経営に欠かせない最新の情報収集をする方法とは?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「経営に関する最新の情報収集をする方法をお教え下さい」

  • ご相談者:B社様
  • 業種:人材紹介業
  • 従業員数:40名

私は、都内で若手人材に特化した人材紹介業、採用コンサルティング業を経営する、7年目の経営者です。本日、新谷社長にお伺いしたいのは、今後「人工知能(AI)」が浸透していく環境に経営者としてどう向き合っていくべきなのか、どのように情報収集をすればいいか、です。

AIに関しては今大変話題であり、積極的に情報収集しています。AIに仕事が取って代わられる、という説や、逆にうまく経営に活用することによって事業拡大するチャンスにもなりうるという説もあり、どちらが正しいのか分かりません。

弊社としては当然、この大きな変化に足をすくわれるのではなく、うまく波に乗って事業を拡大させ、経営を軌道に乗せていきたいと考えていますが、うまく情報収集ができていません。

多くの中小企業のご相談に乗られている新谷社長として、大きく取り巻く世界が変わる場合に、どのような方法で情報収集しているのか、アドバイスをいただきたいです。また人工知能に関しても、これからの企業経営にどんな変化をもたらすのか、お考えがあれば教えてくださると幸いです。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

AIがどうなるか。正直言うと、私も分かりません。進んでいくとは思いますが、どこまでいくのかというのは分かりません。しかし、世界情勢は刻々と変わりますので、経営者としては常に情報収集はしなければなりません。

情報収集の方法は、大きく3つあります。1つ目の方法は、新聞・雑誌からの情報収集。私は日経新聞を必ず読み、経営のための情報収集源にしています。またネットではどんどん情報が出てきますので、情報収集のためになるべくネットも見るようにしております。

情報収集をする2つ目の方法は、経営セミナーに参加することです。雑誌や新聞では出てこない情報が、経営セミナーだと出てくることがあります。私はある経営セミナーで「Facebookの持っている特許の1つは、もともとSONYが持っていた技術だ」という話が聞きました。この情報はザッカーバーグ自身もあまり話さないので、知っている人はごく少数。セミナー講師は知っている少数でした。経営セミナーに参加することで、世の中に出ていない情報が聞けるので、情報収集するには良い方法だと思います。

情報収集する3つ目の方法は、やはり経営者との人脈を広げること。経営者は新聞・雑誌にも載らない、経営セミナーでも話さない、そんな専門家の情報を持っている可能性があります。例えば、飲んでいる最中に、「そんなことがあるんだ」と情報がもたらされるなど。AIの情報収集をするのであれば、AIの専門家である経営者と交流を深めておくことで、最新情報を得られるのではないでしょうか。是非、経営に役立つ情報収集のために、経営者との人脈を広げることをおススメいたします。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング「経営に欠かせない最新の情報収集をする方法とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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