本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容：「新谷さんオススメの資産運用はありますか？」
- ご相談者：H様
- 業種：建設業
新谷さん、はじめまして。宇都宮で建設業を営んでおります、Hと申します。本業が忙しくて自分の資産管理は後回しにしてきましたが、ここ数年の激しい世界情勢の変化から不安を覚え、近々資産運用を始めようと考えています。本業が忙しいため手間がかからない運用を希望しています。初心者であっても始めやすく、ある程度ほったらかしにできる新谷さんオススメの運用方法等ございましたら、ぜひともご助言いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
ご相談者へ回答（回答者：新谷 哲）
一番簡単でリスクが少ない資産運用は、確定拠出年金、401K、iDeCoなどと呼ばれる、年金資産を運用するサービスです。毎月の積立金額を決め、保険・投資信託などの運用商品の中から、どの商品をどのくらいの割合購入するかポートフォリオを組んで分散投資をしていきます。この形式を「ドルコスト平均法」と呼び、長期的に一定額ずつ投資し続けることでリスクを最小限に抑えることができます。大雑把に言えば大体儲かるようにできており、年金が多めに貰える可能性があります。弊社では、企業型確定拠出年金に社員が加入できるようにしてありますし、私も「老後の不安を少しだけ減らそう」という思いでやっております。
次におすすめなのはNISA（少額投資非課税制度）でしょうか。確定拠出年金は原則60歳まで資産の引き出しは出来ないため、老後資金以外の用途があるようでしたら、こちらが良いでしょう。
株式投資やFX（外国為替証拠金取引）などの金融商品は、初心者では見極めが難しいので幅広く勉強なさってから始めるのがよろしいかと思います。
また、上手く行けばマンション経営も安定的な収益を得ることができます。特に、東京都の人口はここ30年微増しているので、マンションの需要も高まると考えられます。浦和から横浜くらいまでの区間でこの現象は見られますが、地価の変動が少ない山手線内の方が、借り手に困ることは少ないでしょう。購入するのは新築も良いのですが、中古マンションを購入し、リノベーションをすることで付加価値を出すという手もあります。このような不動産価値の高い物件であれば、場合によっては売り抜けることもできます。
H様のおっしゃる通り世界情勢は激しく変化しているので、いつ、どのようなことが起こるか予測ができません。まずはリスクの少ないものから始め、将来に備えて行かれてはいかがでしょうか？ご希望がございましたら無料でオンライン経営相談も行っていますので、ぜひお声がけください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決！「初心者でも始めやすい資産運用とは！」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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