社長の孤独力番外編!「社員を幸せにする方法が分からない」|経営ノート

社長の孤独力番外編!「社員を幸せにする方法が分からない」|経営ノート

「社長の孤独力」番外編

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説するとともに、本書では書ききれなかったポイントもご紹介します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、本コーナーは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。(2019年11月配信)

第17回「社員を幸せにする方法が分からない」

本日は、『社長の孤独力』2章8項「社員を幸せにする方法が分からない」を解説いたします。

私は個人的に、人が人を幸せにすることは、傲慢中の傲慢だと思っています。というのも、人生というものは個々人の自己責任で決まると考えているからです。自分の人生の方向性を幸せにできるかは、本人次第なのです。経営者様方が「社員を幸せにしたい」と願うことは正しいことですが「社員を幸せにできる!」と思うことは勘違いです。昔、とあるセミナー講師が「自分は社員達を幸せにするんだ!」と言ったことがあります。それを聞いた瞬間に「考え方、生き方、人生観、世界観が違う社員達に対してそのようなことをいうのは、傲慢が過ぎるのではないか?」と言って揉めたことがあります。そのセミナー講師はきょとんとしていたので、揉めたというよりは伝わらなかったのかもしれません。

私は社員の幸せのために経営者ができる仕事は、「社員が幸せになりやすい環境を整えること」だけだと考えています。やはり会社ごとに組織風土、企業文化があります。それに合うか合わないかで、幸せになりやすい人、幸せになりにくい人が出てきます。会社に合わない方は幸せになりにくいので、その方々は諦める方が良いと思います。一方で、会社に合う方が幸せになりやすい環境を整えるべきです。

弊社の場合は、社員には自由に生きて欲しいので、副業やテレワークを認め、推奨しています。自由な分、責任があると指導をしていますが、自由で責任のある環境が好きな社員であれば、居心地が良い環境となっています。まずは、経営者様の組織風土、企業文化に合う社員を入れ、その後に彼らが幸せになりやすい環境を整えることが必要です。そのような環境整備が重要になりますので、ぜひ行っていただければと思います。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力 番外編「毎年増え続ける人件費を抑えたい」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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