成功経営者インタビュー

経営者インタビュー 香丸俊幸氏(株式会社CLOVER 代表取締役)

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、香丸俊幸氏(株式会社CLOVER 代表取締役)です。

今回は、7か所の介護のデイサービスを展開する介護事業、および介護事業に関するコンサルティングを展開されている、株式会社CLOVER代表取締役の香丸俊幸氏にお越しいただきました。学生時代はクラスの人気者だった、という香丸俊幸社長。大学卒業後、セブン-イレブン・ジャパンに入社された後、ベンチャー・リンクに入社。その後、独立され経営者となりました。実は、ベンチャー・リンク時代にはインタビュアーの新谷の部下として仕事をされていたこともあり、終始和やかな経営者インタビューとなりました!セブンイレブン時代に徹底力・実行力、そしてベンチャー・リンク時代に経営の真髄を学び、現在の介護事業も明るく大きな未来を見据えて展開されています。ぜひ、お聞きください!

新谷哲:今回の経営者インタビューは、株式会社CLOVERの香丸俊幸社長です。まずは経歴をご紹介します。ご出身は東京。多摩川大学を卒業後、株式会社セブン-イレブン・ジャパンにご入社され、店舗経営指導員・商品開発などを担当されています。その後、実家の居酒屋の新店舗の立ち上げをし、株式会社ベンチャー・リンクにご入社。ここで私の部下となります。立地開発・オープンサポート・スーパーバイザー・FCの加盟開発等々を経験した後、独立。株式会社CLOVERを起業し経営者となりました。現在は介護のデイサービスを7事業所、発達障害の子ども向けの放課後等デイサービスを1事業所、飲食店や経営コンサルタント等の事業を経営する経営者です。香丸俊幸社長、本日はよろしくお願いいたします。

香丸俊幸:よろしくお願いします。

新谷哲:最初のご質問ですが、東京ご出身ということで、小学校・中学校時代はどのようにお過ごしになりましたか?

香丸俊幸:自分で言うのが恥ずかしいのですが、クラスの人気者でした。面白くて人気があるタイプでしたが、誰も信じてくれません(笑)。

新谷哲:私の部下だった時から面白い人だったので、合っています(笑)。人気者ということは、バレンタインでチョコはいっぱいもらえたのですか(笑)?

香丸俊幸:そうですね。小学校の時は、クラスの半分以上の女の子からチョコをもらいました。でも、これを言っても誰も信じてくれません(笑)。

新谷哲:香丸俊幸社長がなかなか結婚できなかったことを考えると、その時で運が尽きちゃったのかもしれませんね(笑)。

香丸俊幸:いえいえ(笑)。

新谷哲:高校は都立大附属、現在の桜修館に行っていますが、選ばれた理由はございますか?

香丸俊幸:都立大附属を選んだ理由は、塾の先生に行けると言われたからです。内申が低かったので、担任の先生は「無難なところに行け」と言いました。でも塾の先生は「絶対に都立大付属に行ける」と言うので、やる気を出しました。

新谷哲:卒業後は、多摩川大学の経営工学科に進まれています。こちらを選んだ理由はございますか?

香丸俊幸:「女性ウケが良い大学どこかな?」と思って選びました(笑)。僕は、「おしゃれで格好良い大学に行きたい」と思って浪人しました。青学とか立教とか成蹊とかを狙っていたのですが、浪人中ちょっと遊んでしまいました。そこで12月の模試時点で入学可能な大学の中、「女性ウケが良い大学どこかな?」と思って選んだのが多摩川大学です。

新谷哲:小学校の時にモテた経験を、引きずっていたのですね(笑)。

香丸俊幸:そういうことですね(笑)。

新谷哲:多摩川大学では何を勉強されたのですか?

香丸俊幸:勉強は、ほとんどしていませんでした。

新谷哲:聞いた私がいけなかったようですね(笑)。大学卒業後、セブン-イレブン・ジャパンご入社されていますが、選ばれた理由はございますか?

