インサイドセールスで安定して見込み客を獲得するには！

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容：「既存の営業方法に頼らず見込み顧客を発掘する方法はありますか？」

• ご相談者：K様
• 業　　種：税理士事務所

こんにちは。Kと申します。私は都内で税理士事務所の代表をしています。オンラインでの商談が増えてきたこともあり、インサイドセールスに力を入れようと考えています。そこで一つの課題となるのが、安定したリード（見込み客）獲得です。現在は、ホームページでのアプローチや、既存クライアントからのご紹介が中心です。この構造に頼らず、見込み顧客を発掘できないかと考えているのですが、そういった事には疎いもので何かアドバイスいただければと思いご相談致しました。何卒よろしくお願いいたします。

ご相談者へ回答（回答者：新谷 哲）

税理士事務所の方からは、よく見込み客の獲得についてご相談を頂きます。私のおすすめは、オンラインセミナーを開催することです。オンラインセミナーを開催するには、2つの方法がございます。1つ目は、Zoomなどのオンラインコミュニケーションツールを活用し、ライブで配信する方法。2つ目は動画を撮影し、YouTubeや自社ホームページに掲載し配信する方法です。税理士事務所ですと、節税、資金調達、融資獲得、事業計画の作り方などのテーマがあります。

そして、セミナー集客をするために考えていくべきことは、ホームページの充実です。自社ホームページにコラム記事をたくさん掲載し、SEO対策を図ります。さらに、Facebook、YouTube、Twitter、Instagram、Podcast、ClubhouseなどのSNSとうまく繋げていきます。さらに、メールマガジン、LINE公式アカウントなどで、定期的にメッセージを配信することにより、見込み客を囲い込んでいきます。このように様々な策を打ちながら、自社ホームページへ戻ってくるようにオウンドメディアの仕組みを作っていくことが大切です。

場合によっては効果がどこまで見込めるかは分かりませんが、リスティング広告、Facebook広告、などを打つのも王道です。その中にセミナーをうまく絡めSEO対策をしても良いと思います。さらに、YouTubeとホームページをうまく繋げるとGoogleでYouTubeの順位が上がりやすくなります。

私のコンサルティング先では、見込み顧客を発掘するためにオンラインセミナーを数多く開催している会社がございます。上記の施策を行うことで、メルマガ・YouTubeチャンネル登録者数をそれぞれ3万人ほど獲得ができています。先日開催したセミナーではなんと、3000人もの集客をされたそうです。

また、弊社ではセミナー集客代行を行っています。有名な税理士事務所やコンサルティング会社様などのお手伝いもさせて頂いております。ご希望がございましたらご相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。

※編集部　注釈（オウンドメディアについて）

企業マーケティングには「トリプルメディア・フレームワーク」という3つの核があります。1つ目は、記事でもご紹介した「オウンドメディア」です。オウンドメディアとは、自社発行の広報誌やパンフレット、カタログ、インターネットの自社ウェブサイト・ブログなど、企業や組織自らが所有し、消費者に向けて発信する媒体を指します。2つ目は「アーンドメディア」です。アーンドメディアは、口コミサイトやSNSなどの、購入や所有することができないコミュニケーションチャンネルを指します。3つ目は「ペイドメディア」です。ペイドメディアはバナー広告や検索広告などの企業が費用を払って広告掲載する従来型のメディアです。

記事内にあるFacebookやTwitterなどの活用については「アーンドメディア」の領域となりますので、「オウンドメディア」とともに「アーンドメディア」も研究し力を注ぐことをオススメします。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く！in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決！「インサイドセールスで安定して見込み客を獲得するには！」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。