本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。
相談内容:「どのように面接で応募者の嘘を見抜いていますか?」
- ご相談者:K様
- 業 種:製造業
はじめまして。千葉で製造業を営む、Kと申します。本日は、採用面接で嘘を見抜く方法について、質問があります。弊社は毎年、製造部門・営業部門の人間を採用しています。合計で10名前後を採用しているのですが、やる気がない、根性がない、そんな人材も入ってしまいます。本来であれば、面接の段階ではじければいいのですが、面接での嘘を見抜くことができず、困っております。新谷社長は、面接でどのようなことをして、応募者の嘘を見抜いているのでしょうか?ぜひお聞かせいただければと思います。
ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)
正直、私自身面接で応募者の嘘を見抜けているかというと、微妙です。ただ、嘘を絶対についてはいけないとは思っていないので、多少であれば見逃して採用することがあります。もちろん、完全に嘘をついている場合は例外です。
私の面接では、最初に会社の説明をした後、履歴書に沿って出身・学歴・経歴の入社理由や退職理由などを事細かに聞いていきます。すると、微妙につじつまが合わない点が出てくることが多いです。この場合、1社ぐらい省いていたりする可能性があります。
そもそも、新卒採用でない限り、応募者には前職を辞めた理由があります。退職理由で一番多いのが人間関係、次に給料面です。この2つを正直に言う人はあまりいません。「ウェブマーケティング側に移りたいと思い退職をしました」などとおっしゃる方が多いですが、内心は眉唾物です。面接では、自分を良く見せるため、全ての応募者がウソをついているのです。
しかし、これらは大きな問題ではありません。それよりも、一生懸命さや、頭の良さ、根性を持ち合わせているかの方が重要だと感じます。そこを確かめるためにも、面接では応募者の質問を100%受付けられるように時間を取っています。質問がたくさん出てくる方は、頭がいい、もしくは事前にしっかり会社を調べてきているのです。質問があまり出てこない方は、やる気がないと判断してよいでしょう。
ぜひ、応募者の声に耳を傾け、やる気のある方を見極めていかれてはいかがでしょうか?ご希望がございましたらご相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。
新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。
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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「採用面接で嘘を見抜く方法とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。
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