補助金や助成金を利用するための手順とは?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「補助金や助成金を利用するには何から手をつければよいですか?」

  • ご相談者:E社様
  • 事業内容:Web制作会社

弊社はホームページや動画作成などを手掛けるWeb制作会社です。今までは、とにかく受注に繋げることに重きを置いて経営をしてきましたが、ようやく経営も安定しました。社員数も増えてきたので、補助金や助成金を活用して社員のために何かできないかと考えるようになりました。ですが、そのような制度を利用したこともなければ、社員は全員エンジニアで詳しい人材もいないため、何から手を付ければ良いか検討もつきません。そこで、補助金や助成金を利用するための手順や、WizBiz社で実際に利用している補助金や助成金について、可能な範囲でお教えいただければと思い、今回ご相談させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

補助金や助成金を利用するには、まずどのような制度があるかを知る必要があります。補助金は経済産業省、助成金は厚生労働省などから支給されることが多いです。それ以外にも、都道府県ごとに、様々な種類があるので、WEB検索や、セミナーに参加されてみると良いでしょう。また、コンサルタントをつけるという方法もございます。補助金コンサルタント、助成金コンサルタント、社会保険労務士などでご相談に乗っていただけます。こうして、利用する制度が決まったら、申請し、条件を満たすことができれば、交付を受けることができます。

弊社では、補助金・助成金の申請をよくしていて、年間200万円ほどの交付を受けることができています。最近は(2021年1月収録)コロナに関連して補助金・助成制度が追加されてきています。さっそくIT導入補助金2021が創設されたので申請をしました。それ以外にも、近年では以下のような制度を利用しています。

キャリアアップ助成金・技能検定合格報奨金制度・教育訓練休暇等制度・職業能力評価制度・セルフキャリアドック制度・職場定着支援助成金(制度導入)・職場定着支援助成金(目標達成)・働き方改革宣言奨励金・中小企業雇用環境整備推進奨励金・65歳超雇用推進助成金働き方改革助成金・ボランティア休暇制度整備助成金・育児介護からのジョブリターン制度整備奨励金・事業継続緊急対策(テレワーク)など。

社内規程を変えるだけの制度もあるのですが、そのうちの一つで、副業規程を作ると貰える助成金がありました。弊社では元々、副業・在宅勤務・テレワークなどをしてよいという規程になっていたので、5万円ほど頂くことが出来ず「あちゃ~、先に作りすぎた!」と思ったこともあります(笑)

様々な助成金があるので、ぜひお調べ頂き活用されてはいかがでしょうか?結果的にそれが、社員教育や社内の生産性向上に繋がります。ご希望がございましたら無料でご相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「補助金や助成金を利用するための手順とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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