在宅勤務制度の導入は採用に有利なのか?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「在宅勤務制度の導入は、採用に有利になるのかお教え下さい」

  • ご相談者:U様
  • 業種:不動産
  • 従業員数:10名

初めまして。賃貸業を経営している代表のUです。

家族は祖父の代から大家業を営んでおり、現在父が管理・所有している御茶ノ水の賃貸オフィスの一角で事業を営んでおります。家族所有のオフィスであるが故、純粋にコストダウンも図れており、業績もそこそこ好調であります。

しかし、今いる社員たちの通勤時間は往復で平均4時間強かかっており、移動による時間ロスが課題となっています。これまで通勤時間が理由で退職していった仲間も数名います。

そこで現在、在宅勤務制度の導入を検討しています。もちろん社員全員が対象ではなく、現社員では、オフィスまで特に遠い2名を対象に考えております。在宅勤務を検討する運びになった理由は大きく分けて3つあります。

1つ目が、時間の節約による生産性のアップを図るため。2つ目が、離職防止。そして最後が、現在、採用募集をかけても全く面接が入らない現状を打開するため、場所に縛られない人材採用を行う必要性を感じたからです。

WizBizさんでは、在宅勤務制度は導入していらっしゃいますか?もしくは在宅勤務制度に反対派でしょうか?

新谷社長のご意見をぜひお聞かせください。よろしくお願いします。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

弊社では創業時から在宅勤務制度がございます。

現在でも、数名のメンバーが在宅勤務を行っています。在宅勤務のメンバーは、全体の会議のときなど、週2~3日は会社に来ています。ただ私としては、会社に来るのは週1日ぐらいで、あとは在宅勤務というのが理想です。

なぜ在宅勤務を導入したかと言いますと、「成果を出せて自分を律せられる、自立できているメンバーはきちんと仕事ができるので自由に働くべきだろう」と、ある意味フリーランスに近い考えで、在宅勤務を導入しています。

また、ただのフリーランスよりも「社会保険とか健康保険とか労災とかがある、守られた立場でフリーランス的に働く」ことが良いと考えているので、創業当初より、在宅勤務を導入しています。ですので、U様が在宅勤務を導入されるのは大変素晴らしいし、良いことだと思います。

ただし、注意すべきこともございます。弊社が在宅勤務を認めているメンバーはベテラン勢です。自立ができるメンバーでないと「家で何も仕事しない」ことがあり得るので、「納期を守り成果をきちんと出せるメンバー」でないと、在宅勤務は厳しいです。

もう1つの注意点は、在宅勤務は、採用には全く繋がりません。

在宅勤務あると面接の時に言い、「素晴らしいですね」と言われても、入社するか別の話です。ですので、在宅勤務は「人材採用に関して、全く効果はない」と思った方が良いです。しかし在宅勤務制度の導入で、生産性のアップ等は計れます。通勤という、もったいない時間の節約になりますので、在宅勤務を導入されることは良いことだと思います。

在宅勤務を認めたりすると助成金制度もありますので、お調べになって活用されたら良いのではないでしょうか。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「在宅勤務制度の導入は、採用に有利なのか?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

『社長の孤独力』抜粋版(PDF29ページ)
無料プレゼント中!

『社長の孤独力』(新谷哲/著) の【抜粋版】を無料プレゼントしております!

71の課題の中から「資金・人材・売上・採用・後継者」の5つを抜粋いたしました。銀行からお金が借りれない社員がすぐに辞めてしまう売上を伸ばしたい、など、具体的なお悩みの解決策が掴めます。ぜひご覧ください。

無料プレゼントの詳細はこちら

関連記事