社長の右腕となる経営幹部を育てる方法とは?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「経営者の右腕になる経営幹部を育てる方法をお教え下さい」

  • ご相談者:M様
  • 従業員数:8名

弊社はデジタルマーケティングのアウトソーシング事業を経営しております。

今回ご相談させていただきます悩みは、「経営者の右腕となる経営幹部が育っていない」ことです。これまで営業から何から全て、経営者である私がやってきて、人材育成をおろそかにしていました。

今後は、経営者である自分の代わりに会社を牽引できる経営幹部を社員の中から育てたいと考えています。しかし、全てを経営者である自分が行ってきたため、どのようにすれば経営幹部を育てることができるか分かりません。

そこで、新谷社長にご質問がございます。どのような人材育成を社員に行えば、経営幹部を育てることができるでしょうか?お教え下さい。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

経営幹部の育成は、経営者であれば誰もが持つ課題です。先日もある経営者から「20人だった従業員が100人ぐらいになり会社が大きくなった。でも、経営幹部がなかなか育たないで困っている」と相談を受けました。経営者にとって、経営幹部の育成は永遠のテーマかもしれません。

ただ、M様の会社は従業員8名ということなので、経営幹部を育てる必要性はないでしょう。経営幹部を育てるよりも、経営者自らが営業に行き業績を伸ばしていくことが重要でしょう。一方で、「100人以上の企業を経営したい」とお考えでしたら、将来的には経営幹部を育てる必要がございます。

経営幹部を育てる方法は、「どんな能力を持った経営幹部が欲しいか」を定義することから始めます。経営幹部の定義ができますと、「この能力を持った経営幹部を育てるには、どんな教育が必要であるか」が分かります。何が必要であるかが分かれば、経営幹部を育てるための教育プラン、教育プログラムが自然と決まってきます。この経営幹部の能力を決めるために必要な方法は、「経営者がどのような能力を持っているか?」を分析することです。経営者ご自身の能力が分かれば「会社を成長させるためには、この部分が欠けている。欠けている部分を補う能力を経営幹部には持ってほしい」と、経営者にとって理想的な経営幹部像が判明します。

まずは、どのような経営幹部が欲しいかを考えることから始め、会社を大きくしてください。もしよろしければ、経営幹部を育てる具体的な方法について、ご相談に乗らせていただきたいと思います。ぜひ、お声がけください。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「社長の右腕となる経営幹部を育てる方法とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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