経営者の経営課題を解決!「社員数が増えて、組織管理ができなくなった。その解決方法とは?」

経営者の経営課題を解決!「社員数が増えて、組織管理ができなくなった。その解決方法とは?」

新谷哲の経営相談「経営者の経営課題を解決!」

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。(2019年1月配信)

 

相談内容:「社員が急激に増えて、組織管理ができなくなりました。どのような方法を取れば、組織管理ができるのかお教え下さい」

ご相談者:J様

業種:研修業

所在地:群馬県

初めまして。北関東で研修会社を経営しています、Jと申します。

仲間内数名で事業経営スタートした会社ですが、お陰様で業績が大きく上がり、昨年から社員を増やすとともに、新事業にも着手できるようになりました。経営が順調で業績が伸びてきたのは嬉しい限りですが、人数が増え仕事も複雑になってくると、組織管理ができなくなるという新たな経営課題が出てきました。

少人数で運営していたときは、誰が何をしているかなど目が届いていたのですが、現在は、社内で何が起きているのか、社員達が日々何を行っていて、問題は起きていないかなど把握しきれず、組織管理ができていないことに困っています。

友人の経営者にも組織管理ができないことを相談したところ、日報代わりに帰宅前に全社員に今日の成果をメールする、というルールを導入したと教えてもらいました。しかし社員も面倒なのか、なかなか浸透せず、あまり機能していないと言われました。

新谷社長の会社では、組織管理について何か工夫している点はありますでしょうか?また、どのような方法を取れば、再び組織管理ができるようになるでしょうか?ぜひ、教えていただけますと幸いです。

 

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

組織管理については、多くの経営者が悩む問題です。

私も先日、従業員が20名ぐらいから100名に急増したという経営者から、「会社の全体像が把握しきれず、組織管理ができなくて困っている」を受けましたので、成長企業の経営者であれば誰もが抱く経営課題でしょう。

J様は「スパン・オブ・コントロール」という言葉をご存知でしょうか?これは、「1人の人間は5人までしか面倒を見ることができない」という理論で、組織管理に関する経営課題を解決する方法にも繋がります。

私も元部下達を観察していますと、やはり1人で5人程度、優秀な人間でも、7人程度しかマネジメントすることができませんでした。そのため従業員が10名とか20名になると、どんなに優秀な経営者でも、全体を把握することができず、組織管理ができなくなります。これは普通のことです。解決する方法としては、1人で社員の面倒を見ることを諦めること。経営者の他に、マネジメントができる人間を育てること。これが、組織管理に関する経営課題を解決する方法であり、貴社の次の経営課題になります。

組織管理の経営課題を解決する方法としては、日報を出させることも重要です。弊社では日報を出すことが就業規則にまで入れています。一般社員だけでなく、経営幹部も経営者も皆、日報を出すことをルール化し義務にしています。組織管理のために全体像を把握する意味では、日報も有効な方法となります。

しかし、組織管理をするためには、「スパン・オブ・コントロール」から考えても、マネジメントできる人間を増やす必要があります。マネジメントできる人間が育つまでは、日報を出させるという方法で、組織管理をするのが良いでしょう。もちろん、一度定着してしまえば、マネジメントがしやすくなりますので、人材が育ってからも続けることが大切です。

ぜひ、マネジメントが出来る部下を育て、会社を大きくしてください。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング「社員数が増えて、組織管理ができなくなった。その解決方法とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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