Q:市場が飽和状態で新たなビジネスに進出したい場合の対処法は?

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。

本日は、『社長の孤独力』10章7項「市場が飽和状態なので新たなビジネスに進出したい」を解説いたします。

企業は環境適応業であり、時代と共に求められるものは変化していきます。そのため、市場が飽和状態になることを見越し、新サービス・新商品・新規事業を常に考え続けなければいけません。

今回の「社長の孤独力番外編!」の収録時(2020年11月25日)は、withコロナ時代です。コロナウイルスの蔓延によりデジタル化が加速し、オンライン面談などが当たり前になってきました。通常20年~30年かけ産業革命は起こるのですが、ここ1年~2年で急速な変化を見せています。まさに現在は、第四次産業革命の真最中と言えます。第四次産業革命とは、IoTやAI(人工知能)を用いることで、あらゆる産業が高度化し暮らしの利便性を向上させていくというものです。産業革命がおこると、従来の産業は衰退してしまいます。例えば飲食業です。おそらく、店舗数は1/3~1/2に減り、2/3の雇用が失われます。多くの従業員の方々は、他の産業に移ることとなります。変化の激しい時代に対応し生き残るため、あらゆる産業が変革を求められています。

コンビニでは毎月のように新商品が発売され、キャンペーンが打たれています。消費者の皆様は新商品を食べ、定番の商品を食べることで「この新商品は美味しい!」や「やっぱり定番の方が美味しい!」となります。結果、このサイクルで売上は上がっていきます。つまり、すべての企業が生き残っていくためにも新たなビジネス、商品、サービスを創出し続けなければならない!ということです。社長の皆さまは、常に新商品、新サービス、新規事業を創出し続けなければならないと肝に命じましょう。

では、どのようなビジネスに進出をすればよいのでしょうか?私は、前例にとらわれずどのような商売でも良いと思います。建設業の方が飲食業、飲食業の方がIT産業に乗り出すという事例は多々あります。ビジネスの現場で生き残るのは、強い者でも頭が良い者でもありません。環境適応できた者だけが生き残るというのが資本主義社会です。世の常です。変わりゆく時代に合わせ、新しい事業にチャレンジし続けていかれてはいかがでしょうか!

弊社では、フランチャイズビジネスの紹介もさせて頂いております。本部のノウハウを活用できるフランチャイズビジネスは、新規事業として進出がしやすいです。新たなチャレンジの場をご検討の方は、ぜひ下記サイトをご覧ください。

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新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力番外編!「市場が飽和状態なので新たなビジネスに進出したい」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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