本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容:「オンラインでの採用面接でミスマッチを防ぐ注意点はありますか?」
- ご相談者:T様
- 業 種:製造業
- 社 員 数:50人
- 年 商:60億円
はじめまして。東京で製造業をしているTと申します。本日は、オンラインでの採用面接について相談をさせていただきます。これからの採用活動は、オンラインを活用しなければ進まないと考え、採用面接にオンラインを取り入れました。しかし、オンラインの面接ではリアルの面接と違う部分が多く、戸惑っております。特に困っているのは、オンラインでは顔しか映らないので、読み取れる情報が少ないという点です。採用後に辞めてしまうケースは、20%ほど上がってしまいました。オンラインでの採用面接でミスマッチを防ぐには、どのような点に注意をすればよいでしょうか?お教えいただければ幸いです。
ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)
コロナの影響もあり、DX化(デジタルトランスフォーメーション)が加速しました。弊社でも、面接はもちろんのこと、セミナーや交流会など、あらゆるものをオンラインへと移行をしました。そのため在宅勤務が可能となり、私は父と母の介護をしながら社長業をすることができています。慣れない事を始めるのには戸惑われることが多いと思いますが「いい機会だ!」とプラスに捉え、採用基準を見直されてみてはいかがでしょうか?
もちろん、表情などの雰囲気も評価項目の1つとしてあってよいと思います。しかし、そこばかり重視をしてしまうと採用根拠が曖昧となります。そのため、求職者の受け答えから、総合的に判断をしていくことが採用面接でミスマッチを防ぐためには重要です。
まずは「どのような人材を求めているか?」を明確にしていきます。そして次に、それを見極めるためにはどのような質問をすればよいか?またそれに対し、どのように答えたら採用か?の基準を決めておきます。例えば弊社では、「夢は何ですか?」と質問をします。その時に、経営者向けネットメディアを運営しているので「金持ちになりたい」や「社長になりたい」など変わったことを言う方を採用するようにしています。
このように採用基準をしっかりと定めることで、リアルであっても、オンラインであっても採用を成功に導く確率が高まります。ご希望がございましたらご相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「オンラインでの採用面接でミスマッチを防ぐには?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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