経営者インタビュー 諏訪功氏(株式会社アクセルメディア 代表取締役)|経営ノート

経営者インタビュー 諏訪功氏(株式会社アクセルメディア 代表取締役)|経営ノート

「社長に聞く!」経営者インタビュー 〜活躍する現役社長に、経営者としての半生をお聞きしました!

本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、諏訪功氏(株式会社アクセルメディア 代表取締役)です。大学卒業後にUCC上島珈琲に入社。会社の中にいては自分の環境を変えられないと独立。インターネットで新しいコミュニケーションができるツールを作ろうと異業種交流会サイト「フレンドリンク」を設立。日本一のネット交流会の設立秘話などから経営のヒントが得られます。ぜひ、諏訪功社長の経営者インタビューをお聞きください。

(2020年4月配信)

※「経営ノート」では、「経営者インタビュー」のコーナーにご出演いただける経営者を広く募集しております。ご出演を希望される方は、ご遠慮なくお問い合わせください。


新谷哲:今回の経営者インタビューは、株式会社アクセルメディアの諏訪功社長です。まずは経歴をご紹介します。東京都世田谷区出身。明治大学卒業後、UCC上島珈琲にご入社。その後2001年に有限会社フレンドリンク(現・株式会社アクセルメディア)を設立されました。ちなみにフレンドリンクは、日本一の名刺交換会交流会です。本日はよろしくお願いします。

諏訪功:よろしくお願いします。

新谷哲:最初のご質問です。ご出身は東京の世田谷区ということですが、小学校・中学校時代はどのようにお過ごしになられましたか?

諏訪功:小学校時代は、兄の影響で剣道をやっていました。かなりスパルタな剣道の道場で練習が厳しかったので、幼い頃の記憶はほとんど剣道で占められています。

新谷哲:小学何年生から剣道をされたのですか?

諏訪功:幼稚園に入学するかしないかなので、4歳ぐらいからやってました。

新谷哲:剣道は、おいくつまで続けていたのですか?

諏訪功:まだ続けています。ただ、ちゃんと取り組んだのは高校卒業までです。大学からはチョロチョロという感じです。

新谷哲:では、中学時代も剣道部ですか?

諏訪功:中学時代も剣道部で、ずっと剣道ばっかりでした。

新谷哲:成績は良かったのですか?

諏訪功:剣道の成績はまぁまぁですかね。地域の大会で入賞したり、たまに優勝したりのレベルです。

新谷哲:東京の高校に進学されますが、高校時代も剣道部に所属したのですか?

諏訪功:剣道部です。中高一貫の学校に行っていたので6年間所属しました。

新谷哲:高校時代の思い出はございますか?

諏訪功:高校時代は、勉強はあまりしませんでした。自宅から学校までは2時間以上かかっていていたので、通学と剣道の記憶が多く、授業中の記憶はあまりありません。坊主頭だったので女の子からキャーキャー言われることもなく、地味に剣道をしている高校時代でした。

新谷哲:今のお話しから、諏訪功社長のまじめな感じが伝わってきますね。高校卒業後は明治大学にご入学されていますが、選ばれた理由はございますか?

諏訪功:明治大学付属の中学・高校に通っていましたので、そのままエスカレーターで入学しました。

新谷哲:大学時代はどのようにお過ごしになられましたか?

諏訪功:大学時代は剣道部に入ろうか迷いました。先輩や友人からは「剣道部入れ」と言われましたが明治大学の剣道部はめちゃめちゃ強くて厳しいのです。4歳から剣道をやっていたこともあり「剣道はもういいかな?」と思い、自分でサークルから立ち上げて、その活動を一所懸命やっていました。

新谷哲:なんのサークルを立ち上げたのですか?

諏訪功:お遊びのサークルです。将来は「自分で会社をやりたい」と思っていたこともあり、「疑似的な経営を行う組織を運営したらどのような感じかな?」と思い、サークルを作りました。ただ経営自体を行うことはなかったので、インカレで色々な大学の人に声をかけてスポーツをやるサークルになりました。

新谷哲:大学時代に「経営者になろう」と考えていたようですが、なぜ経営者になろうと思われたのですか?

諏訪功:経営者になりたいと考えたのは、中学生ぐらいの時です。兄と将来のことについて話す中で、青年実業家という単語が兄の口から出てきました。その時に「青年実業家ってなんだ?」と思い質問すると、「若くして自分の会社を作る人生のことだ」という答えが返ってきました。4つ上の兄からその話を聞いたときに「そんな人生もあるんだ」と思いました。また母方の親戚が事業をやっていたこともあり、「将来は経営者になりたい」と朧気ながら考えるようになりました。

新谷哲:諏訪功社長のお兄様も経営者なのですか?

