本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容:「出版をする場合、自費出版と商業出版、どちらが良い方法かお教え下さい」
- ご相談者:Y様
- 業種:ファイナンシャルプランナー
- 従業員数:3名
私は、都内でファイナンシャルプランナーをしているYと申します。
先日、会食で知人の経営者が自費出版すると伺いました。出版をして自社のブランドイメージを高めて売上アップを目指す、と熱く語っており、出版できたらいいな、という考えから、私も出版したいという考えに変わりました。
しかし、自費出版には大きな費用が掛かると聞きました。そんな大きなコストをかけて自費出版をしたところで、本当に会社の売上が上がるのかイメージできず、「自費出版をすることが会社のためになるのか?」と考えております。また、出版社にアプローチすることで出版社の費用で本が出せる商業出版という方法があることも知りました。そこで、ご相談なのです。出版するという気持ちが熱い内に自費出版を行うべきでしょうか?それとも、出版社にアプローチをして商業出版を目指すべきでしょうか?
新谷社長は、自社出版と商業出版、どちらが経営にとって良い方法だと考えでしょうか?アドバイスをお願いします。
ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)
結論から申しますと、経営者は商業出版以外で出版すべきでありません。
商業出版と自費出版の違いは営業です。商業出版は出版社が本屋さんに営業を行いますが、自費出版は自分達で本屋さんに営業を行わなければなりません。その差は大変大きいです。
しかし商業出版は、出版社にとってリスクがありますので、1万冊は必ず売れる本でないと商業出版は難しいです。1万冊以上売れる本となると、企画を通さなければなりませんので、ここが商業出版で一番のハードルとなります。
しかしながら、企画通り商業出版できれば、本が売れる確率も上がります。本が売れれば売れるほど、経営者としての名前、ファイナンシャルプランナーとしての名前が有名になりますので、売上が上がるほどビジネスに良い影響を与える可能性が高いです。
私どものお客様でも商業出版をして、年商5億円が10数億円になり、10数億円が30億円になり、本を出すたびに年商が倍々になった経営者もいらっしゃいます。ですので、ぜひ商業出版を成功させていただければと思います。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「自費出版と商業出版、どちらが良い方法か?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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