Q:新しいお客様が増やすための方法とは?

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。

本日は、『社長の孤独力』3章2項「新しいお客様が増えない」を解説いたします。

新しいお客様を増やす方法は、正しい広告宣伝をするしかありません。ホームページを持っていない企業がほぼいなくなった現在では、SEO対策をして宣伝をするのが一般的です。恐らく、経営者様のほとんどがSEO対策という言葉を知っているくらい、重要な課題となっております。本書「社長の孤独力」の中でも紹介しておりますが、ネット検索をする方々は「牡蠣・新宿・おいしい」など2つ~3つのキーワードで検索をしています。この複数のキーワードでいくつ上位に入れるかが、SEO対策では重要です。上位と言っても、1ページ目、1位~10位に入らなければSEO対策の意味はありません。

私が指導をする場合も「可能であれば、1位~3位に入らなければいけない」と言っております。ホームページに画像や動画、色々な文章やコラムなどの、いわゆるコンテンツを埋め込まなければいけません。コンテンツも、キーワードの順位を上げることを意識して埋め込む必要がございます。これが、現在のインターネットの世界です。

SEO対策以外には、テレビCMやFacebook広告、リスティング広告など、広告を打つという方法がございます。これらの方法は費用がかかりますが、はっきり言いますと、広告宣伝費をかけなければ新しいお客様は増えません。例えば、2019年8月に東証一部上場をしたラクスルなどは、売上の50%以上を販促費に使った時期があります。「2年間で広告費を取り返すという戦略で、これを行ったことで上場をすることができた」と、ある記事に書かれていました。その記事には「お客様へのイメージ付けでは、テレビCMを使ったブランディング効果が一番だった」ともありました。その意味では、テレビCMを流すことも良い方法でしょう。

しかし、テレビCMを流すには億単位の費用がかかります。まずはSNSやリスティング広告などに広告宣伝費を使うべきでしょう。また広告は「貴社の事業は何か?何を解決するのか?」などを明確にし、それをブランディングする内容でなければなりません。その点を踏まえて広告宣伝費を使うことで、新しいお客様を増やすことができます。ぜひ販促費を使って、新しいお客様を増やして下さい。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力番外編!「新しいお客様が増えない」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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