自社の製品を売るために欠かせない集客。その方法の一つがSEOです。
SEO対策に力を入れようにも、専門的なスキルを要する上に施策実施には多くの時間と費用がかかります。ではどのような対応をするのが最適なのでしょうか?
今回は、SEOを外注するべきかどうか、社内で対応する場合との違いやかかる費用などについて、解説します。
SEOとは何か
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化の略称で、ウェブサイトやウェブページの検索エンジンでの表示順位を向上させるための手法のことです。
SEOを強化することによって、各検索エンジン(Google,Yahooなど)の検索結果ページで上位に表示され、より多くのオーガニック(自然な)検索トラフィックを獲得できます。
SEOは、検索エンジンのアルゴリズムや検索結果の仕組みを理解し、それに合わせてウェブサイトを最適化することで、表示順位を向上させることを目指します。
SEOを強化すべき3つの理由
ユーザー側から主体的にサイト流入ができる
SEOを強化することで、ユーザーは自身の検索意図に基づいてウェブサイトにアクセスできます。検索エンジン上で上位表示されることで、ユーザーは主体的にサイトに流入することができます。
商材に合わせて流入経路を作れる
SEOを活用することで、特定の商材やサービスに関連するキーワードをターゲットにしたコンテンツを作成し、それに沿った流入経路を構築することが可能です。ユーザーのニーズに合致したコンテンツを提供することで、質の高いターゲットを獲得できます。
広告頼りの施策から脱却できる
SEOによってウェブサイトの検索順位を上げることで、有償広告や課金型の施策に頼る必要性が薄れます。
自然検索の結果からの流入は広告費を節約し、持続的な自然流入を確保できる利点があります。
SEOを外注するメリット
専門家の知見が活用できる
SEOを外部に委託することで、専門のSEOエージェントやデジタルマーケティング会社などの専門家の知識や経験を活用することができます。
他社での支援実績や最新のSEOトレンドなどを踏まえて、より効果的な戦略立案と施策実行が可能です。
実行スピードが早い
SEOの実施には、コンテンツ制作を中心に多くの時間とリソースが必要です。
それが制作会社であれば、コンテンツ制作の大量発注も可能であることから、より迅速な施策実施が実現可能です。
流入増/申込増など成果が出る可能性が高い
SEOの成功には、どんなキーワードでコンテンツ制作を行うべきか、どんな構成でサイト設計を行うべきかなど、専門的な知識やスキルが必要です。
外部のSEO専門家に委託することで、より戦略的で効果的な施策が行われ、結果としてウェブサイトへの流入増や申込増などの成果が得られる可能性が高まります。
外注にかかる費用
制作会社に外注する場合
制作会社にSEOの外注を依頼する場合、費用は一般的に高く、プロジェクトの規模や実施する施策の内容によって異なりますが、一般的な相場としては、数十万円から数百万円に及ぶことがあります。
また、SEOは施策実行からすぐに成果が出ることはほとんどなく、効果を実感するのに3ヶ月〜半年ほどを要します。そのため、外注費用は毎月固定で発生するケースがほとんどです。
一方、制作会社への外注は、高いクオリティの戦略立案や効果的な施策の実施が期待できます。
以上のことから、施策にかけられる予算をある程度定めた上で、具体的な施策提案とともに見積もりをしてもらうようにすることをお勧めします。
個人に外注する場合の費用
SEO対策を個人のSEOコンサルタントやフリーランサーに外注する場合の費用は、月額数万円から数十万円程度となることが多く、専門の会社への外注よりは安価です。
ただし、個人に外注する場合は制作スピードが遅くなることがあります。個人のリソースに限りがあるため、プロジェクトの進行や納期には余裕を持って計画する必要があるでしょう。
一方で、個人に外注する場合には、直接コミュニケーションが取りやすく、個別のニーズや要望に柔軟に対応してもらえる利点があります。
社内の社員に対してSEOのレクチャーを行ってもらうなど、社内にノウハウを蓄積する機会を得ることも可能です。
SEOは外注すべきか?内製化すべきか?
ここまでSEOの特徴や外注のメリットについてご紹介してきましたが、結局SEO対策は外注するべきか、それとも内製化すべきかどちらが良いのでしょうか?
初めてSEOに取り組む場合や、SEOに関する専門知識や経験が限られている場合は、外部の専門家にSEOを外注することを推奨します。外部のエージェンシーやコンサルタントの知識と経験を活用することで、体制構築や戦略決定などの重要な要素を専門家に任せ、確実な成果を生み出すことができます。
外部の専門家によるSEO運用が安定し、社内にSEOのノウハウが蓄積され内部で運用できる能力を確立すれば、将来的にはコスト効率の良い内製化が可能になります。
ただし、内製化には専門知識の獲得やリソースの投入が必要であるため、組織の成熟度やリソースの可用性を考慮して判断する必要があります。
最終的な判断は企業の状況や戦略によって異なるため、外注と内製化のメリット・デメリットを総合的に評価し、自社のニーズやリソースに合った適切な選択を行うことが重要です。
まとめ
今回は、SEO対策を外注すべきかどうかについて、解説しました。
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