経営者必見!社員同士のトラブルを解決する方法とは?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「従業員が気持ちよく働ける環境を作るにはどうすればよいですか?」

  • 相談者:S様
  • 業 種:飲食店経営

新谷さん、こんにちは。繁華街にも活気が戻りはじめたので、学生アルバイトの新規採用を始めました。しかし、入ってもすぐ辞めてしまい、最近は応募も大きく減りました。そのため、ある従業員に話を聞いたところ、普段は真面目に働いている教育係の従業員が、新人アルバイトに意地悪をしていることが判明しました。さらに、学生の間では「あそこのバイトはヤバい!」と噂にまでなっているようです。従業員が気持ちよく働ける環境を作るには、どのように対応すればよいのでしょうか?ご助言をよろしくお願いいたします。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

社内いじめは、多くの企業が抱える問題ですね。組織では、それぞれ違う価値観を持つ者同士が関わり合いながら生きていかねばならないので、軋轢が生まれてしまうことはある意味で仕方のないことです。これらの課題を全て解決するというのは非常に難しいのですが、教育の力により8割程度は解決することが可能です。

弊社にも、以前に意地悪癖のある社員がおりました。その社員の上司と共に「いじめをしてはいけない」と何度も注意をしたのですが、不意にその癖が出てきてしまう時があります。いけない事だと分かっていても、癖というものは幾つになっても抜けないものなのでしょう。私は、このままではいけないと感じ、意地悪をしないような環境作りの第一歩として、お互いを助け合う組織風土に向けた項目を経営理念に掲げました。そして、毎日の昼礼(朝礼)で経営理念について話をする時間を設け、浸透を促していきました。次に、人事評価制度の見直しをし「感謝項目制度」を追加しました。これは、四半期ごとに各社員が他部署の中で感謝する人を3人挙げ報告するというものです。制度導入後は、社員達が別部署のことも考えて動くようになり、社内の雰囲気も改善され、業務効率も向上しました。

このように、社長様が作っていきたい企業文化・組織風土に向けた経営理念を示し、仕組みを整えていく。それでも直らない者がいるようでしたら、話し合いの場を設け、一生懸命に説得をして行く。長い戦いになるでしょうが目をそらさずきちんと向き合っていくことで、いじめの問題は減り人材の定着率や採用のしやすさも改善されていくでしょう。ご希望がございましたら無料でオンライン経営相談も行っていますので、ぜひお声がけください。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「従業員間のトラブルが発生!社内いじめを無くすには?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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