社長の孤独力番外編!「増えすぎた社員をリストラすべきか悩んでいる」|経営ノート

社長の孤独力番外編!「増えすぎた社員をリストラすべきか悩んでいる」|経営ノート

「社長の孤独力」番外編

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説するとともに、本書では書ききれなかったポイントもご紹介します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、本コーナーは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。(2019年12月配信)

第18回「増えすぎた社員をリストラすべきか悩んでいる」

本日は、『社長の孤独力』2章9項「増えすぎた社員をリストラすべきか悩んでいる」を解説いたします。

私はコンサルタントですので、リストラをしなければならない場面では「1秒でも早くリストラをしろ」と言います。しかし最優先するべきは、リストラをしないで済む状況を作ることです。リストラをしなければいけない状況にあることが、本来は問題なのです。リストラをする前に、資金調達をしたり、業績を上げる努力をしてください。業績が上がらないのであれば、他の事業、新規事業に取り組んで業績が上がるようにしてください。早めに手を打てるかが勝負の分かれ目となります。

しかし、リストラをしなければならない状況に陥ることはあります。リストラをすれば会社が生き残ることができるのなら、1秒でも早くリストラをすべきです。このようなことを言っている私も、社員をリストラしたことがあります。資金調達をし、業績を上げる手を打ちましたが、リストラをしなければならなくなりました。緊急朝礼ということで社員を全員会議室に呼びました。そこで最初に行ったことは、頭を下げることです。このような状況になり、会社が倒産するかもしれない。そのような会社に残りたくない社員がいればいち早く辞表を出して退職し、次の職場に移っていただいても構わない、と頭を下げました。また、そこからさらに「残っていただける社員は、できれば株を買って欲しい。会社に出資してほしい」とまでお願いをし、社員に出資をしていただきました。中にはすごいことに、会社は辞めるけど出資をする、と言う社員もおりました。私の意図が伝わっていなかったようなので、その方々には改めて説明をして出資なしで辞めていただきました。

社員をリストラしなければならない状況で大切なのは、社員達に一気に話をし、頭を下げることを1秒でも早く行うことです。場合によっては、私のように出資のお願いをする必要もあります。ちなみに私は、頭を下げる方法などは、昔の秘書に教えてもらいました。また他の経営者様でも、同じようなことをされた方は多くいらっしゃいますので、リストラをするならば1秒でも早く頭を下げて下さい。迷っている暇はありませんので、1秒でも早く行ってください。もしやらないのでしたら、資金調達をするか業績を改善するかのどちらかしかありません。経営者の皆様は、このように思っていてください。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力 番外編「増えすぎた社員をリストラすべきか悩んでいる」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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