諏訪功:そうですね。あまり詳しくは分かりませんが、兄も経営者です。

新谷哲:ご兄弟で経営者なんて、すごいですね。

諏訪功:いえいえ(笑)。

新谷哲:明治大学卒業後、UCC上島珈琲に入社されますが、これは新卒ですか?

諏訪功:はい。

新谷哲:現在の株式会社アクセルメディアの事業とは全然違いますが、なぜUCC上島珈琲を選ばれたのですか?

諏訪功:明治大学で、農学部に所属していたからです。農学部なので食品系の企業が多く、就職に有利でした。卒業の時は「飲食業とか食品系の会社が有利だから選ぼう」とUCC上島珈琲を受けました。また、いつかは経営者になりたいと思っていたので、「1回は社会を知るためにどこかの企業に入社した方がいいのではないか?」とアドバイスをもらったことも理由です。後は、まだ自分がどの分野でビジネスをするかが明確に決まってなかったので、就職活動をしていました。活動する中で、最初に内定をくれたのがUCC上島珈琲だったので、入社を決めました。

新谷哲:なるほど。UCC上島珈琲には、何年間いらしたのですか?

諏訪功:3年半です。

新谷哲:UCC上島珈琲時代の思い出はございますか?

諏訪功:UCC上島珈琲時代は、奈良に配属されました。しかし、奈良は全然知らない土地でした。関西圏なんですが「大阪じゃなくて奈良」みたいな感じがある土地でしたね。そこでは、いわゆるルート営業をしていました。業務提携先のホテルや喫茶店などを回り、コーヒーを卸に行く仕事で、3つの地域、150店舗ぐらいを担当しました。後は、限られた地域内でしたが、新しい店を開拓することもしました。目立つお店やおしゃれな繁盛店で、まだUCC上島珈琲を仕入れていないところを狙って行動して、それなりに楽しかったです。経営者に会うために、夜の11時とか12時に営業しているお店に行くことも平気でやりました。

新谷哲:いわゆる飛び込み営業のお仕事ですね。今の諏訪功社長のスマートな感じからは、ほど遠いイメージですね。

諏訪功:コテコテっていう感じでした。しかし、営業してもすぐにはひっくり返りません。やっぱり他社さんとの取引が5年、10年とありますし、珈琲の味が変わってはいけないこともあって、簡単には変えていただけませんでした。それこそ、年単位で何十回と通って攻略をしたこともあります。

新谷哲:なるほど。その後、有限会社フレンドリンク(現・株式会社アクセルメディア)を起業されて経営者となられますが、どのようなきっかけがございましたか?

諏訪功:明確なきっかけはありませんでした。もともと「30歳になったら独立して経営者になろう」と入社しました。配属された先では、上司に非常に気に入っていただいており「結構仕事ができるから俺の手元に置いとこうか」という感じでした。そのため、なかなか環境が変えられなかったのです。できれば違う部署に行ったり、違うエリアを担当したりする経験をしたかったのですが、環境を変える機会がなかなかありませんでした。当時の地域でやれることは大体やった頃、「このまま環境を変えられないなら、いっそのこと独立して経営者になろう」と考えました。その上司のことは嫌いではなく、普通に好きな上司だったのですが、このように考えて独立して経営者になりました。

新谷哲:最初の事業は、今やっている交流会の事業でしょうか?

諏訪功:そうです。よく聞かれるのですが、フレンドリンクでやりたかったのは交流会ではなく、今で言うSNS、ソーシャルメディアの事業でした。起業したのが2001年なので、まだネットが流行りだしたばかりで、mixiなどもございませんでした。インターネットで「新しいコミュニケーションできるプラットフォームができればいい」と思ったことが、発想のスタートです。なぜSNSでなく交流会になったかというと、当時はSNSの原型もなかったので「ネットだけでコミュニケーションは成立しない」と思い、リアルなコミュニケーションの場を作りました。ネットは、それを補完する形になると思い、サイトを作りました。

新谷哲:なるほど。ではもしかしたら、TwitterやFacebookを作っていたのは諏訪功社長だったかもしれないですね。

諏訪功:そのはずだったのですけどね(笑)。

新谷哲:その後、会社名を株式会社アクセルメディアに変えていますが、社名を変更した理由はございますか?

諏訪功:交流会をやっている中で、参加者の方から「どのように集客しているの?」と質問をされました。インターネットが登場する前は、交流会やイベントを行う時、電話やFAXで集客をしていました。そのような頃に、ネットだけで参加者を集めていたので、皆さんから集客の方法を聞かれました。ネットだけで集めていると答えると「ネットで集められるのなら、うちの集客もやってくれないか」と相談されるようになります。それでホームページを作ったりという、Webコンサルティングの仕事をするようになりました。事業として面白いと思ったことと、交流会の収益が大したことなかったことで、「Webコンサルティングをビジネスの柱にしよう」と思いました。社名を変えた理由は「フレンドリンクだとWebコンサルティングの会社っぽくない」と考えたからです。会社の事業の柱をWebコンサルティングにするという意思表示もあり、社名をアクセルメディアに変更しました。

新谷哲:なるほど。もしよろしければ、株式会社アクセルメディアが現在経営している事業をお教えいただけますか?

