社長の孤独力番外編!「あちこち手を出しすぎて何をやってもうまくいかない」

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。

本日は、『社長の孤独力』10章3項「あちこち手を出しすぎて何をやってもうまくいかない」を解説いたします。

ランチェスターの法則というものがあります。ご存じの方は「選択と集中」についてよく理解されていると思います。

以前、株式会社サイゼリヤの正垣泰彦会長にインタビューをさせて頂いた際、こんなお話がありました。正垣会長は、起業家精神にあふれた方です。東京理科大学ご出身で、理系でありながら大学生の時にレストランをオープンさせました。しかし、開店当初の儲けは少なく、周辺を歩き回っては「どうすればいいだろう」と考える日々だったそうです。そして、コンセプトをガラッと変え、安くて美味しいイタリアンのお店にしようと取り組まれました。すると、レストランはお客様が列をなす繁盛店に成長しました。お店が繁盛したら、正垣会長はまた考えました。周辺を散策し、すぐ近くに同じ業態のイタリアンのお店を出店することに決めました。1店舗目同様、2店舗目も開店から繁盛しました。その為、3店舗目をまた近くに開店したのですが、その時には周辺の洋食屋は潰れ、独占市場になったそうです。

このような経営戦略を、ランチェスターの法則の一つでもある、ドミナント戦略と言います。ランチェスターの法則とは、弱いところを見つけたら、そこに徹底的に砲撃をして穴をあけ、その穴に一気に突っ込み相手の部隊を弱体化させるというものです。1箇所を徹底的に攻めるというのは、まさに正垣会長のとられた戦略です。結果、その地域でNo.1のイタリアンのお店になり、全国展開をして成功されました。

この様に、あちこち攻めるのではなく選択と集中をし、一番得意なことに経営資源を集中させ、ナンバーワンを目指されてはいかがでしょうか?

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力番外編!「あちこち手を出しすぎて何をやってもうまくいかない」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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