経営者インタビュー 湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長) Vol.1

経営者インタビュー 湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長) Vol.1

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長)です。今回は、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を」という理念を掲げる、株式会社すららネット代表取締役社長の湯野川孝彦氏にお越しいただきました。湯野川孝彦社長は大阪大学基礎工学部を卒業し、東証一部上場の新規事業担当役員時代にeラーニング教材「すらら」の事業を企画・開発。2010年、すらら事業をMBOにより買収し、経営者となりました。低学力の生徒でも「わかる」「できる」「使える」という業界内でユニークなポジションをとり、急速に広まっています。2017年12月に上場を果たし、急成長する企業経営者の湯野川孝彦社長の経営者インタビューを、どうぞお聞きください。

(2018年1月配信)


 

新谷哲:今回の経営者インタビューは、私の大先輩である湯野川孝彦社長です。まずはご経歴をご紹介いたします。東証一部上場企業の新規事業担当役員時代に、eラーニング教材「すらら」の事業を企画・開発。その後、2010年にMBOにより、独立なさいました。教育格差是正を目指し、ボトムアップ層を対象に事業を展開。日本にとどまらず、スリランカ・インドネシア・インドにも進出。そして、2017年12月に上場をされております。湯野川孝彦社長、本日はよろしくお願いいたします。

湯野川孝彦:よろしくお願いします。

新谷哲:最初のご質問です。ご出身は山口県とのことで、小学校・中学校時代はどのようにお過ごしでしたか?

湯野川孝彦:正確に言うと、生まれたのが高知県で、育ったのが山口県。キャッチコピーとしては「土佐生まれの長州育ち」です(笑)。

新谷哲:なるほど(笑)。

湯野川孝彦:小学校・中学校は、山口県の宇部市に住んでいました。かなり田舎のほうだったので、小学校・中学校でもクラスはほとんど同じメンバー。父親の仕事も、3分の1が宇部興産、3分の1が漁業、3分の1が農業です。近所に店は何もない、そんなところでのんびりと育ちました。

新谷哲:今の湯野川孝彦社長を見ると、勉強はできたのではないかと思いますが、成績はどうでしたか?

湯野川孝彦:中学校までは何もしなくてもトップクラスだったのですが、高校で挫折しました。

新谷哲:高校は、山口県内の高校にお進みになられたのですか?

湯野川孝彦:宇部市の宇部高校という、宇部ではトップの進学校です。

新谷哲:高校時代はどのようにお過ごしになったのですか?

湯野川孝彦:テニス部に入部し、クラブ活動をしながら普通の何の変哲もない高校生活を送りました。

新谷哲:先程、高校で挫折したとお話しされましたが、どのような挫折ですか?

湯野川孝彦:勉強面でいくと、小学校・中学校についてはほぼ何もしなくてもテストで良い点が取れました。高校は進学校でしたので、優秀な連中が集まり授業も難しくなる。勉強がだんだん分からなくなり、3年になると受験前なのに順位がかなり落ちてしまい、焦りました。

新谷哲:その後、大学は関西に進まれたのですか?

湯野川孝彦:そうですね。大阪大学です。

新谷哲:大阪大学を選ばれた理由は何かございますか?

湯野川孝彦:その頃、本が好きでSF小説を読んでいました。その中に科学の知識で問題を解決する小説があって、「理系分野でいろんなことを総合的に学べる大学が良いな」と思い選びました。

新谷哲:理系の学部ですか?

湯野川孝彦:はい、理系です。

新谷哲:大学ではどんな勉強をされましたか?

湯野川孝彦:もう今はないのですが、基礎工学科の生物工学科で、工学で生物を研究したりとか、あるいはソフトウェアで生物をシミュレーションしたりしました。

新谷哲:勉強ばかりの大学生活だったのですか?

湯野川孝彦:どちらかというと、アルバイトがメインの大学生活で、学校にはあまり行かなかったです。

新谷哲:大阪大学を出られた後、経営コンサルティング会社の日本エル・シー・エーに入社されますが、選ばれた理由というのはありますか?

湯野川孝彦:当時、理系学生が経営コンサルティング会社に就職するというのはほとんどなく、大学の担当教授からも「何でそんなところ行くの?」とかなり言われました。これは生い立ちにも関係するかもしれませんが、親父は外科医をしており、人の命を救うと人から喜ばれます。家にもそういう患者さんが訪ねてきて「うちの主人の命を救ってくれてありがとう!」と言われているのを横で見ていた、というのが後付けの理由です。でも何か直接、人に喜ばれることがしたいなというのがどこかにあり、大学の掲示板に出ている企業や、教授の紹介でトヨタ自動車やPanasonicに面接に行きましたが、最終的に就職したのは経営コンサルティング会社。これは友達の下宿でごろごろしていたら、パンフが落ちているのを見つけ「経営コンサルティング会社というのがあるのか」と思い、経営コンサルティング会社を受けに行ったという、行き当たりばったりな理由です。

Vol.2へ続く

 

[プロフィール]
湯野川 孝彦 氏
株式会社すららネット 代表取締役社長

大阪大学基礎工学部を卒業。東証一部上場の新規事業担当役員時代にeラーニング教材「すらら」の事業を企画・開発。2010年、すらら事業を MBOにより買収し独立。「すらら」は、全ての子どもたちが「わかる」「できる」「使える」というユニークなコンセプトで急速に広まり、今では690の塾、150の学校、58,000のユーザーに活用されるまでに成長。幅広い層への学習支援活動にも力を入れ、教育システムの整っていない世界の子どもたちにも質の良い教育を与えることを視野に、スリランカ、インドネシア、インドでも事業を展開中。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、湯野川孝彦氏(株式会社すららネット 代表取締役社長)の経営者インタビューを取り上げました。

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