Q:営業社員がなかなか育たない時の対策は?

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。

本日は、『社長の孤独力』2章2項「営業社員がなかなか育たない」を解説いたします。

本書「社長の孤独力」の中では「トーク力ではなく質問力を身に付けさせる!」と書かせていただきました。経営者の皆様はSPIN法を学ばれた方は多いと思いますが、営業は質問が全てです。相手のことに関心を持ち、SPIN法の順番通りに丁寧に聞いていくと、相手の経営課題や優先すべきことが全て分かります。コンサルタントであれば、そこで解決策を立案することが提案手法の1つですし、これを行うと相手方は乗ってくれます。

そのため営業社員を育てるためには、まずSPIN法を教えるのが良いでしょう。私も部下に指導をするときは、SPIN法の通りに「商品・販路・販促・人材・お金」の順番で質問をしろ、と言っています。また質問の順番だけでなく、「なぜこの順番で質問するのが良いのか?」ということまで論理的に覚えさせます。これを全員に教えるのが私の研修スタイルです。営業は質問力が重要です。質問力を付けさせるにはSPIN法を勉強させることが一番でしょう。

また良い質問するためには、基礎知識が必要になります。営業社員にはSPIN法を勉強させるだけなく、色々な本を読ませたり、様々な勉強をさせることが必要です。弊社では社員に、必読書を読ませ、基本知識を身に付けさせています。経営者の皆様もぜひ、SPIN法や本を読ませて、良い質問をする営業社員を育てて下さい。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力番外編!「営業社員がなかなか育たない」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

『社長の孤独力』抜粋版(PDF29ページ)
無料プレゼント中!

『社長の孤独力』(新谷哲/著) の【抜粋版】を無料プレゼントしております!

71の課題の中から「資金・人材・売上・採用・後継者」の5つを抜粋いたしました。銀行からお金が借りれない社員がすぐに辞めてしまう売上を伸ばしたい、など、具体的なお悩みの解決策が掴めます。ぜひご覧ください。

無料プレゼントの詳細はこちら

関連記事