社長の孤独力番外編!「新卒を採るべきか、中途を採るべきか」|経営ノート

社長の孤独力番外編!「新卒を採るべきか、中途を採るべきか」|経営ノート

「社長の孤独力」番外編

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説するとともに、本書では書ききれなかったポイントもご紹介します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、本コーナーは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。(2020年4月配信)

第37回「新卒を採るべきか、中途を採るべきか」

本日は、『社長の孤独力』5章4項「新卒を採るべきか、中途を採るべきか」を解説いたします。

本書『社長の孤独力』では、無理をしてまで新卒を採用する必要はない、と書かせていただきました。中途採用のメリットは社会人の素養が備わっているのですぐに戦力になること、新卒のメリットは真っ白な状態で入社するので会社の色に染めやすいこと、だと思います。どちらが良いというわけではありませんが、弊社では中途のみを採用しており、新卒採用はしておりません。しかしながら、大学中退や第二新卒の人材も入社しておりますので、実質的には新卒の採用もできています。その経験から言いますと、新卒でも中途でもきちんと教育をする必要があります。

弊社における新入社員の教育ですが、20代の新卒でも30代の中途でも、同じ内容の教育をしています。なぜ同じ内容かと言いますと、どちらにもゼロから教育をすることが必要だからです。そもそも、私は、新卒採用や中途採用というのは時代に合わないのではないかと考えています。経団連が「新卒採用をなくすべき」と議論していますが、私は賛成です。世界からみると、日本の新卒採用制度は歪です。大学4年生になってから一斉に就職活動をするのはおかしいと思っています。アメリカをはじめとする海外では、大学生の頃から起業する方もいますし、インターンという形で就職をして働いている方もいます。その意味では、新卒で一括採用する形態は終わるのではないでしょうか。新卒採用制度を終わらせて、優秀な人材は早くから活躍し、優秀でない人材は勉強や教育をして優秀にする、という採用制度に変えることで、結果的に世界で戦える人材、企業になると考えています。

また、社員教育では経営理念の浸透が必要です。経営理念は会社ごとに違いますので、新卒でも中途でも、必ず教育をしなければなりません。ですので、新卒か中途かを考えるよりも、教育制度を整えることが重要でしょう。ぜひ、この辺りのことを考えて、採用活動を成功させてください。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力 番外編「新卒を採るべきか、中卒を採るべきか」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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