本コーナーで掲載する経営者インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集しています。今回、ご紹介する経営者は、加藤昌人氏(株式会社プロセミ 代表取締役)です。(2019年6月26日 2019年7月 3日 配信)
今回は、セミナー事業やセミナー事務局業を行う株式会社プロセミの加藤昌人社長にお越しいただきました。有限会社てっぺんや未来総研株式会社でセミナー事業に携わり、2015年に株式会社プロセミの代表取締役に就任されました。現在は、セミナー事業や、人間力大学などの事務局業を行っている加藤昌人社長のお話しは、多くの経営者様に大変参考になるかと存じます。ぜひお聞きください!
新谷哲:今回の経営者インタビューは、株式会社プロセミの加藤昌人社長です。まずは経歴をご紹介します。株式会社東京めいらくに入社し、4年間で関東No.1の成績を収められたそうです。その後、有限会社てっぺんセミナー事業部に入社し、未来総研株式会社に移籍。セミナーなどの事業に携われました。その後、TSUNAGARIという会社を起業し、代表にお就きになられ、そして株式会社プロセミの代表取締役に就任されます。現在はセミナー事業や、株式会社てっぺんの経営者である大嶋啓介社長が開催する「人間力大學」の事務局を経営しております。加藤昌人社長、本日はよろしくお願いいたします。
加藤昌人:よろしくお願いします。
新谷哲:最初のご質問です。出身は、千葉県ですか?
加藤昌人:いえ、出身は東京都です。千葉県は事業の関係上、6年~7年ぐらい前に移ったという感じです。
新谷哲:では、小学校・中学校時代は東京で過ごされたのですか?
加藤昌人:そうです。小学校の時は、運動は得意でしたが、勉強は苦手でした。
新谷哲:運動が得意とは、ガキ大将とかそんな感じですか?
加藤昌人:ガキ大将ではなく、誰とでも仲良くなれるタイプで、仲の良い人が多かったです。中学校でも友達が多かったので、ただ遊んでいたような中学生でした。
新谷哲:高校も東京都の高校に進学されたのですか?
加藤昌人:そうです。勉強はできなかったのですが、中学校の先生に可愛がっていただいたので、商業科の推薦をもらって高校に進学しました。
新谷哲:高校時代はどのようにお過ごしになりましたか?
加藤昌人:高校時代は、柔道部で3年間活動をしました。部活では副キャプテンになりました。他には、中学と違って成績が良かったです。なぜかというと、商業科の生徒にはテストの問題とか教えてくれたからです(笑)。また部活の監督がめちゃくちゃ怖く、赤点を取ったら大変なことになるので、一所懸命、勉強をしました。
新谷哲:高校卒業後は立正大学に進学されますが、こちらを選ばれた理由はございますか?
加藤昌人:高校では成績が良かったので、推薦で進学することができたからです。
新谷哲:大学時代はどのようにお過ごしになりましたか?
加藤昌人:アルバイトをしながら、夜間コースで勉強をしていました。生活の中心はアルバイトですね。
新谷哲:大学卒業後は、株式会社東京めいらくに就職されますが、選ばれた理由はございますか?
加藤昌人:何社か受けた中で、受かったのが東京めいらく1社だけだったので、選びました。
新谷哲:東京めいらくでは、関東No.1という素晴らしい成績を収められていますが、No.1を取れた理由はございますか?
加藤昌人:関東No.1というのは、ルートセールスでの成績です。業務用の商品を扱っていたので、レストランに飛び込み営業をしながら、1店舗ずつ成績を伸ばしました。ただ当時は、成績のことを全く気にしていませんでした。僕の同期は300人ぐらいいたのですが、なぜか周りから「僕が最初に辞めるだろう」と思われていました。最初に退職するのは悔しい、と思いながら一所懸命やった結果、関東No.1の成績になっていました。
新谷哲:東京めいらくには何年ほどお勤めになられたのですか?
加藤昌人:9年間ぐらいです。
新谷哲:東京めいらくで9年間お勤めになり、株式会社てっぺんのセミナー事業部に転職をされますが、どのようなきっかけがあったのでしょうか?
加藤昌人:当時、てっぺんのNo.2の方が、僕と同い年でした。その方とは、大学でやっていたバイトで一緒に働いたことがあり、同い年だったこともあり仲良くなりました。就職後も、年に何回か会って飲んでいた縁で何度か「営業が欲しいから、来てくれよ。お前よりできる営業マンは腐る程いるけど、俺はお前と一緒に働きたいんだ」と誘われていました。彼の誘いを受けたきっかけは、東京めいらくで働き過ぎて、肺炎で1週間ぐらい入院したことです。入院中に「このままで良いのかな?」と考えて、No.2の方から誘われていたことを思い出し「あいつと一緒に働きたい」と思ったことが、転職の理由です。2009年ごろのことだったと記憶しています。
新谷哲:その後、未来総研株式会社に移籍されます。ここでは、株式会社てっぺんのセミナー事業に携わったのですか?
加藤昌人:そうです。てっぺんとは共同オフィスだったので、てっぺんのセミナー事業に携わりました。
新谷哲:その後、TSUNAGARIを起業して経営者となりますが、どのような経緯で経営者となったのですか?