香丸俊幸:本当のことを言うと、アレな理由なんですが、言ってもいいですか?(笑)

新谷哲:どうぞお聞かせください(笑)。

香丸俊幸:正直に言いますと、親戚のおじさんから、縁故で紹介されました(笑)。紹介された企業は7社ぐらいあり、オリエンタルランドや、山一証券などが入っていました。その中からセブンイレブンを選んだ理由は、最初は「ユニフォームを着てお店でレジを打つのかな?」と思ったのです。でも経営コンサルタントの仕事をすると聞き、興味を持ったので選びました。

新谷哲:経営コンサルタントを目指していたのですか?

香丸俊幸:経営コンサルタント自体は、目指していませんでした。でも両親は居酒屋の経営者で、親戚にも経営者が多かったので、「将来は独立して経営者になりたい」と思っていました。そこで、経営コンサルタントなら、経営の勉強ができると思いました。

新谷哲:セブンイレブンには何年いらしたのですか?

香丸俊幸:大体4年ぐらいですね。

新谷哲:4年間で、経営について学ばれたことはございますか?

香丸俊幸:経営について学んだことはいっぱいあります。その中でも「徹底力・実行力」と「顧客主義」の2つが大きいです。経営をしていると「良い計画」を思い付いても、実行するのが難しいので、「徹底力・実行力」がある経営者は、それだけで強いと感じました。あと「顧客志向」がすごく勉強になりました。「お客様の立場に立って考えろ」という姿勢だけでなく、「統計心理学」を使うのです。お客様の心理に基づいて、数字で分析することの基礎を学びました。そのほかにも、経営について色々なことを学ばせていただいたので、今、経営者をするうえでの糧になっています。

新谷哲:統計心理学は今で言うと、「SEO」や「ビックデータ」の分野にも通ずる部分がありますね。セブンイレブンを退社後、私の前職であるベンチャー・リンクに転職されていますが、セブンイレブンを辞めるきっかけをお教えいただけますか?

香丸俊幸:「独立して、自分で事業経営をしたい」という前向きな理由です。

新谷哲:ベンチャー・リンクに入社される前に、実家の居酒屋の店舗の立ち上げをしているのですよね?

香丸俊幸:そうです。小さいバーのような居酒屋で、設計からメニューまで自分で考えました。居酒屋を立ち上げたことで、「飲食店の中で経営をすると、いくらぐらいの投資が必要で、1店舗あたりの利益はこのくらい」ということが分かったのですが、「1店舗だけの経営は面白くない」と感じたのです。「経営者になるなら20店舗ぐらいの地域密着のフランチャイズの事業を経営したい」と思い、色々と調べていたら、ベンチャー・リンクを見つけました。

新谷哲:お父様が経営する居酒屋を継いで、2店舗、3店舗と経営範囲を広げる方法もあったかと思います。それをせずにベンチャー・リンクを選ばれたということは、魅力的な部分があったということですか?

香丸俊幸:様々な事業を調べていく中で「この事業いいな、経営したい」と思う業態がいくつかあったのですが、全部、ベンチャー・リンクが募集に関わっていました。また紹介会社からベンチャー・リンクを紹介された際に「起業の道場で、ハードワークだから、1年もてば良い方だよ」と言われました。でも「大丈夫だろう」と思って入ります。

新谷哲:ベンチャー・リンクには何年ぐらいいたのですか?

香丸俊幸:意外と長く、6年半ほどいました。

新谷哲:結構いらしたのですね。ベンチャー・リンクでは、経営について、どのようなことを学ばれましたか?

