社長の孤独力番外編!「社員たちにナメられている」|経営ノート

社長の孤独力番外編!「社員たちにナメられている」|経営ノート

「社長の孤独力」番外編

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説するとともに、本書では書ききれなかったポイントもご紹介します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、本コーナーは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。(2019年11月配信)

第16回「社員たちにナメられている」

本日は、『社長の孤独力』2章7項「社員たちにナメられている」を解説いたします。

私はナメられることは少ないのですが、ナメられる経営者はいます。経営者をナメる社員もいます。私が昔、ある経営者様から「右腕であるNo.2が裏で『私がいないとあの社長は駄目だ』と社員に言っているがどうすればいいだろう?」と相談を受けたことがあります。私は「その右腕を切れ」とアドバイスしました。

人を尊敬できない人間、他人を他人として認めてあげられない人間は、会社に必要ないです。というか、人間として価値がないと思っています。もちろん、正しくないことをした人を批判することはあるでしょう。しかし、人間として認めた上で批判をすることが、正しい姿勢だと思います。例え右腕でも「私がいないとあの社長は駄目だ」と言っているのなら、私だったら即刻切ります。相談にこられた経営者様は、その右腕をなかなか切りませんでした。その後、右腕の社員が不正をしていて辞めることになります。その時、私は「辞めてくれて良かったね」と一言いいました。

社員たちにナメられる、という悩みの解決方法ですが、「ナメられたら即刻切る」です。しかし経営者がナメられるときは、経営者様が自分自身を律することが出来ていなかったり、訳の分からない行動をしている場合があります。その意味では、経営者様がご自身の人格を磨く必要があります。人格者になる努力を惜しむべきではありません。一方で、人格者になるべく一所懸命努力をしていてナメられているのなら、それは社員が悪いので切るべきです。

経営者と社員のどちらが悪いか?という問題は、バランスを取ることが難しいです。経営者をナメる社員は切らなければいけませんが、その分、経営者様は誰よりも努力をしなければいけません。良き経営者になるために、論語で言う「徳を積む」ことをしなければなりません。社員からナメられない経営者になるべく、ぜひ「論語」などを学ばれて人格を磨いていただければと思います。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力 番外編「毎年増え続ける人件費を抑えたい」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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