加藤昌人: 3年ほどてっぺんのセミナー事業をした後に「未来総研でも自社のセミナー事業を経営しよう」となり、起業塾が企画されました。でも僕は起業して経営者になった経験がなく、起業して経営者になった人の気持ちが分かりませんでした。そこで「まずは個人事業主として起業し、経営者になろう」と決めました。
新谷哲:ではその個人事業が、株式会社プロセミの前身になったのですか?
加藤昌人:そうです。
新谷哲:プロセミの事業ですが、これは未来総研と似た事業を経営しているのですか?
加藤昌人:全く別です。未来総研もセミナー事業を経営していましたが、メインは飲食店経営の事業でした。
新谷哲:では、てっぺんのセミナー事業部をちゃんと引き継いだのは、プロセミということですか?
加藤昌人:そうですね。人間力大學の事業はプロセミが経営しています。スタッフもてっぺんの経験者が多いです。
新谷哲:よろしければ、プロセミが現在経営している事業をご説明いただけないでしょうか?
加藤昌人:メインで経営している事業は、人間力大學のセミナー事業です。人間力大學の理事長は、てっぺんの代表でもある大嶋啓介社長です。セミナーでは毎月、「人生を変えてもらった、とスイッチが入るような講師」をお呼びしています。このセミナー事業の経営がメインになります。
新谷哲:ここからは、全く違うご質問もさせていただければと思いますが、「好きなもの・好きなこと」を事前にお聞きしていて、「ハイボール・格闘技」とお答えいただきました。格闘技がお好きなのですか?
加藤昌人:すごく好きで、よく観に行きます。小さい頃からプロレス見たりとかしていて、途中からプロレスじゃない真剣勝負があることを知り、すごく好きになりました。
新谷哲:格闘技も種類がいっぱいありますが、一番はまっていらっしゃるのは何ですか?
加藤昌人: RIZINという総合格闘技です。
新谷哲:座右の銘もお聞きして「和して同ぜず」とお答えいただきました。こちらを選ばれた理由はございますか?
加藤昌人:大学時代にアルバイトをしていたガソリンスタンドで、お世話になった方から「加藤くんは和して同ぜずという性格だね」と言っていただいたことがきっかけです。「周りと協調しながらも自分の芯を持ってやる」という良い言葉だと思い、座右の銘にしております。
新谷哲:次が最後のご質問です。全国の社長・経営者、これから起業する方に向けて、経営者として成功する秘訣をお教え下さい。
加藤昌人:経営者として成功する秘訣は、「出会いをすごく大切にすること」だと思います。僕は個人事業主になる前に、千葉県のある団体の方から「地元に大嶋さんを呼んで講演をしたい。でも予算が足りない」と相談を受けました。僕は千葉県のエリアにいた、てっぺんのセミナー事業部のメンバー1人ひとりに電話して、「皆で講演会やろうよ」と人を集めて講演会を開催しました。これがきっかけで事務局を任されるようなことになり、今の事業に繋がることとなりました。目の前ことはすぐに利益になるか分かりませんが、出会いを大切にし、一所懸命尽くすことで、将来に繋がることもあります。損得勘定を抜きにして、とにかく一所懸命その人と関わることが経営者として成功するポイントだと思います。
新谷哲:出会いは大変大切だということですね。加藤昌人社長、本日はどうもありがとうございました。
加藤昌人:こちらこそありがとうございました。
編集後記
プロセミの加藤昌人社長とは仲が良く、ご一緒に飲みに行ったりもしていますが、知らないことがいっぱいございました。特にセミナーのプロである加藤昌人社長が、全然違う方面からきた方ということは初めてお聞きしました。でも変わらないことはありますね。加藤昌人社長は人脈を広げることが本当にお得意な方で、周りには人がいっぱい集まります。インタビューをお読みの経営者様も、加藤昌人社長のように人が集まる経営者を目指して下さい。
加藤昌人氏
株式会社プロセミ 代表取締役
株式会社東京めいらく入社、4年間で関東No.1の成績を収める。有限会社てっぺんのセミナー事業部に入社後、未来総研株式会社に移籍。有限会社てっぺんや未来総研株式会社でセミナー事業に携わり、2015年に株式会社プロセミの代表取締役に就任。
※本インタビューへの出演をご希望の方はこちらよりご応募ください。
本インタビューは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の経営者インタビューを編集したものです。文中に登場する社名、肩書、数字情報などは、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
今回は、加藤昌人氏(株式会社プロセミ 代表取締役)の経営者インタビューを取り上げました。
『社長の孤独力』抜粋版(PDF29ページ)
無料プレゼント中!
『社長の孤独力』(新谷哲/著) の【抜粋版】を無料プレゼントしております!
71の課題の中から「資金・人材・売上・採用・後継者」の5つを抜粋いたしました。銀行からお金が借りれない、社員がすぐに辞めてしまう、売上を伸ばしたい、など、具体的なお悩みの解決策が掴めます。ぜひご覧ください。
無料プレゼントの詳細はこちら