本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容：「能力はあるが評判の良くない社員に、責任を与えることについてどう思われますか？」
- ご相談者：K様
- 業 種：システム開発業
- 地 域：東京都
東京都でシステム開発を営むKと申します。部下の昇進について相談したく思います。弊社にいる入社4年目の社員のことです。彼は能力があり見込みがあるのですが、同僚からの評判があまりよくありません。後輩の指導など、きつい物言いをしてしまうことが評判の良くない理由となります。責任ある立場につければ人間的に成長してくれると考えているのですが、評判の良くない社員に責任を与えて良いものか悩んでおります。新谷さん、部下の成長を期待して役職を与えるということをどうお考えでしょうか？お答えいただければ幸いです。
ご相談者へ回答（回答者：新谷 哲）
弊社では、実力が伴わなくとも成長を期待し役職を与える「期待人事」を取り入れています。やらせてみなければ結果は分かりませんし、立場を持たせることで成長することもあると考えるからです。もし、上手く行かない場合は、元の役職に戻せばよいのです。実際に、上がったり、下がったりしているうちに分かるものがあるのか、凄い成長を遂げたメンバーがいます。
とはいえ、評判が良くないということについても、一度よく考えた方が良いかと思います。原因がどちらの社員にあるのかは分かりませんが、指導として部下から上がっている声と、問題点を伝えることは大切です。その上で、「これからの成長を期待しているのでレベルを上げていって欲しい」と伝え、改善がされるようであればチャレンジをさせてみてはいかがでしょうか？ご希望がございましたら相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決！「期待人事は有効？」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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