本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容:「売上10億円突破に必要な経営計画を作る方法をお教え下さい」
- ご相談者:T様
- 業種:インターネットマーケティング業
こんにちは。都内でインターネットマーケティング会社を経営する、Tと申します。
現在創立4年目ですが、創立以来、経営陣・社員とともに会社をなんとか存続させることに奔走してまいりまして、ようやく軌道に乗ってきたところです。これまでは目の前の売上を立てることで精一杯でしたが、売上目標10億円を掲げ、会社のレベルを上げたいと考えております。
その方法を考えるにあたって、ある経営者向けコラムを読んだ際に、売上10億円を目指すなら「中長期を見据えた経営計画の策定が必須」とありました。正直申し上げてこれまでは、長期的な経営計画を持たずに走ってきました。そのため、経営計画を作る方法が分かりません。
そこで、会社の中長期的な経営計画を作成する方法、経営計画を作るうえで注意する点をお教えいただけないでしょうか?また、新谷社長が経営計画の作成で心がけていることお教えいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)
中長期的な経営計画というと、中期経営計画を作るのが良いでしょう。この中期経営計画とは、3年~5年の期間を見据えて作成することになります。この中期経営計画を作成する上で重要なことは、経営ビジョンの作成です。経営ビジョンを作成するには、経営理念が必要になります。もし経営理念がないのであれば、中期経営計画を作るよりも前に、経営理念を作る必要があります。
松下幸之助は、「経営理念が、社員達が活きる環境、活きやすい環境、働きやすい環境作る」と、言い続けていました。経営理念を元に経営計画を立て、それを遂行するかどうかが、10億円突破に重要になります。
また経営ビジョンを作る上で、貴社が戦う環境が重要になります。
インターネットの世界は、毎日のように環境が大きく変わります。Googleがアルゴリズムを変えたり、IoTとかAIとかビックデータとか、様々なことが出てきますので、環境を見据えて経営ビジョンを作成しなければなりません。
過去の事業の成功要因を見て、過去の時代背景を見て、そして今の時代背景、未来の時代背景を見て、未来の成功要因を探っていく。これが、中期経営計画を作成する方法、手順です。そのため、貴社を取り巻く環境を見据えることが、経営計画を作成するうえで重要なのです。
是非、経営理念や経営ビジョンも含めて、中期経営計画をお作りになり、売上10億円を達成なさって下さい。もし、その方法でご不安があれば、いつでもお問い合わせください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「売上10億円突破に、経営計画が必要か?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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