リモートワークにおける課題解決の方法を解説

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「フルリモートにするには、どのようにコミュニケーション・マネジメントに取り組めばよいでしょうか?」

  • 相談者:T様(40代:男性)
  • 業 種:ホームページ制作、インターネット広告制作会社業 種:ホームページ制作、インターネット広告制作会社
  • 所在地:東京都
  • 社員数:10名

新谷さん、はじめまして、Tと申します。新型コロナウイルス感染症対策で、弊社も一部テレワークを導入しました。いずれは、全社テレワーク体制に移行しようかと検討を進めています。フルリモートを導入するにあたって、今から乗り越えるべき問題は多数ありますが、やはり、コミュニケーションとマネジメントが一番の課題であると考えています。WizBiz様では、リモート時のマネジメントやコミュニケーションは、どのように取り組んでいらっしゃいますか?また、リモートワークで直面した課題などありましたら、その対応方法も含め是非お聞きしたいです。よろしくお願いいたします。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

弊社では、コロナウイルスが流行する以前から在宅勤務制度を導入していました。在宅メンバーとリアルで合う頻度は、1か月~3か月に1回でしたが、コロナ以降、半年~1年に1回へと減りました。とはいえ「何か問題が発生しているか?」と言うと、まったくございません。なぜ、フルリモートでも問題ないかと言うと、マネジメント・コミュニケーションを円滑にする「仕組み作り」をしているからです。

弊社では、マネジメントは成果主義を採用しています。そのため、社員自体にマネジメントやコミュニケーションと言う感覚が割と少ない可能性もあります。それであっても「仕組み作り」は人事評価制度を整えることから始まります。人事評価制度をきっちり整えることで、個人の目標設定に繋がります。「自分は何をすべきか?」が明確であれば目標に向かって努力をしていけばよいのです。そして、設定された目標に合わせて、個人・チームごとに管理者はマネジメントを行います。そして、毎月全社員が達成率を報告し合い、その成果に基づき給与査定が行われます。これらの過程で、管理者が社員一人ひとりの悩みをくみ取りアドバイスをする場を各所に設けているので、コミュニケーションも取ることができるようにしています。また、昼礼(朝礼)で全社員がオンライン上で集まり、私の講話や、社員同士が話す機会を作っています。

このように、フルリモートを導入するにあたり重要なのは、人事評価制度と相談する仕組みが出来ているか?ということです。制度をしっかり整えていくことで大方の課題は解決できます。だだ、これだけではプライベートの課題までは解決しきれません。たまにはオンライン上でもかまわないので、プライベートの相談にも乗ってあげられるような関係性を築いていければよいですね。ご希望がございましたらご相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「リモート時の課題解決法とは!」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

『社長の孤独力』抜粋版(PDF29ページ)
無料プレゼント中!

『社長の孤独力』(新谷哲/著) の【抜粋版】を無料プレゼントしております!

71の課題の中から「資金・人材・売上・採用・後継者」の5つを抜粋いたしました。銀行からお金が借りれない社員がすぐに辞めてしまう売上を伸ばしたい、など、具体的なお悩みの解決策が掴めます。ぜひご覧ください。

無料プレゼントの詳細はこちら

関連記事