本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容：「やる気のない社員を一人前に教育する方法はございますか？」
- ご相談者：J様
- 業種：コンサルティング業
受注が順調で私一人では手が回らなくなりそうなため、先日、某コンサルティング会社で働いていた30代の男性を1名採用致しました。しかし、コンサルティング知識はほとんど無く、新規顧客獲得に向けた自発的な行動も見て取れません。まったくやる気も感じられない社員を一人前に教育する道筋をご教授願いたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
ご相談者へ回答（回答者：新谷 哲）
私も、コンサルティング部の部下がなかなか育たず悩んだことがあるのですが、結局のところ、社員の成長には本人の「やる気」が欠かせないと痛感しました。コンサルティング業界では、優秀な方ならば20代で独立を志しています。そのため、30歳を過ぎての転職にもかかわらずやる気のない者を採用したことは失敗だった、と気持ちを切り替え、新たに優秀な人材の確保に向け取り組まれた方が早いように思えます。その時、即戦力となる社員の雇用が急務でなければ、コンサルティング会社出身などの経歴にとらわれず、若くやる気のある方を採用し、右腕として育成されるのをおすすめいたします。
ただ、J様がその社員を一人前に育て上げるまでの労力を割けるようでしたら、指の動かし方からはじまり1から10まで徹底的にご指導されてみてはいかがでしょうか？それにより、成長することができれば何よりですし、耐えられなければ勝手に辞めていくでしょう。J様ご自身もコンサルタントの先生でいらっしゃいますので、この辺りはよくご理解していることと存じます。ご希望がございましたら無料でオンライン経営相談も行っていますので、ぜひお声がけください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決！「やる気も能力もない社員を一人前にするには？」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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