香丸俊幸:新谷さん、ご存知じゃないですか(笑)

新谷哲:私が聞くのはおかしいのですが、リスナーの皆様はご存知ないので、ちゃんとお話いただけると有り難いなと思います(笑)。

香丸俊幸:経営について学んだことは多岐に渡り「ベンチャー・リンクに入っていなかったら、経営者としての自分はない」と思っています。セブンイレブンでも店舗のOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)にいて学び、北海道でNo.1店舗を作ったりしましたが、「なぜNo.1店舗を作れたか?」という理由が感覚でしか分かっていなかったのです。ベンチャー・リンクでは、その理由を「体系的に整理・理解」することができました。ロジックツリーやプレマークのような考え方を勉強できたので、それに基づいて事業や経営を考えることができるようになりました。また「目標から逆算して計画を立てる」という仕事の仕方を勉強できた点が、経営者としてすごく良かったです。

新谷哲:先程、紹介会社さんから、「ハードワークだから、大変だよ」と言われたお話をされましたが、6年半もいたということは、耐えられた、ということでしょうか?

香丸俊幸:そうですね。「のらりくらり」とやっていたので、耐えられました(笑)

新谷哲:インタビューですが、のらりくらりという言葉が出てくるというのは想定していませんでした。香丸俊幸社長にちょっと怒りを覚えてしまい、恥ずかしいです(笑)。

香丸俊幸:すみません(笑)。

新谷哲:その後、CLOVERを起業し経営者となられますが、ベンチャー・リンクを辞めるきっかけをお教えいただけますか?

香丸俊幸: 2回目の早期退職募集がきっかけです。

新谷哲:それは「独立・起業して経営者になろう」と思ったからですか?

香丸俊幸:そうです。もともと「独立・起業したい、経営者になりたい」と思っていました。

新谷哲:CLOVERを起業して経営者になるまでは、経営コンサルタントとして活動していたのですか?

香丸俊幸:そうです。食い繋ぐために、IT企業や、外食業の経営コンサルタントとして活動していました。

新谷哲:香丸俊幸社長風に言うと、「ぷらぷら」していたという感じですか(笑)?

香丸俊幸:そうですね、「ぷらぷら」していました(笑)。

新谷哲:ぷらぷらするのをやめ、 CLOVERで介護事業を経営しようと思われたきっかけは何でしょうか?

香丸俊幸:もともとは外食業の経営者が「飲食以外に収益の柱が欲しい」と新規事業を探していました。僕も300社ほどの企業分析をして「この事業を経営したら良いのではないか?」と思う業態が2つありました。1つが小規模のお泊まりデイサービスです。外食企業の経営者のお手伝いをして、デイサービスの店舗立ち上げを協力します。そのときに「この事業は社会的に価値がある。社員も幸せになれるんじゃないか」感じ、「独立・起業して、この業態を自分で経営しよう」と思いました。

新谷哲:それは今、 7事業所にも増えていますが、増えた理由をお聞かせいただけますか?

香丸俊幸:介護事業の経営をスタートする際、色々とリサーチしました。例えば、介護事業を経営する企業の経営幹部にインタビューしたり、現場のスタッフに、現場のシフトとか細かいところまで教えてもらったりもしました。あとは、「この地域にはどれくらいの高齢者がいて、どれぐらい競合がいる」ということを徹底的にリサーチして、出店したから、増えたと思います。その他の点では、介護は人が商品なので、雰囲気やチームワークが大事です。その辺を意識した経営をしたことです

新谷哲:ベンチャー・リンク時代に、私がしつこく教えたことを、ちゃんと実践されていたのですね。ほっとしています(笑)

香丸俊幸:ありがとうございます(笑)。

新谷哲:現在は、どのような事業を経営しているのですか?

香丸俊幸:基本的には、さきほどの介護と、福祉サービスの事業を中心に経営をし、将来は拡大していこうと考えています。

新谷哲:拡大といいますと、何事業所にしたいとお考えですか?