諏訪功:アクセルメディアは「社会のアクセルになるメディアを作る」ことを目標にしています。フレンドリンクもその1つです。SNSとリアルのプラットホームであり、メディアの1つだと思っています。このフレンドリンクというメディアを世の中の役に立つようにしっかり伸ばしていくことが、弊社の事業の1つです。あと1つは、第三者様のためのメディアを作るという事業で、主にポータルサイトの製作が多いです。

新谷哲:新しい事業も始まったばかりですが、そちらもご紹介いただけますか?

諏訪功:この2つの事業を融合したようなビジネスモデルです。人と人とを繋ぐために交流会をやっていますが、リアルの場で会うだけで終わってしまい、ビジネスの話など次のステップに繋がりません。そこで、次に繋がるようなシステム化というか、プラットフォーム化ができないかと考え、「リードシェア」というサービスを開始しました。人の紹介を通じて見込み客を紹介し合うようなプラットフォームを立ち上げたのです。

新谷哲:ありがとうございます。ここからは、違う質問をいたします。事前に「好きなこと・好きなもの」をお聞きしてたくさんお答えいただきました。「仕事、ゲーム、シュミレーション、歴史、古代ミステリー、映画、温泉、ぼーっとする時間、新しい事業サービスを立ち上げること、家で動画・映画を見る、スキー場での小さな景色、のんびりコーヒーを飲む、カナダでの生活、株式投資」。諏訪功社長は多趣味なのだと驚いています。私は仕事好きに注目しましたが、それは置いといて、諏訪功社長は「歴史好き」なのですか?

諏訪功:そうです。好きな戦国時代や明治維新からスタートしていきました。最近はもっと前の、古代などに興味があります。日本の成り立ちや、縄文時代や弥生時代ですね。特に縄文時代は、よく分かってなかった部分が明らかになってきているので、その部分を読んだり見たりすることが好きです。

新谷哲:日本の成り立ちというと、邪馬台国などですか?

諏訪功:もっと前です。都市伝説みたいですが「もともと日本人はユダヤから来た」などの説などです。神話の話に近いかもしれませんが、そのような部分に興味をひかれています。

新谷哲:次に座右の銘もお聞きして「誰でもできることを、誰にでもできないくらいやる」とお答えいただきました。諏訪功社長らしい座右の銘だと思いますが、こちらを選ばれた理由と意味をお教えいただけますか?

諏訪功:私が座右の銘である「誰でもできることを、誰にでもできないくらいやる」を心がけるようになったのは、10年くらい前からです。2001年会社立ち上げてから、19年ぐらい経営者をしています。その中で、無気力感と言いますか、自分の能力の無さに愕然とする時間が多くございます。世の中には優秀な経営者が多いですが、その中で戦っていかなければなりません。どうすれば優秀な経営者に勝てるかを考えていく中で、普通の人間にできることは「誰でもできることを、誰にでもできないくらいやる」ことしかないと気が付きました。そのため、この言葉を座右の銘として選びました。

新谷哲:大変深いお言葉をありがとうございます。次が最後の質問になります。全国の経営者、これから起業する方に向け、経営者として成功する秘訣をお教え下さい。

諏訪功: 19年間、経営者をやってきて一番思うのが、人の大切さです。自分の力には限界があります。そのため、一緒に仕事をする人を、いかに信頼できるかが重要だと感じています。フレンドリンクという交流会を全国でできているのは、参加者の皆さんのおかげであり、運営を任せられる人がいるおかげです。信頼することが出来なければ、全国で開催することはできませんでした。そのため、人を信頼することが大事だと考え、自分で心がけています。

新谷哲:諏訪功社長、本日はどうもありがとうございました

諏訪功:ありがとうございました

 

 

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編集後記(聞き手・新谷 哲 談)

諏訪功社長は、大変まじめな経営者でした。剣道もそうですが、約20年間経営者を続けており、まじめにコツコツと経営をしていらっしゃいます。見た目は割とスッキリした感じですが、熱いものを持っており大変びっくりいたしました。座右の銘である「誰にでもできることを、誰にもできないくらいやる」を実践する、素晴らしい経営者です。私も諏訪功社長のように、誰にもできないぐらいやってみることを心がけようと思います。

 

[プロフィール]諏訪功氏
株式会社アクセルメディア 代表取締役

大学卒業後にUCC上島珈琲に入社。会社の中にいては自分の環境を変えられないと2001年に独立。インターネットで新しいコミュニケーションができるツールを作ろうと異業種交流会サイト「フレンドリンク」を設立。

 

本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

今回は、諏訪功氏(株式会社アクセルメディア 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。

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