕をつくる幹部育成の方法をお教え下さい」
- ご相談者:K様
- 業種:採用支援サービス業
- 従業員数:15名
神奈川県で採用支援サービスを企画・販売しているKと申します。
おかげ様で売上も好調で、従業員数も右肩上がりで増え、嬉しい悲鳴をあげております。しかしながら、去っていく仲間が多いことも事実です。ある程度の役職を与えても、なかなか自分の右腕と呼べる人材には成長しません。
新谷さんのところでは、こういった悩みを抱えた経営者のためのセミナーや講演会が多数開催なさっているとお聞きし、今回ご相談させていただきました。経営者・社長の右腕と呼べる社員を育てるには、どのような幹部育成をすればよいでしょうか?その方法をぜひお教え下さい。
また、新谷さんご自身はどのように右腕と呼べる幹部育成をしていらっしゃるのか、その方法をご教示いただければ幸いです。何卒、宜しくお願い致します。
ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)
弊社はちょっと変わっています。私は東証一部上場企業で常務をやっていたのですが、その会社から部下達を引き連れて独立しました。今の私の右腕である取締役の2名も、そのときに一緒に連れて来ました。つまり、もう育っている経営幹部を右腕として連れてきたので、残念ながら、弊社の事例は右腕育成・幹部育成の参考にはなりません。
一方、他の企業の事例を見ますと「経営者・社長の右腕は社内で育てていく」ことが一番だと思います。しかし、役職を与えても、右腕が必ず育つわけではありません。ある企業では「営業成績が良い社員の役職を上げたが、マネジメントが出来ないので下げた」「営業成績がそこそこの社員でも、マネジメントが出来てチームの業績が上がった」という反対の実例があったことがあります。
つまり、経営者・社長の右腕になれるかは、マネジメントの適性が重要です。そのため、「役職を与えた後、下げることができる人事評価制度」が右腕となる幹部育成には必要です。
また、右腕にしたいと思ったメンバーに幹部研修を行い、マネジメント教育をしていかなくてはいけません。経営者自らが教育するのはもちろんのこと、外部のセミナーに参加させたり、研修を受けさせるべきです。研修に出したうちの1人が、経営者・社長の右腕として育ってくることになります。
細かいことになりますので、弊社に一度お越しいただければ、もう少し具体的なお話しをさせていただきます。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「経営者・社長の右腕をつくる幹部育成の方法とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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