経営者の経営課題を解決!「起業の段階で、上場や事業売却をする方法を考えるべきか?」

経営者の経営課題を解決!「起業の段階で、上場や事業売却をする方法を考えるべきか?」

新谷哲の経営相談「経営者の経営課題を解決!」

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。(2019年1月配信)

 

相談内容:「起業の段階で、上場や事業売却をする方法を考えるべきかお教え下さい」

ご相談者:G様

こんにちは。いつもためになる配信をありがとうございます。

私は現在、会社勤めをしておりますが、最近独立して経営者となった旧友に触発され、一生に一度の人生を後悔したくないと思いました。そこで、副業でやっていたドローンに関する事業で起業をし、経営者になる準備を進めております。

独立して経営者となった友人は起業段階から「上場を目指す!」と高い志を持っていました。私も経営者になるなら、絶対に上場させるという気概を持って経営を成功させ、家族を楽にさせたいと考えています。

一方、上場を目指すのではなく、「ある程度経営をして会社が大きくなったら事業売却をして、まとまった資金を得て別事業を経営する」という考え方もあると聞きました。まだスタートもしていない段階で気の早いお話なのかもしれませんが「起業時点から、上場か事業売却かを決めて経営をするべきなのだろうか?」と、疑問に思いました。

上場を目指すか、事業売却を目指すかで、その後の経営方針、経営方法は変わると思います。新谷社長は、起業の段階で上場を目指すか、事業売却を目指すかを決めるべきとお考えでしょうか?ご意見をお聞かせください。

 

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

結論を先に申しますと、起業の段階で経営方針、経営方法を決定してもしなくても、どちらでも構いません。

私はもともと、東証一部上場企業に勤めていたのですが、そこを辞めたいと言っていたら、「赤字事業を外に持ち出せ」と言われました。これが弊社WizBizを起業したきっかけとなります。

現在は上場を目指して経営をしておりますが、持ち出した時には「上場しよう」とは考えていませんでした。起業するときは、「弊社の事業は経営者向けネットメディアだ。ならば70万社ぐらいの会員数にし、日本最大の事業主サイトにしなければならない」と考えて経営方針を作りました。「経営者向けネットメディアにするには、どんな方法を取るべきか」を考えた結果、「上場をする方法が一番良い」となっただけです。もしも、「事業売却をすることが一番いい方法だ」と結論を出していたら、事業売却を目指した経営方針、経営方法を取っていたと思います。しかし上場するにしても、事業売却するにしても、事業経営が上手くいっていることが大前提になります。

起業の段階で考えるべきは、「上場にするか、事業売却にするか」ではなく、「収益性のあるビジネスモデルを育てる方法」です。収益性のあるビジネスモデルや、社会的に意義のあるビジネスモデルを作ることができれば、上場や事業売却は結果的にやりやすくなります。

ぜひ、上場や事業売却ができる、将来性のあるビジネスモデルを考えていただければと思います。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング「起業の段階で、上場や事業売却をする方法を考えるべきか?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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