香丸俊幸:30事業所、年商30億円ぐらいの企業を目指して経営しています。

新谷哲:違う質問をいたします。好きなもの・好きなことを事前に質問したところ、「美味しいものを食べること・YouTube・Amazon・ネットで面白い番組を見ること・スポーツ・ボクシング・ゴルフ・サーフィンなど」と、「仕事・経営・優秀な人に会うこと・本を読む・セミナーを聞く」とお答えいただきました。雑多という感じなのですが、YouTubeとかはそんなにお好きでいらっしゃいますか?

香丸俊幸:ちょうど地デジに変わって2011年ぐらいから、僕、テレビ見ていないのです。テレビが家にないので、ニュースとか話題のものはネット見ていて、その中にYouTubeがあります。

新谷哲:奥様もYouTubeしか見ないのですか?

香丸俊幸:YouTubeかAmazonプライムです。

新谷哲:奥様はそんなにお若い方でしたか?

香丸俊幸:僕の7つ下ですね。

新谷哲:そうすると、香丸俊幸社長は年の割には若いですね。

香丸俊幸:若くいよう、時代に乗っていこう、と思っています。

新谷哲:そのチャラいところがちょっと不安になりますね(笑)。

香丸俊幸:すみません(笑)。

新谷哲:しかし、時代に乗っていることは素晴らしいことです。座右の銘で「美点凝視」。これはどういう意味でいらっしゃいますか?

香丸俊幸:「美点凝視」というのは、美しい点を凝視するということです。「人の良いところ、長所を見て、悪いところは皆でフォローしよう」という考え方です。

新谷哲:「美点凝視」を選ばれた理由はございますか?

香丸俊幸:これはベンチャー・リンクにいた時に、SPCNという事業の研修で、講師の方が言っていた言葉です。自分の心に残っていて、これを意識して経営をしています。

新谷哲:座右の銘ではもう1つ、「自分の人生、自分で決めろ」といただきましたが、こちらはなぜ選ばれたのですか?

香丸俊幸:これは、自分が常に思っていることです。結局、人って、自分の思った通りの人生を歩んでいると思うのです。今の自分なので、過去の自分が選択した結果です。人は何かがあると、他人とか環境のせいにしますが、「自分の責任」という気持ちでいた方が、人生楽しいと思います。弊社の社員にも、そういう気持ちで仕事をしてほしいですね。

新谷哲:大変勉強になります。最後のご質問です。全国の経営者、これから起業する方に向けて、経営者として成功する秘訣・方法をお教え下さい。

香丸俊幸:難しいのですが、「勉強熱心」だと思います。僕は起業して経営者になったので「お客様に喜んでいただいて、地域になくてはならない企業」を作っていきたいです。それを実現する上で必要なことが、勉強熱心だと思います。これは前職のベンチャー・リンクの経営者にも「経営者の一番大事な資質」であると、言われました。

新谷哲:リスナーの皆様にとって、大変勉強になるお話だと思います。香丸俊幸社長、本日はありがとうございました。

香丸俊幸:ありがとうございました。

編集後記

香丸俊幸社長は、前職で私の部下でしたので、軽いタッチの経営者インタビューとなりました。昔から、ちょっと軽い感じの人物でしたが、「あれ、こんな真面目な話ができたかな?」と驚くくらい勉強しています。今日の経営者インタビューでも、「セブンイレブンやベンチャー・リンクで学んだことをきちんと実践しているから、成功経営者になったんだ」とつくづく思いました。リスナーの皆様も、香丸俊幸社長のように勉強したことを実践し、成功経営者になって下さい。

香丸俊幸氏
株式会社CLOVER 代表取締役

1972年5月1日生まれ。東京都出身。株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社ベンチャー・リンクを経て経営コンサルタントとして独立。IT企業や外食企業の役員などを歴任して2010年に株式会社CLOVERを創業。「人が幸せになるコミュニティつくり」をコンセプトに地域密着型デイサービスや放課後等デイサービス、飲食店、経営コンサルティング等の経営をしている。

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本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
今回は、香丸俊幸氏(株式会社CLOVER 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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